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ドラッカーのマネジメントがマンガで3時間でわかる本㉟

第9章    次の時代は何か-来るべき社会を考える

 

67  少子高齢化は先進国の共通の問題だ

    —「未来予測は不可能」(ドラッカー)

 

⚫️ 生産労働力の減少は避けられない

世の中は激動している。

「未来予測は不確実性とリスクが大きすぎて不可能である」(ドラッカー)

ドラッカーは「すでに起こった未来を探し、本業の外部変化を見よ」といっている。

「生産率の変化はこれからの世界にとってもっとも重要な現実だ」(ドラッカー)

人類史上初めての経験。ヨーロッパでも日本でも人口減少は破壊的に進行している。

出生率は人口を維持する2.1以下に下がっている。

イタリアのもっとも豊かなボローニアでさえ0.8、日本でも1.3だ。

子育てに力を入れている北欧でも1.5だ。

2.0のアメリカの人口もメキシコ移民の高い出生率にカバーされているからだ。

アメリカでも2015年以降、人口が増えるのは55歳以上で、生産労働力の減少は避けられない。

 

⚫️ 「人口減少の戦略」に切り替える

企業は人口が増加することを前提にして戦略を立てて成功してきた。

しかし若年層の減少や高齢化の問題は急速に浮上してきている。

それなのに古い政治家は今の大型の公共投資をしたがる。

交通量は減っているのに道路、橋、ダムを作りたがる。

 

⚫️ 「大量移民は必要なのか」

新たな問題が浮上している。日本を襲っている生産労働減少問題や人口減少問題を救うのは

外国からの「移民」という説だ。

まったく文化と宗教のちがう国からの移民は危険がともなう。

日本は大量の移民を経験したことがない。

移民の国アメリカでさえ苦悩している。移民に永住権を認めるかどうか。

一方で移民ビザを取らない不法入国も急増している。

頭の痛い問題だ。

 

◽️ 日本の人口—2009年10月1日現在1億2751人→2055年8993万人に。

    2055年の人口構成(予測)—0〜14歳 8.4%、15〜64歳 51.1%、65歳以上 40.5%

◽️ 働く世代が50%になる→あらゆる組織は少子高齢化の戦略に切り替えなければならない。

 

68  支出配分に注目せよ

   —「収入」より「消費」だ

 

⚫️ 少子化でバービー人形が豪華になった

前述したように、知識労働者はずっと恒例まで働ける。

先進国では、働く者すべてが知識労働者になっていく。

少子高齢化は消費者も変えた。高齢化によって長く使える商品や高齢者へのサービスの需要が高まる。

また少子化によって教育の充実は高まったのだ。

「小学校の教員の大切さを理解しているのは日本ぐらいだ」(ドラッカー)

子供にかける費用はたいへん多くなっている。

中国では、「一人っ子政策」のため、一人にかける費用が子供3,4人の家庭がかける費用より多い。

アメリカでも同じ事情だ。少子化の影響でバービー人形がだんだん豪華になっている。

 

⚫️ 「支出配分の変化を理解しろ」

経営戦略策定のため、人口の変化は見逃せない。

ただ問題は収入よりも「消費」だ。

今まで企業は収入を高めることを目標にしていた。

これからは、もっと「支出配分」に目に向けるべき時代になる。

支出配分とは「消費者が同じ目的の支出のうちで自社製品やサービスに使う割合」だ。

「20世紀の繁栄は経済成長ではなく支出配分の変化だ」(ドラッカー)

 

◽️ 少子高齢化—-高齢化のサービスの需要が増える

         —-子供の教育の充実が高まる

 

 

この続きは、次回に。

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