知識ゼロからのイノベーション入門①
お詫び
アロマテラピー検定試験を控え、しばらくの間ブログを更新しておりませんでした。
11月2日に検定試験が終わり、12月10日の試験結果を待つのみとなりました。
今回、ご紹介する書籍は、「知識ゼロからのイノベーション入門 著者 桑原 晃弥」となります。
改めて、現代のイノベーターの起業から現在までの過程を知ることができます。
是非、一度ご購読ください。
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知識ゼロからのイノベーション入門
桑原 晃弥 幻冬舎
はじめに
世の中には2種類の人間がいる。
「世界を変えられる」と信じている人間と、信じていない人間だ。
イノベーションを起こした人間は例外なく、自分は世界を変えられると
心から信じていた。
その代表をあげるとすれば、誰もがこんな名前を思い浮かべるだろう。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。
アマゾン創業者のジェフ・ペゾス。
グーグル創業者のラリー・ペイジ。
フェイスブック葬儀用者のマーク・ザッカーバーグ。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズ。
この5人は、世界的なイノベーションを起こした点で共通する一方で、イノベーションのタイプは、
それぞれ大きく違っている。
もともとイノベーションとは、20世紀初めにオーストリア生まれの経済学者
シュンペーターが使い始めた言葉だ。
当時は「新結合」と訳され、「新しいモノやサービス」「新しいつくり
方」「新しい売り方」
「新しい素材や原料」「新しい組織」の5つのタイプがあるとされた。
その後、イノベーションは「技術革新」という名になったり、「改革」「新機軸」と訳されたりして
現代に至るのだが、その間にイノベーションに対する考え方もずいぶん変化した。
イノベーションに必要なのは、資金や企業の大きさではないことがわかる。
また、ジョブズは「革新的になろう、勉強しよう、これがイノベーションの5カ条ですよ、
と書いたポスターを掲示したところで、イノベーションは起こせない」と指摘している。
そこから、マニュアルや指示命令ではイノベーションは起こせないことが推測できる。
では、イノベーションはどう起こせばいいのだろうか。
そもそもイノベーションとは何なのか。
イノベーションなくして競争には勝てず、企業は存続できないというが、本当なのか。
それを5人の実践に沿って明らかにするのが本書である。
最近の日本では、イノベーションが起こりにくいと言われている。
それは、こうした「世界や社会は容易に変えられないのだ」という成熟社会型の無力感も
影響している。
技術が落ちているのでもなければ、才能が育っていないのでもない。
「世界を変えられると信じる力」が衰えているのである。
私たちが5人のイノベーションから学ぶべきは、そこではないだろうか。
少しだけ考え方を変えれば、世界は変えられるのだ。
まずは日々の生活の中で小さな改革を始める。
そこから、大きな新結合を始めればいいのである。
夢を描きにくい時代である。
そんな中で、1人でも多くの方に、「自分が変えられる未来」を信じていただけたらなら、
これにまさる幸せはない。
桑 原 晃 弥
くわ はら てる や
この続きは、次回に。