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完訳 7つの習慣-人格の回復-48

第四部   再新再生 RENEWAL

 

第7の習慣

刃を研ぐ SHARPEN THE SAW

 

バランスのとれた再新再生の原則

 

ときに小さなことから大きな結果が生み出されるのを目にするとき、

こう考えてします。小さなことなど一つもないのだ。

                  —–ブルース・バートン

 

第7の習慣は、刃を研ぐ時間をとることである。

成長の連続体の図では、第7の習慣が第1から第6までの習慣を取り囲んでいる。

第7の習慣が身につけば、他のすべての習慣を実現可能にする。

 

再新再生の四つの側面

 

第7の習慣は個人のPC(成果を生み出す能力)である。

あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。

あなたという人間をつくっている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ、

再新再生させるための習慣である。

哲学者のハーブ・シェパードは、バランスのとれた健全な生活を送るための基本価値として、観点(精神)、

自律性(知性)、つながり(社会)、体調(肉体)の四つを挙げている。

「走る哲学者」と呼ばれたジョージ・シーハンは、人には四つの役割—-よき動物(肉体)、よき職人(知性)、

よき友人(社会・情緒)、よき聖人(精神)—があると説いている。

組織論や動機づけの理論の多くも、経済性(肉体)、処遇(社会・情緒)、育成や登用(知性)、

社会に対する組織の貢献・奉仕(精神)のかたちで四つの側面を取り上げている。

「刃を研ぐ」というのは、基本的に四つの側面すべての動機を意味している。

人間を形成する四つの側面のすべてを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていくことである。

そのためには、私たちは主体的であらねばならない。

「刃を研ぐ」ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。

自分自身に投資することだ。

人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。

自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。

自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、

定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間をつくらなければならない。

 

肉体的側面

 

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、

大切にすることである。

身体によいものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動する。

理想的なのは、自宅でできて、持久力、柔軟性、筋力の三つを伸ばせる運動プログラムである。

持久力をつけるには、心臓血管の機能を高める有酸素運動が適している。

早歩きやランニング、自転車、水泳、クロスカントリースキー、

ジョギングなどの運動が非常に効果的なのである。

柔軟性にはストレッチが最適である。

ほとんどの専門家は、有酸素運動の前にウォーミングアップ、後に

クールダウンとしてストレッチを行うように勧めている。

運動の前にストレッチすると、筋肉がほぐれて温まり、激しい運動をする準備ができる。

運動の後のストレッチは、筋肉にたまった乳酸を散らすので、筋肉の痛みや張りを防ぐ効果がある。

筋力をつけるには、筋肉に負荷をかける運動がよい。

シンプルな体操、腕立て伏せや懸垂、腹筋運動、あるいはウェイトを使った運動などである。

肉体的咲く麺の再新再生の目的は、仕事をして、周りの環境に適応し、

生活を楽しめる肉体的能力を

維持し高めることである。そのために定期的に運動して、刃を研ぐ。

運動を継続することで得られる最大のメリットは、第1の習慣の主体的な筋肉も

鍛えられることだろう。

運動を行うことを妨げるすべての要因に反応せずに、健康を大切にする価値観に基づいて行動すると、

自信がつき、自分に対する評価や自尊心、誠実さが大きく変わっていくはずである。

 

 

この続きは、次回に。

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