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Coffee Blake-令和3年10月28日(木)「印象に残った言葉」

日経新聞 2021年10月21日夕刊「ニュースぷらす 私のリーダー論」に

ブラザー工業会長 小池 利和氏の記事が掲載されておりました。

また、10月26日朝刊では、「三井住友銀行会長 宮田孝一死去」の記事を

拝見致しました。

記事を読んでいて、「心に残った言葉-文章」をピックアップして、

お伝えしたいと思います。

 

2021.10.28

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

「ニュースぷらす  私のリーダー論」

                               ブラザー工業会長 小池 利和氏

 

■ 厳しくても下を向かない

 

・会長の小池利和さん(66)は「入社時から社長の座を狙っていた」と

 いう馬力の持ち主で、米国市場を開拓した実績がある。

 困難に直面しても明るく元気に振る舞い、「リーダーが下を向いたら

 会社は伸びない」と語る。

 

・リーダーは常に全体を俯瞰(ふかん)し、従業員とその家族、取引先など

 多くの関係者を幸せにすることを考えなければなりません。

 そのためにはグループ全体で何が起きているかを把握する必要があり

 ます。トップは三角形の底にいるべきです。最終責任は全てトップが

 負うからです。

 

・「最適な指示を出すには情報量がカギを握ります。私は工場などの現場を

 訪れたり、従業員と食事や花見をしたり、コミュニケーションを重視

 しています。」

 

・大組織の底辺にいるよりも小組織のトップをめざす『鶏口牛後』を意識し、

 いつかは社長になりたいと粋がっていました。

 

■ 運つかむ努力、米国で学ぶ

 

・「ビジネスは運」が信条だそうですが、その真意は何でしょうか。

 「数少ない好機をものにできるかどうかはその後の人生を左右します。(中略)

 ただ忘れてはならないのは、運をつかむ努力が重要だということです。

 私はあらゆる可能性を常に考えています。」

 

■ 成長持続へ自分流貫く

 

・経営にはスピードが重要です。変化の早い今の時代では、もたもたして

 いると競合とのレースから脱落しかねません。

 

・リーダーの条件には何が必要ですか。

 「つらくても明るく元気に振る舞うことです」

 

● 信条

 

堅く信じて守っている事柄。「独立自尊が私の信条だ」

 

● 真意

 

本当の気持ち・意向。また、本当の意味。

「真意をくみとる」「真意を探る」

 

● 好機

 

物事をするのにちょうどよい機会。チャンス。「千載一遇の好機を逃す」

 

「私見」

 

私の社会人時代の企業は、中小企業となります。

若い時に、ちょっとしたきっかけがあり、「起業」を志しました。

そのために、いろいろな勉強を致しました。同業の業界知識、同業の

仕事内容、〝他人より、より働くこと〟を心がけ、〝努力を惜しまない

ようにする〟等々。

 

その時に知った言葉が、「鶏口牛後」となります。

定年退職し、現在を思えば、私の社会人時代は、「鶏口牛後」でした。

この記事を拝見し、若い時のことを思い出した次第です。

 

● 鶏口牛後(けいこうぎゅうご)

 

鶏口牛後とは、大きな集団の末端にいるよりも小さな集団の先頭に立つ

ことを重んじるべきという意味のこと。鶏口牛後の語源は「鶏口となるも

牛後となることなかれ」で、由来は中国の故事「史記」蘇秦列伝に記載の、

秦と周辺6ヵ国との関係性を表したものである。2020/07/21

蘇秦(そしん) 鄙諺(ひげん)を以て(もって)諸侯(しょこう)に

説きて(ときて)曰はく(いはく)、 「寧ろ(むしろ)鶏口(けいこう)

となるとも、牛後ぎゅうご)と為る(なる)無かれ(なかれ)。」 と。

是(ここ)に於いて(おいて)、六国(りっこく)従合(しょうごう)す。

 


 

三井住友銀の宮田会長死去

旧住銀と融和に尽力

 

10月24日に三井住友銀行の宮田孝一会長が膵臓がんで亡くなられました。

まだ、67歳という若さで、ご冥福をお祈り致します。

 

・金融商品の売買を判断するうえで、実際に人と会って話を聞き、生の

    情報に接することを重視していたという。

 

・普段は温厚で声を荒げるタイプでない。若手にも分け隔てなく接し、

     部下を率いて食事に出かけることが多かった。

    「人を信用して、しっかり部下に任せる人だった」

 

・一方、自分に厳しく「仕事の準備は完璧にこなしていた」(三井住友銀

    幹部)絶えず勉強し「1歩や2歩、先を行く人だった」(旧三井銀OB)との

    評もある。

 

 

● 尽力

 

ある目的の実現のために、力を尽くすこと。「町の復興に尽力する」

 

 

「私見」

 

私の中学生の同級生が、4年前に膵臓がんで亡くなりました。

満62歳という若さです。

現在、「人生100年時代」といわれておりますが、決して、100歳まで

生きられる訳ではありません。

この記事を拝見し、〝人間味あふれる〟〝努力を惜しまない〟トップ

企業人の印象を受けました。このようなトップの下で働いている方々は、

〝幸せ〟だと思います。

 

〝良いことは、是非、継続して欲しい〟と願っています。

 

 

2021.10.28

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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