Coffee Blake-令和3年1月9日(土) 「シェアリングエコノミー」
先日、新聞で「シェアリングエコノミー」についての記事を目にしました。
改めて、「シェアリングエコノミー」についてご紹介致します。
2021.1.9
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
信頼 孤立防ぎ、幸せ育む
内閣官房シェアリングエコノミー伝道師 石山アンジュさん
ネットを通じ、物やサービスを必要とする人と提供できる人をつなぐのが
「シェアリングエコノミー」だ。
昨年12月、シェアエコの協会と情報通信総合研究所が発表した調査では、
少しでも収入を増やそうと、部屋や車の貸し出しを始めた人が多かった。
料理が得意だからネット上で教えてみようなどと、個人の埋もれた才能を
発掘し、人と人との新たな結びつきを築けるのがシェアエコの利点だ。
コロナ禍で会合や移動が制限される中、「応援購入」「共感消費」という
形で連帯を感じることが可能になった。
ネット上で寄付を募るクラウドファンディングも伸びている。
残念なことに、コロナ禍で人と人との間に疑念や不振が強まった。
誰がウイルスを持っているか分からないため、疑念が不信を呼び、それが
分断や格差をも招いている。
信頼はつながりを築き、幸せをもたらすための重要な要素だ。
どうしたら信頼できる世の中を作れるか、共生や連帯意識を育めるのか。
それが課題だ。
私は今、東京と大分で2拠点生活を送っている。都会にいると、人と
関係を持たなくてもお金を払えば生活に困らない。
だが、過疎や高齢化が進んだ地方ではそうはいかない。
大風の時はみんなで家屋を守らなければいけない。
車や運転免許がなければ、人の助けなしには買い物もできない。
人と人との結びつきが希薄化した都会や、独居が増える日本全体で、
いかにつながりを持てるかが、今後のカギといえる。
幸い、情報技術(IT)の進歩により、場所や空間に縛られず、国内外の
人とつながることができる。
多くの人と価値観を共有して、消費行動を通じた助け合いも可能な
時代になった。
社会の分断と人々の孤立を防ぐには、個人と個人の連帯力が重要になる。
□ シェアリングエコノミー(英語表記)sharing economy
物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な
仕組み。自動車を個人や会社で共有するカーシェアリングをはじめ、
ソーシャルメディアを活用して、個人間の貸し借りを仲介するさまざまな
シェアリングサービスが登場している。
□ クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達
(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを
介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指して
います。
資金調達といえば、一般的に金融機関からの借入や関係者・ベンチャー
キャピタルによる出資などがあげられます。
クラウドファンディングは、そういった資金調達にはない「手軽さ」や
「拡散性の高さ」、「テストマーケティングにも使える有用性」といった
点が魅力的な新たな資金調達の仕組みとして近年注目されています。
中でも、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題をこう
解決したい」といったアイデアや想いを持つ人は誰でも“起案者”として
発信でき、それに共感し「応援したい」「モノやサービスを試してみた
い」と思った人は誰でも“支援者”として支援できる、双方にとっての
手軽さがクラウドファンディング最大の特徴といえます。
「シェアリングエコノミー」「クラウドファンディング」については、
随分前に「代表のブログ」でご紹介しております。
宜しければ、併せてご覧になって下さい。
2021.1.9
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美