Coffee Blake-令和3年11月29日(月)「飲みニケーション」
日経新聞-2021(令和3年)11月25日に、〝飲みニケーション「不要」が
6割〟の記事が掲載されております。
そもそも、「飲みニケーション」とは、どう言う意味でしょうか。
● 飲みニケーション
酒づきあい。酒を飲んでコミュニケーションをとること。
私の社会人時代は、〝ほぼ毎日〟退社後〝飲みニケーション〟でした。
会社の上司や部下、同僚、社長、顧問である税理士や公認会計士等々と。
その時の〝飲みニケーション〟のテーマは、〝いかに会社をよくする
か〟です。従って、〝グチをこぼす〟等の話は、私自身は、嫌いですし、
〝泣き言〟や〝言い訳〟の話は、〝御法度〟でした。
● 御法度
「法度」を敬っていう語。また、一般に禁じられていること。
「飲酒運転は―だ」
● 法度
1. 禁じられていること。してはならない事柄。
「酒の席で仕事の話は御―だよ」
2. おきて。法。特に、中世・近世における法令。
〝泣き言〟や〝言い訳〟〝愚痴〟は、会社に関係のない友人や知人、
先輩等にしておりました。
おかげで、翌日からの仕事に関しては、〝やる気〟をもって望んでいた
ように思います。
この記事を読んでの感想は、〝時代が変わったのかな〟という思いです。
仕事は仕事、私生活は私生活と、メリハリを持つことは良いことだと
思います。それで良いのであれば、結構。
しかし、古い考えかもしれませんが会社内で〝出世したい〟〝もっと給料が
欲しい〟という欲望があるならば、好き嫌いは言っていられません。
嫌なことも、時には我慢する必要もあります。
〝現状維持〟で良ければ、〝川の流れのように〟流れていくことです。
それでは、記事をご紹介致します。
2021.11.29
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
飲みニケーション「不要」が6割
お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の
支持率が急落している。
日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始
以来、初めて「必要」の割合を上回った。
日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する
人が増え、意識が変化したとみている。
調査は10月1〜13日にインターネット上で実施し、男女7774人が答えた。
飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が
37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。
不要と考える理由は「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が
30%、「お酒が好きでない」が22%。
年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の
66%だった。
必要との回答は38%で、内訳は「必要」が11%、「どちらかといえば必要」が
27%だった。必要な理由は「本音を聞ける・距離を縮められる」が58%で最多。
「情報収集を行える」が39%、「ストレス発散になる」が34%だった。
読んでいただいた感想は、どうですか。
正直、年代によって、感想は異なると思います。
お酒を飲む若者が少なくなったとか、家飲みが多くなったとか、外食に
あまりお金をかけなくなったとか等々、よく耳に致します。
私自身も若い方々とお酒を飲む機会がなく、若いといっても自分の子供
たち(30代)ぐらいですので。
一つ、私が若い時のことです。
私はその当時-26歳、珈琲焙煎卸会社の直営店ショツプの店長をして
おりました。
年長(55〜60歳ぐらい)のお客様から、1泊2日で長野県諏訪市にワカサギ
釣りに招待され、旅館での夕食の際に、その方に呼ばれ、〝膝をついて
座る〟ように言われ、改まって言われたことがあります。
〝若いからこそ、教えてあげたいことがあって、君を招待した〟という
ことで、いろいろと教えていただきました。
このご縁で、一緒に同行された方々ともその後、釣りやお酒の席、仕事の
相談等々、大変、お世話になりました。
この1件は、現在の私自身を形成しております。
「気を使う」、「仕事の延長と感じる」、「お酒が好きでない」等々かも
知れませんが、〝飲みニケーション〟に参加することで、マイナスばかりを
考えずに、プラスもあることを知っていただきたいと思います。
次に、私が30代の時に、飛び込み営業(研修)で保険会社の若い社員が
再三、会社を訪問してきます。結果的には、保険に加入し、酒の席を
一席設けて上げました。
その時に私が言った言葉は、〝人間の五欲を平均に保つようにして下さい。
そして、上(出世)を目指して下さい〟と。
私が若い時に経験したことを、今の若い人たちに少しでも恩返ししたいと
思ったからです。
① 五欲
人間がもつ五つの欲。
色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)の五境に対して起こす欲望。
また、財欲・色欲・ 飲食 おんじき 欲・名欲・睡眠欲の五つ。
仏教の世界では、人間の「欲」の中でも代表的なものを「五欲」と呼び
ます。 そして、人間は常にこの五欲で動いているのだと言います。
● 五境
仏語。眼・耳・鼻・舌・身の五官の対象である色 (しき) ・声 (しょう) ・
香 (こう) ・味・触 (そく) の五つのこと。
② 五欲とは、【食欲】【財欲】【色欲】【名誉欲】【睡眠欲】です。
そして、この五欲にとらわれてしまうと平常心を損ない人の道を踏み
外すようなことをしてしまうと戒めています。
私の場合は、〝金銭欲、食欲、性欲、名誉欲、知識欲〟と認識しており
ます。
皆さんも、お時間がありましたら自分自身の〝五欲〟について、考えて
みてはいかがでしょうか。
2021.11.29
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美