Coffee Blake-令和3年11月30日(火)「シニアサポーター」
日経新聞-2021年(令和3年)11月24日の「シニアサポーター」に定年を
迎える方の記事が掲載されております。
私は、〝定年前〟と〝定年後〟のセカンドライフを考えることは、
早いうちから考えるべきだと思います。
何故なら、〝準備期間〟が必要だからです。
私の考える〝準備期間〟とは、現在の仕事の延長線で考えるのか、
異なる仕事で考えるのか、再雇用で働くのか、スキルを生かして転職
するのか。
いずれも、選択が必要となります。もし、異なる仕事やスキルを生かし
転職をするならば、定年までに〝学び直し〟が必要となります。
また、再雇用で考えるならば、収入が減少すること、部下が上司になる
かも知れない等々、再雇用の問題点も事前に知っておくべきです。
私は、以前「代表のブログ」でも私見を述べておりますが、社会人時代
から「休日や有給を活用」して、① 資格取得を目指し、取得後は②実務
経験を経ることを勧めております。
資格取得と実務経験を定年前までに数多く実践することで、定年後の
〝セカンドライフ〟は、ほぼ確立されると思います。
私の場合、満55歳頃より、資格取得を趣味と致しました。
主に、金融・保険関係のファイナンシャルプランナー、食に関連する
食生活アドバイザーや菓子検定、野菜検定、日本さかな検定、スーパー
関連の販売士、健康関連の認知症ケア指導管理士、終活関連の終活アド
バイザー等々となります。
若い時に取得した簿記検定、調理師免許に付随する資格であること、
将来性のある資格であることをメインに取得を目指しました。
定年前は、取得した資格に実務経験を付随したいと思い、「休日や有給を
活用」して、副業・兼業でアルバイトを致しました。
定年2年前(満58歳)に、会社を起業致しましたが、今でもWワーク、トリ
プルワークで取得した資格に実務経験を積みながら、会社経営をして
おります。
満62歳から「年金受給者」となりましたが、シニアの方々に「生き甲斐」
「働き甲斐」「やり甲斐」を提案すべく、いろいろな知見と実務経験を
積んでいる途中です。
総括致しますと、
① 定年後のセカンドライフを考えることは、早いに越したことはない。
② 将来性(ニーズ)ある資格取得を目指す。
③ 取得した資格に実務経験を付与する。
④ 定年前に〝起業・創業〟も考える。
⑤ 再雇用で働くならば、〝副業・兼業〟も考える。
⑥ 定年後の収入目標は、現役時代の最低60%を目指す。
⑦ 年金は、ボーナスと考える。
私は、定年後は是非、自分自身が〝主役〟であることを目指していただ
きたい。
一度の人生、一度ぐらいは、〝脇役〟ではなく、〝主役〟を演じるのも
必要ではないでしょうか。
もっと、積極(Aggressive)的に、
かつ、活動(Activities)的な
シニアでありたい。
2021.11.30
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
シニアサポーター
まもなく定年、やる気を維持するには?
