年商5億円の「壁」のやぶり方-③
「社長に必要な資質」
1. 第一条件は、「営業力」
いくら企画力や創造力があっても、自分の作った商品やサービスを営業し
販売する力がない人がうまくいく確率は、かぎりなく低い。
2. 組織づくり、コミュニケーションのとり方、マネーマーケットやM&Aの
知識、間接部門の構築が必要である。
3. 自分には何が足りないのかを知り、さらにそれを獲得するよう努力すること、
それを補う人材を確保することが大事である。
4. 普段から社内・社外でこれらの資質—3を意識した振る舞いをすれば、この先の
会社運営に必ずプラスになる。
5. そういう社長の振る舞いを社内の人間に見せることで、会社組織がより強化
される。
6. 成功している社長は、みな非常に用心深い性格をしている。
用心深いというのは、事を起こす前にあらゆる可能性を徹底的に考える
ことである。
7. 考えに考えてやると決めたら、怖くてもそれを顔に出さず絶対に成功させて
みせるという意気込みで、一歩を踏み出す勇気も社長には必要である。
8. 社長に必要なのは、先を見通す目=先見性ではないかと思う。
先見性を身につけるには、「考える」ということ。
この技術は今後どうなっていくか。
こんなことができるようになるのではないか。
そういうことを、時にはエンジニアとミーティングをしたり、専門書を
繰ったりしながら、どこにも書いていないことをひたすら考える。
これが先見性を獲得する唯一に方法である。
9. 社員に誠実
自分のポリシーを曲げないし、口にしたことは絶対に実行するという
姿勢を常に崩さないことと、社員に対し誠実に振る舞うことの二つを
忘れないこと。
10. 競争の水準を示せる
ライバルはここまでやっている、だから自分達はさらにこのレベルまで
やれば相手に勝てる、リーダーがこういう具体的な競争の水準を示すから、
思う存分力を発揮することができる。
11. 自分より能力がある人を使える
たとえそれが自分と異なっていようが、相手の価値観を尊重する。
自分は決して偉そうな態度をとらない、そして、自分よりリーダーたちが
働きやすい環境は何かということをひたすら考え、それを用意すること。
○ 大企業だってこちらの提案にメリットを感じれば、逆小企業だろうが仕事を
出さないはずがない—-直接「企画書」を郵送する。
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基本である。
○ 税理士とは——未来の為の前向きなアドバイスはしない。
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総括 私は、経理・財務・企画業務に長く携わってきました。
その経験から、この書籍の内容には「なるほど」と感じました。
よく間接部門は、「金を生まない」と言う経営者がおりますが、
そういう経営者こそ、時代に淘汰され痛い目に合うのです。
是非、購読をお薦め致します。
株式会社シニア・イノベーション
代表取締役 齊藤 弘美