Coffee Blake-9月28日(月) ②
✔ 巣ごもり消費【sugomori-shouhi】
外出自粛期間に生まれた新しい消費需要。
Eコマース(電子商取引)を利用した自宅でのショッピングや、動画配信
サービスで映画などを楽しむ人が増加している。
ヨガやストレッチなどでの定期的な運動もお忘れなく。
<例文>
ごめんなさい。巣ごもり消費に慣れすぎて、財布忘れちゃったんです。
✔ ソーシャルディスタンス【social-distance】
ウイルス感染者拡大を防止するための手段。
社会において人と一定の距離を空ける、グループで集まらないように
するなど方法は様々ある。
日本語では社会距離拡大戦略と言い、正確にソーシャルディスタンシングと
なるが区別なく使われている。
<例文>
レジでソーシャルディスタンスを守って並んでいたら割り込まれた。
✔ デジタルトランスフォーメーション(DX)【digital-transformation】
「ITの浸透が人々の生活をより良くする」という概念のこと。
例えばAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)の普及により、
私たちの消費行動や企業活動などのあらゆる面で快適になっている
ことこそが「DXの浸透」だと言える。
<例文>
これからの時代はDXを意識した企業戦略を立てなければならない。
✔ テレカン【telecon】
テレフォンカンファレンスの略。
ビデオ通話サービスを利用して会議を行うこと。
移動にかかる時間やコストが省けるなどのメリットがあり、
自粛期間中に急速に利用が増えた。
これをきっかけに会議の必要性を見直す企業も多い。
<例文>
重要なテレカン中にお風呂上がりの家族が映り込んじゃって大変だったよ。
✔ オンライン飲み会【online-nomikai】
ビデオ通話サービスを利用した飲み会。
座席を気にせず大人数で同時通訳できたり、オリジナル背景で笑いを
とったり、オンラインならではの魅力が多く普及。
今では従来の飲み会のことを「リアル飲み会」と呼ぶことも。
<例文>
え? オンライン飲み会で今度おごるってどういうことだよ。
✔ サードプレイス【third-place】
自宅や職場ではない「第三の場所」のこと。
仕事との関係性に捉われず公園やカフェなど幅広い場所を指す言葉だったが、
現在はコワーキングスペースなど「仕事をするための場所」として使われる
ことが多い。
<例文>
サードプレイスで仕事をしたあとはバックホームします。
✔ シェアオフィス【shared-office】
正確にはシェアードオフィス。
複数の企業や個人が共有するオフィスのこと。
パソコンひとつで仕事ができるクリエーターなどの利用を中心に広がり普及。
オフィスの分散を図れる、新しい人脈を広げられるなどのメリットがある。
<例文>
この案件。シェアオフィスで出会ったデザイナーに発注したよ!
✔ ジョブ型人事制度【jobgata-jinji-seido】
入社時から担当する職務や報酬などを明確に定めて雇用する制度。
海外では主流だが、同一労働同一賃金の導入が進み、リモートワークも
広がるいま、国内の企業でも採用するケースが増加している。
<例文>
ジョブ型人事制度の導入により、我が社にも特定の職務に特化したプロが
育った。
✔ 2地域居住【nichiiki-kyoju】
都会と地方に2つの生活拠点を持ち、週末や数カ月など様々な頻度で
行き来する新しい生活様式。
インターネット環境が整備されてどこでも仕事ができるようになったいま、
注目を集めている。3、4地域と居住地域を増やす人も。
<例文>
あなたずっと会社と家の2地域居住だったのに、まだ居場所が欲しいの?
✔ ポストコロナ【post-corona】
コロナ禍が収束した後の世界を指す。
アフターコロナやビヨンドコロナなどとの違いは明確になっていないが
同じ意味として使われるケースが多い。
ビフォーコロナはコロナ流行前、ウィズコロナはコロナ流行中の生活や
社会活動を主に指して使われる。
<例文>
ポストコロナ時代には街に賑わいが戻ってほしいね。
✔ ローテーション勤務【rotation-kinmu】
オフィスに密な状況を生まないよう、社員の出社率を減らす勤務体系。
社員をグループ分けし、出社する時間帯をずらしたり、テレワークを
組み合わせて出社する曜日をずらしたりと企業によって方法は様々。
<例文>
ローテーション勤務で気になっていたあの人と会えなくなってしまった。
✔ ワーケーション【workation】
2000年代に米国で生まれた「ワーク」と「バケーション」を組み合わ
せた言葉。リゾート地などで休暇をしながら遠隔で働くこと。
リモートワークなどと同じように労働体系の一種であり、多くの場合
出勤として扱われる。
<例文>
ワーケーションに来たけれど、肝心のパソコンを忘れました—–。
【私見】
いかがでしたか。
この言葉は、新型コロナウイルス の影響拡大後によく耳にする言葉です。
多分、この他にも新しく耳にする言葉があると思います。
私がよく思うのは、新型コロナウイルス が発生していなかったら、
この言葉は、使われていたのか、使われていなかったか、という事です。
外国では、既に使われていた言葉も含まれています。
「日本は悪い意味で遅い」と感じます。
政府も「デジタル化を推進するために、デジタル庁新設」等のニュースも
聞きます。いろいろな意味で、「今更」という感です。
すべてに、「物事が起きてから」ではなく「物事が起きる前から」が大事で
あると感じました。
「災いを転じて福となす」
大変、難しい事ですが、「胆に命じる」心境です。
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美