今日の気づき-「和而不同(わじふどう)」
日経新聞「私の履歴書」を毎日、読んでおります。
読んでいて気に入った文章は、手帳にメモすることが私の日課であり、ルー
ティンにもなります。
3月7日日経新聞「私の履歴書-野本 弘文氏(東急会長)」の文章で、気に入っ
た文章を一部、ご紹介致します。
□ 「どんな大会社でも小さな商店の集合体なんだよ。恐れることはない。
しっかりとやって会社をもうけさせなさい。自分の給料は自分で稼ぐ
つもりでやりなさい」
(父の言葉をよく覚えている)
□ 東急のような大組織の中にあっても、自分の商店を開いているかのように、
当事者意識をもつべしという教え。当時、新入社員の私は、東急内に新規
オープンさせる「野本商店」をいかに経営していくか。
経験が乏しいなりに考えていた。
□ 「和而不同-わじふどう」。入社に際して自分でノートに書き留めた座右の
銘である。訓読みすれば「和して同せず」。周りと協力しながら、自分の
意見をもって安易に同調はしないこと。常に正しいことは何だろうと考え
て、上司でも間違っていると思えば、きちんと意見を言おう。若造ながら
も、いや若造だからこそ、あれこれ悩まずにこう心に誓ったのだ。
□ 「酒と女と金には気をつけなさい」
(もうひとつ父から言われて印象に残っている言葉がある)
□ 「和而不同」とはどういう意味ですか?
『和而不同』は論語に収められている孔子の言葉で、「君子和而不同、小人
同而不和」、つまり、君子は主体性を持ちながら他と協調するが、小人はやた
らと妥協はするものの、本当の意味での協調性には欠けるという意味です。
2009/01/02
□ 「和して同ぜず」とはどういう意味ですか?
論語の中に「和して同ぜず」という言葉があります。君子は誰とでも「協調」
するが、道理にはずれたことには「同調」しない。主体性をもって人とつき
合うべきだ、という意味のようです。
□ 和して同ぜずは四文字熟語ですか?
子日わく、君子は和して同ぜず。小人は、同じて和せず。 そのまま、訳すと、
「孔子(世界の四大聖人)が言った。 学徳ともにそなわった君子(人 格者)
といわれる人物は、人達とやわらぎ親しむが、付和雷同(自分にしっかりした
意見 が無く、軽々しく、他人の意見に同調)することはない。2021/02/26
□ 論語の君子は和して同ぜずの意味は?
子曰く、「君子は和して同ぜず、小人は同じて 和せず。」 (先生はおっしゃ
いました。「立派な 人は、人と仲良くしても何でもかんでも同じ にはなりま
せん。そして、ふつうの人は何で もかんでも人と同じにしようとしてしまっ
て、 違いを認め合いながら仲良くするということ ができない。」
3月は、「新入社員」の季節。
是非、この文章を心に刻んで、頑張っていただきたいと思います。
2024年3月14日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美