P.F.ドラッカー 「仕事の哲学」⑩
□ 得意なやり方で仕事をせよ
仕事上の個性は、仕事につくはるか前に形成されている。
仕事のやり方は、強みや弱みと同じように与件である。
修正できても変更はできない。
ちょうど強みを発揮できる仕事で成果をあげるように、人は得意なやり方で
仕事の成果をあげる。
—–『明日を支配するもの』
□ 今さら自分を変えられない
今さら自分を変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。
自分の得意とする仕事のやり方を向上させることに、力を入れるべきである。
—–『明日を支配するもの』
□ 人と組むかひとりで行なうか
仕事のやり方として、人と組んだ方がよいか、ひとりのほうがよいかを
知らなければならない。組んだほうがよいのであれば、どのような組んだ
ときによい仕事ができるかを知らなければならない。
—–『明日を支配するもの』
□ 大組織で働くか小組織で働くか
知っておくべき大事なことがある。緊張感や不安があったほうが仕事が
できるか、整備された環境のほうが仕事ができるか。
大きな組織で歯車として働いたほうが仕事ができるか、小さな組織で大物
として働いたほうが仕事ができるか。
どちらでもよいという者は、あまりいない。
—-『明日を支配するもの』
□ 意思決定者か補佐役か
仕事上の役割として、意思決定者と補佐役のどちらのほうが成果をあげる
かという問題がある。補佐役として最高でありながら、意思決定の重荷に
耐えられない人が大勢いる。
—-『明日を支配するもの』
この続きは、次回に。