Coffee Blake-令和3年12月22日(水)「転職希望増」
日経新聞 2021年(令和3年)12月19日に「転職希望増 5人に1人」の
見出しで、記事が掲載されておりました。
〝25〜34歳、スキル向上重視〟のサブタイトルもあり、参考に読んで
みました。
大卒であれば、社会人経験3年から12年を経ております。
2020年からの、新型コロナウイルス感染拡大でいろいろな変化が生まれ
ております。
良く言われているように、〝チャンス〟と捉えるか〝ピンチ〟と捉える
かは、個人個人の考え方次第です。
良い方向に向かうことを祈って、記事をご紹介したいと思います。
2021.12.22
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
転職希望者 5人に1人
25〜34歳、スキル向上重視
若年層で転職の希望者が増えている。
新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年以降に増加傾向が強まり、
25〜34歳の5人に1人が転職の希望者になった。
産業構造の変化に加えコロナ禍で働き方の見直しが加速し、キャリアを
考え直す人が増えた。経済活動の再開にあわせて、実際に転職に踏み切る
人も増えるとの見方が出ている。
総務省の労働力調査によると、25〜34歳の転職希望者は21年7〜9月で
237万人だった。就業者全体に占める比率は21.5%と、ともに他の年齢
階層と比べて最も高かった。
13〜19年の転職希望者の比率は17〜18%程度だった。
コロナ禍後に増えている。
雇用の形態別にみると転職の意向が強く出ているのは正社員だ。
労働政策研究・研修機構の高橋康二主任研究員によると、コロナ禍で
正社員の転職希望者が上がった一方、非正規社員の希望率は低下傾向に
ある。同機構の調査を分析すると「年齢が若い正社員ほど転職希望が
強まっている」傾向があり、「働く時間が減り、もっとスキルを付けたい
と考える人が増えた」という。
リクルートの藤井薫HR統括編集長はテレワークの普及や残業の減少で
働く時間と場所の自由度が増して「キャリアを見直した人が非常に多い」
と指摘。時間や場所、業務内容などを選択し、自身が描く人生を実現できる
かを重視して会社を選ぶ傾向があるとみる。
同社がコロナ感染の拡大後に実施した調査では、若年層ほど育休の取り
やすさやプライベートと時間の確保を重視する傾向があった。
一方で長期にわたる雇用保障を求める傾向は若年層ほど弱かった。
藤井氏は「働き方を決める主権が従来の企業側から働く個人側に移行して
いる」と労働市場の変化を読み取る。
離職の希望者が増えるなか、実際の転職者の人数自体は増えていない。
だがコロナ禍後の経済活動の正常化が本格的に進めば、転職がより活発に
なる可能性がある。
第一生命経済研究所の主任エコノミストの星野卓也氏は経済正常化時の
転職者数はコロナ禍前の19年を5%程度上回り、年間370万人規模になると
試算する。
星野氏は他の産業や別の企業へ労働者がシフトする労働移動について、
人手不足などの現状も踏まえると「底流ではじわじわと増加する圧力が
かかっていく」と話す。年功序列型の賃金制度をはじめ「労働移動のハー
ドルになっている制度や慣習を取り除くことが成長産業への人の移動を
促し、日本の成長力底上げにつながる」と指摘する。
私も転職経験があります。
私の場合は、〝初めから、独立できる仕事を学ぶ〟から〝独立するための
ステップアップ〟へ、そして〝思わぬ仕事〟から〝定年までの仕事〟へと、
変化しております。
その間には、いろいろな出会いがありました。
現在、転職を考えている方々には、〝何かしらの目標〟を持っていただ
ければと思います。そして、〝上を目指して欲しい〟とも思っています。
その為のキーワードは、〝スキル向上、キャリア見直し、リスキリング〟の
ように思います。
〝自分自身を、より高く売れるように〟努力を重ねて欲しいと思います。
2021.12.22
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美