今日の気づき-映画「生きる」の感想
2023年12月10日に、BSテレビで「生きる-黒澤明監督」と「生きる LIVING-オリヴァー・
ハーマナス監督」を録画致しました。
私は、民放テレビはほとんど見ません。若い時に比べると、興味ある番組が少なくなりました。
その反面、BSテレビは、邦画・洋画や韓国ドラマ、スボーツ等々があり、都度、録画しては合間に
見ております。
「生きる-黒澤明監督」は、私が生まれる3年前に公開されています。これまで、見た記憶がなく
録画致しました。なお、「生きる LIVING-オリヴァー・ハーマナス監督」は、「代表のブログ-
2023年6月12日」でも感想を述べております。
□ 生きる (映画)
『生きる』(いきる)は、1952年に公開された日本映画である。監督は黒澤明、主演は志村喬。
モノクロ、スタンダード、143分。東宝創立20周年記念映画。無為に日々を過ごしていた市役所
の課長が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に
注ぐ姿が描かれている。
黒澤作品の中でもそのヒューマニズムが頂点に達したと評価される作品で、題名通り「生きる」
という普遍的なテーマを描くとともに、お役所仕事に代表される官僚主義を批判した。
劇中で志村演じる主人公が『ゴンドラの唄』を口ずさみながらブランコをこぐシーンが有名である。
国内ではヒットし、第26回キネマ旬報ベスト・テンで1位に選ばれた。海外でも黒澤の代表作の
一つとして高く評価されており、第4回ベルリン国際映画祭でベルリン市政府特別賞[注釈 1]を受賞
した[注釈 2]。
□ 生きる LIVING
『生きる LIVING』(いきる リビング、原題:Living)は、2022年のイギリスのドラマ映画。
1952年の黒澤明の日本映画『生きる』のリメイク作品で、オリヴァー・ハーマナス(英語版)が
監督、カズオ・イシグロが脚本を務めた。1953年のロンドンを舞台に、ビル・ナイが演じる官僚
のウィリアムズが余命半年を宣告され、自分自身の人生を見つめ直す姿を描いている。
2022年1月21日に開催されたサンダンス映画祭(英語版)でプレミア上映され[2]、11月4日から
イギリスで公開された[3]。
□ ストーリー
「生きる (映画)」も参照
黒澤版とハーマナス版との違いについて、春日太一は「大きく変わっているのは、息子との関係だ。
同居する息子の結婚相手に邪険にされ、息子も嫁側に付いているという設定は同じだ。ただ、嫁と
組んで主人公を徹底的に邪魔者扱いしたオリジナル版に対し、今回はそこまではしていない」
「主人公が雪の中を歌いながら公園のブランコをこぐという、オリジナル版を象徴する場面は今回
もある。ただ、描かれる視点は少しだけ変えてある」と述べている[4]。
「生きる-黒澤明監督」を見ていて感じたことは、俳優志村喬さんの鬼気迫る演技です。
「怖かった」という感想がありました。その点、「生きる LIVING-オリヴァー・ハーマナス監督」は、
映画のあらすじを理解しているせいか、「生きる-黒澤明監督」と比較しながら視聴することが
できました。「心おだやか」に視聴できました。
今回、「今日の気づき」でご紹介したのは、ここに2.3日「生きる」の感想が心に残っており、一度、
気持ちを整理しようと考えた次第です。
1. 同じ作品を違う監督が作り上げることで、こんなにも視聴者の感想が違うものか、ということです。
※ 同業種・同業態でも、視点を変えることで変化が生まれる。
2. 「生きる」という映画のテーマは、何なのかを考えさせられました。
※ 直接、訴えるのではなく、相手に考えさせることは今の時代、重要である。
※ 主人公を自分に置き換えれば、どう考えるか。
3. 人はその場しのぎで、なかなか変わらないということです。
※ 一旦、口にしたことは、実行すべきであること。
4. 自分可愛さで、物事に対し自分の意見を述べない。
※ 自分の意見を持つことは、大事である。
※ 人の為になることの重要性を感じる。
5. 今の時代、変化を求めることが大事である。
「寄れば大樹の陰」より、「新しきを求めて」チャレンジする。
等々。
このように、自分の心のうちを文章にすることで、気持ちの整理につながります。
私は、これまでにいろいろな人と接してきました。これからもいろいろな人と接する
ことでしょう。
若い時から、「人間観察」が好きで、「人の振り見てわが振り直せ」を心がけてきました。
また、人が嫌がることは、極力しないようにともしております。
□ 「人の振りを見て我が振り直せ」とはどういう意味ですか?
人の振り見て我が振り直せとは、他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは自分の
振る舞いを反省し、直すべきところは改めよという教えです。2020/08/17
久々に、考えさせられる映画を見た感じです。
2023年12月13日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