続「道をひらく」松下幸之助 ①
続 道をひらく 松下幸之助
550万部突破のベストセラー『道をひらく』続編
自分は自分である。
百億の人間が居っても、
自分は自分である。
(中略)
お互いに、自分が他人と
ちがう点を、もっとよく
考えてみよう。そして、
人真似をしないで、自分の
道を自分の力で歩んで
いこう。そこにお互いの
幸福と繁栄の道がある
松下幸之助
まえがき
月刊紙「PHP」の裏表紙に毎号掲載してきた短文をまとめ「PHP道を
ひらく」として上梓してから十年近くになる。その間多くの方のご愛読
を得て、三五○万部という思いの外の部数に達し、続編をと言うご要望も
多数いただいてきた。このほど。ある程度の編数がたまったので、一一六
編を選んでまとめたものが本書である。折おりの感懐をそのまま綴った
ものであるが、おのずとこの十年の日本の世情を反映し、日本と日本人
の将来に対する私の思いをあわらしたものになっている。
前著同様ご高覧賜破れば幸いである。
昭和五十二年十二月
松下幸之助
● 上梓
● 折おり
その時その時。 なにかの機会がある時ごと。
● 感懐
ある事柄に接して心に抱く思い。「―を述べる」
● 世情
1. 世の中のありさま。せいじょう。「―に明るい」
この続きは、次回に。