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Coffee Blake-令和3年11月11日(木)「ヤングケアラー」

読売新聞-2021年(令和3年)11月10日「社説」に「ヤングケアラー」の

記事が掲載されておりました。

 

私は恥ずかしながら、「ヤングケアラー」という言葉の意味を詳しく

知りませんでした。

〝老老介護〟ではないのですが、子供たちが〝両親や祖父母の介護、

兄弟の世話をする〟というのは、正に〝本末転倒〟で、〝親が子供の

面倒を見る〟ことは当たり前であり、〝祖父母の面倒を見るのは、

両親である〟という認識が強い私としては、ショックでした。

反対に、このような状況下にない子供たちは、〝私たちは、幸せである〟

という気持ちを感じていただければと思いました。

私としては、自分の子供や孫たちが「ヤングケアラー」にならないように、

心掛ける責任があります。

 

〝健康〟で〝元気〟に〝働き続ける〟ことで、「ヤングケアラー予備軍」を

増やさない努力をしたいものです。

 

● 老老介護

 

老老介護とは、65歳以上の高齢者を65歳以上の高齢者が介護している

状態を指します。

例えば、

 ・65歳以上の夫を65歳以上の妻が介護している

 ・65歳以上の親を65歳以上の子供が介護している

といったケースのことです。若い家族がいない、施設に入居するお金が

ないなどさまざまな事情で老老介護をしている世帯が増えています。

 

● 本末転倒

 

本末転倒とは、物事の根本的なことと、些細なことを取り違えることで

ある。 わかりやすくいうと、どうでもよいことにこだわって、大事なことを

疎かにしてしまうことである。本末転倒の本末は大切なことと些細なことを

意味し、転倒とはさかさまになることを意味する語である。

 

それでは、ご紹介致します。

 

2021.11.11

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

ヤングケアラー

 

周囲が悩みに気づける体制を

 

両親や祖父母の介護、きょうだいの世話をしている子どもたちはヤング

ケアラーと呼ばれる。

厚生労働省が昨年度初めて実施した全国調査では、中学2年生6%、高校

2年生の4%が「世話をする家族がいる」と答えた。

家族の世話に追われる子供たちの悩みに周囲が気づき、適切な支援につな

げられる環境をつくることが重要だ。

政府は来年度から、ヤングケアラーの本格的な支援に乗り出すという。

自治体と連携し、実効性のある対策を進めてもらいたい。

子供たちが親の手伝いをするのは大事なことだが、親に代わって家事の

責任を担うのは負担が大きく、学校生活などに影響を及ぼすことになる。

自治体などによれば、高校生が食事や洗濯などの家事を行い、疲れが

たまって遅刻が多くなったという例は少なくない。

認知症の親の世話を優先するため、就職を断念したケースもあるという。

日本語が母語ではない家族のために、病院の診察や役所の手続きで通訳を

する子供もいる。

悩みを抱えながら、誰にも相談できずにいる人が多い。

学校や自治体は、こうした子供たちの事情を早く把握し、関係機関と連携

して手を差し伸べる体制を整えることが大切である。

厚労省は、関係機関や民間団体との調整役となって子供の支援にあたる

「ヤングケアラー・コーディネーター」を育成する方針だ。

自治体が福祉事務所などに要員を配置した場合、経費の一部を補助する

仕組みを設けるという。

神戸市は6月、専門の相談・支援窓口を開設した。

社会福祉士らを配置し、学校や住民からの相談をもとに、教育、福祉、

子育て、障害などの関係機関と調整し、支援を進めている。

これまでに相談が約100件あり、このうち母子家庭の子供ら40人近くは

本格的な支援が必要と判断して対応しているという。

神戸市が対策を強化したのは、認知症の祖母を介護していた20代の女性が、

極度の疲弊から祖母を殺害するという事件が起きたことがきっかけだ。

こうした悲劇を繰り返してはならない。

厚労省は、教職員や介護職員らを対象に、ヤングケアラーの課題を学ぶ

研修を進める方針だ。

周囲の大人が理解を深め、当事者の孤立を防ぐことが不可欠である。

子供たちが担うケアの実情は、まだ不明確な部分も多い。

自治体は、実態把握に努めてほしい。

 

● ヤングケアラー

 

法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている

家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。

実態調査では、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負って、

本来、大人 が担うような家族の介護(障がい・病気・精神疾患のある

保護者や祖父母への介護など) や世話(年下のきょうだいの世話など)を

することで、自らの育ちや教育に影響を及ぼし ている 18 歳未満の子どもを

ヤングケアラー」と定義されている。

 

● 疲弊

 

1. 心身が疲れて弱ること。「神経が―する」

2. 経済状態などが悪化して活力をなくしてしまうこと。

  「財政が―する」


 

今後、「ヤングケアラー・コーディネーター」の情報がありましたら、

詳細を調べてみたいと思います。

私もこのような子供たちに対し、少しでも〝お役に立てる〟なら、〝大人〟

として、嬉しいことです。

 

 

2021.11.11

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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