お問い合せ

不測の時代の良い会社 私見①

□ 「私見」として、

 

経営手法の「PDCA」「OODA」等には、どちらにもメリットやデメットが

あります。

 

メリット

 

・「PDCAを徹底する会社=良い会社」の図式で考える企業が今なお多い。

 

・「PDCA—全員で誤った方向を向かないよう、かなりの注意が必要な

     ように感じる」

 

・OODA—状況をまず見るところから始まる点でPDCAより進化している

     ように見える。

 

デメリット

 

・「PDCAにはスピードが鈍い、手順重視の傾向が強く現場社員が思考

     停止に陥る、などの問題点が指摘されているのも事実」

 

・「OODA—〝観察を継続する〟との点では徹底の度合いがそう高い

      わけではなく、未来を予測する上で見落としが多いとの指摘もある」

 

課題

 

・一般に経営者が経営計画づくりで頼りにするのは過去のデータだが、

  「そこからでは意味のある未来予測はできない」という。

    重要なのは現在起きていることであり、「そこに突然変異的な出来事が

    存在することがわかれば目をつぶらずに真剣に未来への影響を考えること」

     だそうだ。

     なぜ過去に意味がないかといえば、終わってしまって情報としての価値を

      損なったのに加え、企業のデータ解析では、時々表れる突然変異的事象を

      除外することが一般的だからだ。

 

・「何を計画し、どう動き、どんな的確な見直し作業が組織を挙げてできるか」

 

・「時々刻々と状況が変わるこの局面でPDCAはどれだけ有効なのだろうとの

      疑問が正直ある」

 

・(ウイルスとの闘いや経営の現場では世界が逆転する。)

     起きていることの中には過去データをあたっても把握できないことが

     多数存在し、危機の予測や事態の打開に貴重な示唆を与えてくれる

     情報が多くなる。

 

—–インターネットより抜粋—

 

示唆(しさ)とは、

 

直接的に指し示すのではなく、間接的にそれと判断されるような形で

(多分に断片的に)手がかりを提供すること。

それとなく示し教えること。

 


 

・経営でいえば、そうした状況下で過去の延長線上に計画を固めてしまっては

 危険だ。むしろ起きている事実を見極め、臨機応変に軌道修正する。

 PDCAを使うにしてもそういう姿勢がないと失敗の可能性が広がる懸念

 ある。

 

—–インターネットより抜粋—

 

臨機応変(りんきおうへん)とは、

 

状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。

▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。

「機きに臨のぞんで変へんに応おうず」と訓読する。

 

懸念(けねん)とは、

1. 気にかかって不安に思うこと。「安全性に懸念を抱く」「先行きを

       懸念する」

2. 仏語。一つのことに心を集中させること。

3. 執着すること。執念。

 


 

・コロナ禍で存在感を増すGAFAも全知全能ではない。PDCAやOODAを

 やっているから良い会社ではもろちんないし、より新しい「アジャイル」

 「ソフトウェア」などの先端的経営手法を導入したとしても不断の取り組みを

 欠いていれば、結果は同じに違いない。

 

—-インターネットより抜粋—-

 

不断(ふだん)とは、

 

1.とだえないで続くこと。また、そのさま。「不断な(の)努力」

 

2. 決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔不断」

 

3. (「普段」とも当てて書く)日常のこと。副詞的にも用いる。

  平生 (へいぜい) 。いつも。「不断の心がけ」「不断から注意している」

  「不断テレビはあまり見ない」


 

・もちろん、「現状を見極めること」は「慎重になりすぎること」ではないし、

     使うあてもない資金を積み上げることでもない。

 

・サントリーホールディングの新浪剛史社長は「社員と方向性を共有しつつ、

     経営者としてはプランA、Bを絶えずアップデートし、温めておきたい」

 

・攻めと守りは表裏一体であり、どちらに動くかは経営者の現状認識による

    ところが大きい。

 

・不測の時代には予定調和はない。

    今後の「良い会社像」も見えない未来の予兆を感じ取る会社、例外や

    突然変異と敏感に向き合える会社ということになっていくのではないか。

 

—-インターネットより抜粋—

 

予定調和(よていちょうわ)の意味

 

(日本社会で) 小説・映画・演劇・経済・政治等広い範囲で、観衆・民衆・

関係者等の予想する流れに沿って事態が動き、結果も予想通りであることをいう。

 


 

 

この続きは、次回に。

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