まもなく60歳で定年を迎えます。再雇用で働くつもりですが、給与が
減ると会社から言われました。やる気を維持できるかどうか心配です。
かつての部下が上司になることも増えます。良好な関係を築くには何に
気をつけたらいいのでしょうか。
金銭以外の目標見つけよう
・60歳定年後も65歳までは嘱託として1年更新の再雇用契約で働く
つもりだ。
・今の勤務評定を維持すれば再雇用後も仕事量が減るとはいえフル
タイムで働けそうだ。だが各種手当がなくなるなど給与が3分の1に
減る。
□ 国は大幅に収入が減るシニアに対して高年齢雇用継続給付金という
激変緩和措置を設けている。ただ現役時代と同水準とはいかない。
金銭的な満足は仕事へのモチベーションの一つ。
● 高年齢雇用継続給付金
高年齢雇用継続給付金の段階的縮小・廃止のスケジュール
その経過措置が終了するのが2024年。その後、就労措置が完全義務化と
なります。「2025年度に60歳に到達する人」から給付率を半減させ、
その後は段階的に廃止となる方針です。
■ 身近に予期手本探す
・やる気をどう保つか「不安がある」と話す。そんななかで、金銭以外に
満足を得ているローモデルを見つけた。生き生き働いていて、目標に
したい先輩がいると話す。
□ 日本企業の99.7%は中小企業で多くは人手不足。
人口減でシニアが今後の労働力として期待され、働き手の意識にも
変化が見られる。スタッフサービス・ホールディングス(東京・千代田)が
2021年6月に20〜60代約1千人に調査したところ、自身が65歳になっても
働くと考える人は73.6%だった。60歳で引退は過去の話だ。
しかしその意欲をどう保つかは大きな課題だ。大手企業は定年延長や
定年そのものを廃止するほか、収入を増やしてもらおうと副業解禁
などをするが、実情に追いついていない。
バブル経済期に大量入社したシニアが定年間近となるなか、そのやる気と
活力維持が企業の今後を左右する。
社外コミュニティーで相談も
■ 怒りの抑制もカギに
□ 一般社団法人日本能率協会(東京・港)専任講師の中島克紀氏(64)は、
再雇用後の幸福条件に、健康、社外コミュニティーへの所属、金銭的
豊かさの3つを挙げる。
□ マインドチェンジを図り、精神的な健康を保つのも重要だという。
● ローモデル
ロールモデルとは、具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象と
なる人材。多くの人々は無意識のうちにロールモデルを選び、その影響を
受けている。「○○のようになりたい」という憧れは誰しもが持った経験が
あるだろう。リーダーシップ開発では、より意識的にロールモデルを選び、
分析したうえで学ぶことが求められる。
● 社外コミュニティー
社外コミュニティとは、有志が集まってプロジェクトを立ち上げたり、
学びの場を提供し合ったりと、会社と家庭以外で個人が人生を充実させ
るための「サードプレイス」となっています。2021/08/20
● マインドチェンジ
考え方、思考を変えること。洗脳(ブレインウォッシュ)をソフトにした
もの。思想そのものを変えるのではなく、物も見方や思考パターンを
代える場合に使用する。
● ブレインウォッシュ
洗脳を受ける。 強制的に教授する。
■ 学び直し自信を得る
□ 学び直しを勧める。スキルを上げれば自信もつくうえ、金銭的余裕に
もつながるという。
□ 企業も「一律減収を前提とするような今の中高年の報酬体系を変え
ようと本格的に動き始めている」と指摘。
シニアにも成果主義に基づいた人事は広がるとみられる。
現役シニアはまずは意識改革を始め、再雇用に備えた方がよさそうだ。
(保田井建)
□□定年前から60歳後のキャリアに備えよう□□
—60歳リタイアは過去の話に—
● 社会人として働きだした時、何歳まで働くイメージだったか
働いたことがない 0.3%
59歳以下 21.3%
60歳 38.9%
61〜65歳 27.9%
66〜69歳 6.4%
70歳以上 5.2%
● 現在は何歳まで働くイメージか
59歳以下 11.4%
60〜64歳 15.1%
65歳 29.3%
66〜69歳 21.0%
70歳以上 23.3%
(注) 2021年6月、全国の20〜60代男女約1000人にスタッフサービス・
ホールディングス調査。四捨五入の関係で合計は100にならない。
—-60歳以降を幸福に暮らす3カ条—-
① 健康 ② 金銭の豊かさ ③ コミュニティーに属する
(注)中島克紀氏の話をもとに作成
—インターネット上にヒントはある—-
・資格取得など学び直しを指南
・開設者が企業を訪問し、シニア雇用の実態を紹介
「定年サロン」のホームページ画面 ※ 省略
私は、「かつての部下が上司になる」「給与が3分の1に減る」等までして、
再雇用継続は望みません。
ちょっと厳しい意見かも知れませんが、
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を追い求めていくことが、
私には適していると思います。
2021.11.30
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美