Bridge to success(成功への懸け橋) ④
昨日-2022年10月25日 日経新聞夕刊に、「デジサーフ社長 高橋佳伸氏」の
記事が掲載されております。その記事の最後に次の言葉があります。
「人生、どこで何が役にたつかわからない。」
この言葉を自分に照らし合わせて、考えて見ました。
私のこれまでの人生を振り返り、私見を述べたいと思います。
宜しければ、ご覧いただければ幸いです。
2022年10月26日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
「人生、どこで何が役にたつかわからない。
現在、私が仕事をしていて感じることは、40歳代の方と接することが
多いように感じることです。
私は、1955年6月生まれのため、40歳代の方は1995年以降に生まれた方と
なります。
1995年から2010年生まれは、俗に「Z世代」と言われております。
【Z世代】1995~2010年生まれ
1995年~2010年頃までに生まれた世代。マイクロソフトがWindows95を
発売して以降、つまり、家庭にパソコンが本格的に普及しはじめてから
生まれた、真の意味でのデジタルネイティブ。ITリテラシーが高く、
SNSを解しての情報収集、情報発信、人とのつながりを得意とする。
もともと米国では1960~70年代生まれを「X世代」、80年~90年代前半を
「Y世代」と呼んでいた流れで、それに続く世代として「Z世代」と呼ばれる
ようになった。
私が40歳代の時の時代背景は、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件などが
ありました。私自身は、管理職として転職し、仕事も楽しく、〝すべてに
気合〟が入っていた時代でもあります。
人生、どこで何が役にたつかわからない。
20歳代に取得した経理簿記3級が私の人生の転機でもあり、仕事の転機
でもあります。そして、定年退職までの人生をも全う出来ました。
今の40歳代の方に送りたい言葉として、「人生、どこで何が役にたつか
わからない」からこそ、仕事に私生活に励んで欲しいと思います。
例えば、大学卒業後18年経過となれば、社会人としては中間管理職、
そして人生では定年退職(65歳)まで25年となります。
人生での中間に位置づけられると思います。
今一度、自分自身の「ライフプランニング」と「ワークライフバランス」を
考えて見てはいかがでしょうか。
ライフプランニングとは、一言でいえば生涯の生活設計をすることです。
ライフプランニングをするうえでは「30歳で住宅購入」「40歳のときに
長男が大学に入学」といった「ライフイベント」(節目となる大きな予定)を
一覧にすることがまず必要です。
そして、それぞれのイベントでどのくらいのお金がかかるのかを見積もる
ことがとても大事です。なぜなら、ライフイベントはまとまったお金が
かかることが多く、計画的にお金を準備することが必要になるからです。
ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスがとれた状態のこと。
仕事は生活を支えるために必要なものであり、やりがいを感じさせて
くれるものでもあります。しかし、家族や趣味などプライベートの時間も、
充実した人生を送るうえで欠かすことができないものです。
ワークライフバランスとは、仕事もプライベートもどちらも充実させる
働き方・生き方のことを意味します。
今、人生を振り返りますと私自身、満44歳の時に会社設立、創業し、
失敗し、挫折致しましたが、「人生でのやり直し、再出発」は出来る
年代だと思います。
私の「人生でのやり直し、再出発」とは、前会社でのコンサルティング
業務と数社での管理職業務となります。やはり、「管理業務経験」が
いかされたと思っています。
現在、「創業・起業」「リスキリング」「副業・兼業」等の言葉を日常、
目に致します。決して、安易に考えないで欲しいと思います。
もしかしたら、人生を変えるかもしれません。
会社勤務を継続するのもしかり、転職して新しいことにチャレンジする
こともしかり、後で後悔しないことが重要です。
参考に、チャレンジ-Challengeとは、カタカナで「チャレンジする」と
言うと、新しい事や一つ上のレベルの事に「挑戦する」という意味で
使われます。英語で「Challenge」と言っても「挑戦する」という意味
にもなります。
英語の「Challenge」は、日本語の「挑戦する」とは少しだけ違った
ニュアンスを持っています。
人生、どこで何が役にたつかわからない」
何もせず、今の日常を続けるだけでは、この言葉の意味には繋がりません。
「何か新しいこと」を始めた、行った、つまり、「チャレンジ」する
ことで、自分の抽斗(ひきだし)を一つでも多く用意することが大事で
あると思います。
最後に、
「備(そな)え有(あ)れば患(うれ)い無(な)し」
万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも
心配事がない。備あれば憂いなし。
この続きは、次回に。