Bridge to success(成功への懸け橋) ⑩
⑤ 事業の売却か撤退かを明確にする
これまでの人生で、幾たびかの「失敗」を経験しております。
失敗で経験したことは、「逃げないこと」「向き合うこと」「何故、
こうなったのか原因を追求すること」だと思います。
そして、早くに結論を出すことです。
若い時のやり直しは、まだ理解できますが、「歳を重ねてからのやり直し」は、
大変、リスクが大きく、難しいのではないでしょうか。
そのためにも、中長期計画(3年・5年)を前提とした日次計算書、月次損益
計算書、年次決算書を作成、重視し、早々に対策を検討すべきが重要です。
何度もお伝え致しますが、「時に流され」「思い描けない」等々であれば、
早めの撤退が良い選択肢であると思います。
インターネットより抜粋致しますと、
事業を廃業するには、法律で会社の解散と清算を行う手続きが欠かせません。
通常、会社には資産や負債があるので、残っている財産の売却や債権を
回収し、債務を支払うことが事業清算の流れです。
店舗-飲食店等であれば、
① 店舗譲渡可能である条件で契約する。
② リース契約がある場合は、なるべく少額で短期間での契約とする。
③ 賃貸借契約はなるべく短期間か最長2年間等々であれば、売却資金を
返済資金に充当できます。
創業・起業は、「夢の実現」ですが、「万が一」の代償は極力少ないに
越したことはありません。スタートする前からゴールを想定することも
大事であると思います。
● 念には念を入れる
注意したうえにも注意する。「安全の確認には―・れる」
この考え方が重要です。
良い意味での「売却」もあれば、悪い意味での「売却」もあります。
良い意味での「撤退」もあれば、悪い意味での「撤退」もあります。
悪いことばかり考えていたら、前には進めないという方もいらっしゃい
ますが、人それぞれの考え方ですので、どのように考え、判断するかは
その人自身であると思います。
創業・起業することを決して、「賭け」や「サイコロの丁半」とは考え
ずに、自分ごととして考え判断し、実践していただきたいと思います。
この続きは、次回に。