Bridge to success(成功への懸け橋) ⑭
○ ビジネスにも「人のふり見て我がふり直せ」が重要
「人の振り見て我がふり直せ」を、インターネットより検索すると、
他人のふるまいを見て感じることがあったら、わが身を振り返り、改める
べきところを改めよ。他人の行いを批判する前に、まず自分のことを省みよ。
[使用例] 成功者すなわち世の手本と仰がれるように、失敗者もまた、
われらの亀鑑とするに足ると言ったら叱られるであろうか。
人の振り見てわが振り直せ、とかいう諺さえあるようではないか
[太宰治*花吹雪|1944]
亀鑑(きかん)とは、
行動や判断の基準となるもの。手本。模範。「教育者の―ともいうべき人物」
という意味になります。
私は、若い頃は会社に対し、いろいろと不平、不満を述べて参りました。
しかし、ふと考えて見ると、単に不平、不満を述べていても何の解決策
にも繋がらないと思うようになりました。
会社に不平、不満が会ったらずるずる会社にいないで、早く退職し、
自分が求める理想とする新会社で働けば良いのではないか」というのが
私の考え方でした。しかし、新しい会社に移っても、同じように不平・
不満を抱くことがただありました。ついては、自分自身を変えることが
重要であると思うようになりました。
重要なのは、どのようにすれば、不平、不満がなくなり、解決策に繋がる
のか、自分に出来ることは何なのかを問いて見てはいかがでしょうか。
そのためには、「人の振りみて我がふり直せ」の諺がビジネスにも当て
はまります。
自分にとって参考になることや「肥やし」になることは、どんどん取り
入れ、「これは、このように直すとより良くなる」、「これには、問題が
ある」等々を考えることが、アクティブ思考でプラス思考になると思い
ます。そして、自分でできることは、積極的に実行垂範する-人より先に
立って物事を行い、模範となること。 「率先」は、人の先頭に立つこと。
「垂範」は、指導する人が模範を示すこと。——ことが、良いのでは
ないかと思うようになりました。
このような考え方で、日々実行していくことで、自分自身の考え方や
仕事に対する考え方も変わっていくと思っています。
現在は、不平、不満を単に述べるのではなく、打開策や解決策を具体的に、
例えとして、話すように日々努力しております。
2022年11月14日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美