1分間ドラッカー 抜粋&感想②
第2章 「自分」の最強能力が高まる言葉
12 させてもらえない不満をいう代わりに、してよいことを次から次へと行う。
「何もさせてくれない」という言葉は、何もせず、何も変えないためのいいわけではないかと
疑うことだ。 「何ができるか」と問えば、できることは無数に見つかり、手持ちの時間では
処理できないほどになるだろう—とドラッカーは指摘している。
石油王といわれ、一代で財団を築いたジョン・ロックフェラーの名言の一つ—
「私は災難が起きるたびに、それを機会に変えようと努力してきた」
□ 私は、「考え方」「視点の違い」で随分と方向性が違うなと感じました。
13神々しか見ていなくても、安全を求めていかなければならない。
「小さなことは苦手だが、大きなことならお任せ」という人間などいないし、いたとしたら偽物だ。
仕事力は、細部まで完全を求める真摯さに宿るものである。
□ 日々努力し、向上心を持ち続けること–「真摯さ」を持つことで、また、完全を求め続けることで
「向上心と知恵」がはぐくまれると思います。
私は、若い時から「完全主義者」的な考え方が心の中にありました。
また、その考えを部下にも要求してきましたが、今は心穏やかにしております。
14 何事かをなしとげるのは、強みによってである。
あるコンサルタントがこういっていた。経営者に「あなたの会社の長所を10あげて下さい」と
聞くと、10どころか1~2しか出てこない。なのに「短所を10あげて下さい」と聞くと、問題点が
20でも30でも出てくる。これは問題意識、危機意識が高いのではなく、志-こころざしが低い
からだ。自分の強みではなく弱みにばかり目がいくようでは、会社も人も伸びない、と。
ドラッカーの進めている強みを知るためには、フィードバック分析だ、と。
・自分は何がうまくできるのか。
・自分の強みは何か。
・自分にはどんな能力が欠けているのか。
・自分は何を学ばなければならないか。 などが見えてくる。
こうして自分の強みを知ったら、それを強化する。
努力しても並みにしかならないことに時間を使ってはならない。
無能を並みにするには、一流を超一流にするよりはるかに多くのエネルギーを必要とするが、
それによって得るものは少ないからだ。
□ 私は、フィード分析には大変興味を持ちました。また、これからは「努力しても並みにしか
ならないことに時間を使わず、自分の強みを伸ばす」 ことに致します。
15 平均値に依存していたのでは、期待する成果を生むどころか、事態を悪化させかねない。
平均値だけを見て、「しめしめうまくいっている」と安心していると、大切なこと見落とす—-と
ドラッカーはいう。データに依存せず、実態を詳細にみることで正しい決定が可能になる。
世界的ベストセラー「メガトレンド」で知られる未来学者ジョン・ネスピッツの言葉—–
「我々は平均化によってすべての知性を失う」
□私は、「個性」の重要性を感じました。また、データに依存している自分を感じます。
「考え方」を今一度、見直す必要があると感じました。
16 最高のキャリアは、あらかじめ計画して手にできるものではない。
トヨタ自動車中興の祖といわれた石田退三の言葉–運というのも、ツキというのも、単なる
偶然でない。いつでも迎え入れる準備が整えられていてこその運であり、ツキである」
‘運は誰にでもやってきているものなのだ。ただ、運を迎える努力をしている人は、それをつかんで
「幸運だ」と呼ばれ、努力していない人は、運がきていたことも知らずに「不運だ」と自らを呪う。
それだけの差なのだ’
運をつかむ準備をしたものだけが手にできる—3つを知ることが大切である。
① 自らの強み—弱みよって何かをなすことはできない。強みを知り、伸ばすことが必要だ。
② 自分の仕事の仕方—仕事の得意不得意を知ることも大切である。
リーダー向きか、補佐役が適しているかなどを知り、不得意な
仕事ではなく、得意とする仕事のやり方を向上させるべきだ。
③ 自分の価値観—どれほど有能でも、組織の価値観との間にズレがあっては能力は
発揮できない。優先すべきは組織の価値観である。
このように自分を知ることで、人はキャリアを迎え入れる準備ができる。
□私は、「運をつかむ準備-3つを知ること」をこれから実行、推進したいと思います。
17 自分は何が得意で、何が不得意か。
自分の知らないことを教えてくれる友、自分にできないことを助けてくれる友をつくる能力を
磨くことが大切だ。
□私はこれまで、「自分なら出来る」と考え、努力してきましたが、「人間は一人では生きて
いけない」という事もこれまでに経験しております。現在の友に感謝しながら、
「新しい出会い」での友ができるよう努力したいと思います。
18 成果を生まない活動は、財産を食い潰す。
成果と無関係な忙しさを「働いている」と評価してはいけない。
会社の「筋肉」と「脂肪」は区別するべきだ。脂肪を増やすと組織は肥満する。
そして、成果を生まない活動は、財産を食い潰す、単なる負担だ。
評価する側も、評価される当人も、忙しく動き回っていれば働いている気になってします。
□ 私が以前働いていた会社にも同じように、「忙しい、忙しい」と言ってる人や「疲れた」
「疲れた」と言っていた人が多く在職しておりました。そのような人に限り、業績-成果にも
つながらず、会社に多大な迷惑をかけておりました。
成果を上げている人たちを見ると、仕事に対する「準備」と「スケジュール管理」が良かったと
いう印象があります。
やはり、PDCAサイクルの活用とフィードバック分析は「良い」と感じます。
この続きは、次回に。