ドラッカー先生の授業-ビジネス書の感想⑧
初志貫徹
「将来は過去や現在の延長線上にある」という思い込みを戒めていた。
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何よりもまず、将来の目標に視点を向けるように。
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そのうえで現状を見つめ、目標に近づいていくために必要な行動をとるべきだ。
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目標への道のりを進むあいだ、環境や現状に移り変わっていく。だが、どう変わるかは予測がつかない。
その時々で軌道修正を図らないかぎり、望む将来は決して切り開かないだろう。
軌道修正しながら前へ進めば、やがて初志を貫徹できるのだ。
参考資料 ホームページより「初志貫徹」
- 初志貫徹 意味
初めに心に決めた志を最後まで貫き通すこと。▽「初志」は思い立ったときの最初の気持ち・志。「貫徹」はやり通す、貫き通すこと。 - 初志貫徹 句例
◎初志貫徹して、偉業を成し遂げる - 初志貫徹 用例
隣村の同志を失って、庄左衛門は悲歎に暮れたと共にますます初志貫徹の意志に燃え、<水上勉・城>
私は、これまで「将来は過去や現在の延長線上にある」と思っていましたが、少しずつ考えを変えたいと思います。
58歳という年齢では、脳みそも固く新しい情報を吸収するにも時間を要します。是非、実行したいと思います。
目標達成プロセス
現状分析 ————① 情報 ② 第三者 ③ 他社 ④ 自社
対象市場を選ぶ——-① 人口構成( 年齢、収入、学歴等)
② 地域
③ 考え方
④ ライフスタイル(趣味や意見)
次に何をすべきか—-① 目標に向かって進みながら、自分の強みや弱みが 戦略の前提と一致していなくてはならない。
参考資料を ホームページより抜粋しました。
指導の基本方針
3つの基本柱 |
次の3つの柱を基本において指導致します。これを,管理者自身が,「管理者自身の側の(マネジメント上の)現状」及び(管理者側からみた)「部下側の現状」の「問題」を洗い出し,掘り下げ,分析して,その解決を図っていくことを通して,部下にも「自己管理台帳」として使え,また管理者も目標達成へのプロセスチェックとして使えるツールと仕組みを創り出していきます。
第1に 現在の仕事の進め方を総点検し,モレを発掘します
現在の業務の実態を徹底分析し,なぜ,目標達成ができにくいのかをあぶり出し,その阻害要因となる項目を洗い出します。〈一人一人の業務の量と質を分析し,業務ごとにどの項目がどういう時点で管理のモレや管理のミスにつながりやすいのかを掘り下げ,整理し,必要管理項目を絞り込みます。その場合,実施していなかった活動があれば提示していきます〉
第2に 成果を中心に仕事を組み立てなおし,自己管理できるようにします
ついで,個人別に各々の作業のやり方を整理し,討議しながらプロセス管理のシステムを設計し,管理ツール化します。〈個別の作業項目は徹底的に分析,数値化し,どの項目はどういう管理行動が必要化か,どの項目はどれくらいの管理期間ごとにチェックすべきかを,分類しシート化していきます。この場合,もっとも効率のよい目標達成の標準的方法を提示していきます。〉
第3に 業務の標準化をしていきます
こうして作成された目標達成のためのプロセス管理の仕掛けは,管理者側・部下側共に,意識改革の必要があり,導入研修を経て,実施の軟着陸ができるよう,仕掛けを実現するための仕組みづくりをお手伝い致します。
プロセス・達成手段はシートに書かせる?
~成果主義人事制度と目標管理~
成果主義の傾向が強まり、目標管理シートに「プロセス・達成手段」を記述する欄がない、という組織も増えつつある。
もともと「目標と自己統制による管理」という制度なのだから、しっかりとした目標をつくり、達成手段は個人が管理する、ということでも良いのかもしれない。でも、しっかりとした道筋を考える、計画を立てるという行為は大切だ。
しかし目標管理にかけられる時間は限られている。
目標シートのスペースも有限だ。
達成手段をシートに設けるかどうか?
一概には言いにくい。
以下のメリット・デメリットを考慮し、組織の方針としてどちらかを採るしかない。
達成手段の記入欄を設けることのメリット・デメリット
「設けるメリット」は次の通り。
・どのようにして目標を達成するのか、その道筋(達成手段)が明快になる。
・目標達成のための手段を探す、考える、という行為そのものが、部下の能力を向上させる。
・上司と部下、同僚など関係者が達成手段を理解できるので支援しやすい。
「設けるデメリット」は次の通り。
・目標そのものをターゲットとして努力するのではなく、活動すること自体で評価を得ようとするマインドが生まれやすい。
・目標が抽象的あるいは焦点の絞れていない大きなターゲットになりがち。
→ 達成手段(活動)が明確なのだから、目標は少しぐらいぼやけていても良いだろう、という気持ちが起きる(本人も上司も)。
・達成手段を考え、記入し、上司とすり合わせ、進捗を管理する、という時間が必要になる
または組織・メンバーの成熟度から選択する方法も考えられる。
次のページではこのあたりの考察をしてみたい。
文責:田辺和彦
私は、これまで会社員-経理・財務責任者として、「ビジネスプラン」をいろいろと作成してきました。
また、ビジネスプランを具現化するための責任者としても働いてきました。
すべてがうまく具現化できたかと言えば、失敗したほうが多いかも知れません。
過去に、ある経営コンサルタントが私が作成した「ビジネスプラン」に対し、批評しました。
あなたのビジネスプランは、「机上の空論」と思えますが、と。
その時、私の返答は「机上の空論」かも知れないが具現化に向けた努力で成果にもつながりますよ。
経営コンサルタントであるあなたは、「斬新なビジネスプランを企画、作成できますか」と返答したのを
覚えています。経営コンサルタントの業務は、「机上の空論」にならないようにコンサルタントすることも
目的であると思います。具現化できるように一緒に汗水流して、頑張ってこそ報酬に値する価値があると
思っています。
私は、過去の成功例をテーマにセミナー講師に専念するのもよいと思いますが、斬新なビジネスプランを
作成、提案し、具現化する実行者としての経営コンサルタントを夢見てにいます。
この続きは、次回に。