お問い合せ

会計は「ザックリ」のほうがよくわかる! ①

私の経験より、

 

私は、これまでに数社の管理部門―人事・総務・経理・財務、企画部門、経営企画室等の責任者として

働いてきました。

働く中で現在、感じる事は、

第一に、「仕事は早いにこしたことはない」という事です。

自分の仕事、自分に依頼された仕事、両方含めてそのように感じます。

特に「経理業務」に関しては、「早い」にこしたことは無いと思います。

以前勤務していた会社の経理担当者は、間違いを起こさない為に一つの仕事に

長時間を要しておりました。

私が「まだ終わらないの?」と問いかけると「今、再度チェックをしているところです」

「再度、精査しているところです」等々と返答をしておりました。

私は、「この仕事はもういいから、次の仕事に取りかかりなさい。

次の仕事は、10分で終えるように」と、強い口調で指示した事があります。

このような人は、どこの会社にもおりました。

仕事の早い人は、1から2へ、2から3へと仕事をこなしていきます。

仕事の遅い人は、1から2への時間がかかりすぎる為、長い目で見ると仕事の早い人より

大分仕事量に差が生じてきます。

また、仕事を依頼する側としては、仕事の遅い人には、極力、仕事の依頼を致しません。

何故なら、仕事の出来る人間を自分のアシスタント替わりにした方が、自分のプラスになるからです。

これは、企業内での出世にも影響します。

また、給与、昇給、賞与等にも影響します。

 

第二に、「数字に強いに越した事はない」という言う事です。

営業にしても、受発注業務にしても、製造にしても、「数字に強い」ことはプラスになります。

決して簿記などわからなくても良いと思います。

しかし、簿記の変わる人は、わからないと人よりは、よりプラスと考えます。

私は、機械製造会社の品質管理部(QC)から、珈琲焙煎メーカーの直営店店長に転身しました。

その間に、簿記学校に通っていた経緯があります。

動機は、「数字が好きでしたし、資格をとろう」と決意したからです。

直営店の店長からいろいろな外食関係企業のSV等を経て、経理部配属、管理部統括、

企画開発部署、経営企画室で働いてきました。

その際の私の強みは、「数字資料―合計試算表作成からの改善提案書・企画提案書作成」でした。

これが今日の私があります。

会社勤務では、月次試算表、決算整理等々に携わっており、数字と常に向き合っておりました。

その際に私が思ったのは、「数字は毎日動いている」ということです。

入金が多かったり、支払いが多かったり等々、数字が増減するのです。

従って、「入金を多く、支払を少なくする」ことで余財が増加します。

逆に、入金が少なく支払が多ければ余財は減少し、お金が不足する事態におちいる場合があります。

このように毎日の数字の動きを見ながら、企業経営を勉強してきました。

経営会議等では、自分が作成した経営資料に基づき、改善策や提案書等を

プレゼンすることで会社でのポジションがあがってきたと思っています。

 

第三に、「企画力」という事です。

数字という根拠に基づいて、「どうすればよりよい会社・事業になるか」を考える、という事です。

考えた事を書類として作成する力も必要だと思います。

また、作成した書類をいかにわかりやすく説明するか、という力も必要です。従って、

いろいろな人に話をし、いろいろな意見を聞き、加味、修正することで「より密度の高い

書類」になると思います。

 

第四に、「集中力」が必要と思います。

経理等々の事務方は、机に縛られ過ぎです。

机に座ってばかりでは、集中力も継続しないと思います。

ましてや、良い発想などわかないと思います。

ちょっとした気分転換を繰り返しながら、集中力をもって仕事にあたることが必要と思います。

 

第五に、「自己啓発」を心がける必要があります。

興味あることは、どんどん吸収して欲しいと思います。

スポーツや読書、勉強等を貪欲に実践して欲しいと思います。

 

それでは、会計は「ザックリ」のほうがよくわかる! 

                 を掲載したいと思います。

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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