P.F.ドラッカー 「仕事の哲学」⑪
□ 価値観に合った組織で働け
組織において成果をあげるには、自らの価値観が組織の価値観になじま
なければならない。同じである必要はない。
だが、共存できなければならない。
さもなければ心楽しまず、成果もあがらない。
—-『明日を支配するもの』
□ 気質と個性を理解せよ
我々は気質と個性を軽んじがちである。
だが、それらのものは訓練によって容易に変えられるものでないだけに、
重視し明確に理解することが必要である。
—-『非営利組織の経営』
□ 自らを知る者のふるまい
自らの強み、仕事のやり方、価値観がわかっていれば、チャンスを与え
られたとき、職を提供されたとき、仕事を任されたときに、仕事を任された
ときに、「私がやりましょう」「私のやり方はこうです」「仕事はこう
いうものにすべきです」「他の組織や人との関係はこうなります」「この
期間内にこれこれのことをやり遂げます」と言える。
—–『明日を支配するもの』
□ 自らの価値を成果に変える
強みを生かす者は、仕事と自己実現を両立させる。自らの知識が組織の
機会となるよう働く。貢献に焦点を合わせることによって、自らの価値を
組織の成果に変える。
—–『経営者の条件』
□ 最高のキャリアをつかむ
最高のキャリアは、計画して手にできるものではない。自らの強み、
仕事のやり方、価値観を知り、機会をつかむよう用意をした者だけが
手にする。なぜならば、自らの得るべきところを知ることによって、
たんなる働き者が、卓越した仕事を行なうようになるからである。
—–『明日を支配するもの』
この続きは、次回に。