お問い合せ

1万円起業-総括

私は、今「平成26年度補正ものづくり・商業・サーピス革新補助金事業計画書(1次公募)」

作成しております。

提出期限が平成27年5月8日の為、現在、最終チェックをしています。

 

少し前に、日経新聞を読んでいた際にこの書籍「1万円起業」を知りました。

非常にタイトルが気に入り、早速amazon.comで購入致しました。

日本では、個人事業主やフリーランス、会社設立等での起業・創業を目指す方法があります。

私は会社に在職中に、定年を見据えて2年前に会社を設立致しました。

58歳の時です。

日本は、現在、資本金1円から会社を設立できます。

いろいろな起業セミナーに参加しましたが、参加者の中で一番多い質問が「個人事業主」がよいか

「会社設立」がよいか、との質問です。

 

私は、会社員時代の業務が財務・経理の為、初めから会社設立と決めておりました。

理由は、会社を大きくしたいという「夢」があり、「信用力をつけたい」と思っていたからです。

会社員時代にいろいろな金融機関の融資担当者と折衝しましたので、金融機関側からすると

「本音」と「建前」から行って資本金、預金残高は大いにこしたことはない、ということです。

 

会社設立費用に約20数万円程かかります。

会社設立する際は、ベンチャーサポート税理士法人新宿オフィス 小野氏に相談してください。

私が推薦致します。

 

資本金1円と資本金1000万円では、あなたはどちらを信用し、どちらと取引を開始致しますか?

大事な商品をどちらに納品し、どちらを売掛金と致しますか?

 

起業・創業する際に、あなたの手元資金は、1万円ですが25万円ですか?

もし、25万円あれば、資本金を25万円として会社を設立して下さい。

個人の普通預金口座から、会社の普通預金口座へ預金を移動したと思えばよいでしょう。

また、以前は自分で会社設立をした方がコスト削減につながりました。

現在は、定款認証印紙他で外部に依頼した方がコスト削減につながります。

私は、最初の会社は自分で手続きを致しましたが、今回はベンチャーサポート税理士法人に

依頼致しました。

 

この会社設立費用は、創立費・開業費として繰延資産として計上することができます。

詳細は、インターネットより抜粋しましたので参考にしてください。

 

創立費と開業費の会計の取扱い

創立費の会計処理 

創立費は、原則として、支出時に費用(営業外費用)として処理します。

ただし、創立費を繰延資産に計上することができます。

この場合には、会社の成立のときから5年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法により

償却(月割償却)をしなければならないとなっています。

なお、支出の効果が期待されなくなった場合には、未償却残高を一時的に償却する必要があります。

 

開業費の会計処理

開業費は、原則として、支出時に費用(営業外費用OR販売費及び一般管理費)として処理します。

ただし、開業費を繰延資産に計上することができます。

この場合には、開業のときから5年以内のその効果の及ぶ期間にわたって、定額法により

償却(月割償却)をしなければならないとなっています。

なお、「開業のとき」には、その営業の一部を開業したときも含むものとします。

なお、支出の効果が期待されなくなった場合には、未償却残高を一時的に償却する必要があります。

開業準備活動は通常の営業活動ではないため、開業準備のために要した費用は原則として、

営業外費用として処理することとします。

ただし、その費用は、営業活動と密接であることおよび実務の便宜を考慮して、販売費及び

一般管理費として処理することもできます。

なお、支出時に費用処理する場合のほか、繰延資産に計上した場合の償却額も含みます。

 

ついては、私は「25万円起業」がよいと思います。

 

そして、この書籍「監訳者ことば」にありますように、

「勤めていた会社を一念発起して辞めて、一生懸命に貯めてきた資金をつぎ込んで、

ワンチャンスに賭ける

 

と、いう考え方で起業・創業は絶対にしないでください。

起業・創業するならば、「事業が失敗しても、人生のやり直しができる」を前提にスタートしてください。

そうでなければ、「時間を稼ぐ」ことです。

自己啓発-資格取得やセミナーに参加したり、起業・創業したい事業と同じ会社で働いてみることです。

昔の丁稚奉公みたいなものです。

それもお金をいただいて、教えてもらうのです。

 

ベンチャーという響きは大変心地良いのですが、1999〜2000年当時のITブームで残っている企業は

随分少ないと思います。

少ないというのは、設立企業数が多かった割には倒産・廃業した企業数が多く、現在に至って

いる企業が少ないという意味です。

私の最初の会社も倒産した会社の1社に含まれますが。

 

ついては、決して新しいビジネスを考える必要もないと思います。

これからニーズがある分野(事業)の企業概要を参考にすることがよいと思います。

そして、ビジネスモデルを分析することで、「どのようにして、売上を獲得しているか」を勉強しては

いかがでしょうか。

 

「二番煎じ」ビジネスを目標にして下さい。

決して、「一番煎じ」でなくても結構です。

私の若い時代は、松下電気がそのように揶揄されていました。

 

また、「出る杭は打たれる」という諺があります。

昔、ヤオハンの和田代表がセミナーで言っております。

「出る杭は打たれるといいますが、我が社の杭は打たれても打たれも出て行きます」とおっしゃって

いました。ヤオハンという会社は現在、イオンの傘下となっています。

 

新しいアイデアでもよし、趣味の延長でもよし、これなら私にもできるかも?

あまり片意地張らないで、「お店でもやってみようかな」ぐらいがよいと思います。

 

失敗しないために勉強を続けていたら、気がついたときにはもう体力的に無理だった—-に

ならないようにして下さい。

定年後、セカンドライフもよいのですが、サードライフのことも今から考えてて下さい。

人間は、自分が思うほど長生きするものです。

60歳から65歳、66歳から70歳、71歳から余生と、充実した人生で歩んでいきましょう。

「1万円起業」を読んですごく参考になりました。

詳細は是非、購読にてお願い致します。

 

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

 

この続きは、次回に。

 

 

 

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