2015年度第2回「菓子検定3級」公式問題集&解説①
菓子検定3級 公式問題集&解説
大阪あべ辻製菓専門学校 菓子検定委員会「編」
第1部 3級模擬問題 全100問
※ 省略させていただきます。
第2部 3級 模擬問題の正解と解説
Q01.シフォンケーキが生まれたのは、どこの国でしょうか。
⚪️ アメリカ
Q02.ビスケットとクッキーの違いは何でしょうか。
⚪️ 糖分と油脂分の割合
Q03.ティラミスが生まれたのは、いつごろでしょう。
⚪️ 20世紀
※ ティラミス発祥の地は、イタリア北部。
※ マスカルポーネチーズは、もともとイタリアのロンバルディーア州原産のフレッシュチーズ。
Q04.トリュフという名前の由来となった食べ物は次のうちどれでしょう。
⚪️ 松露(しょうろ)
※ トリュフとは香りの強い球状のキノコです。
※ チョコレートボンボンは、「ボンボン」とは「おいしい」という意味の幼児語で
「うまうま」というニュアンスがあります。
Q05.16世紀に南米からスペインに伝わり、当初は飲み物として上流社会の人たちに
親しまれたものは何でしょう。
⚪️ チョコレート
※ チョコレートの起源は古代メキシコ。
※ チョコレートは成分によって3種類に分けられています。
具体的にはカカオマス、カカオバター(カカオ豆に含まれる油脂)、砂糖、
乳成分の全てを含むミルクチョコレート、乳成分を含まないスイートチョコレート、
カカオマスを含まないホワイトチョコレート、という分類になります。
Q06.ガナッシュとは何でしょう。
⚪️ チョコレートと生クリームを合わせたクリーム
※ 基本は同量ずつ混ぜ合わせます。
Q07.デザートの語源は何語でしょう。
⚪️ フランス語
※ 語源になったフランス語のデセールは、「供したものを下げる」という動詞から
生まれた言葉です。
Q08.シュークリームのシューは、どのような意味でしょう。
⚪️ キャベツ
※ ムクムクと膨らんで、表面にひび割れが入っているお菓子の形状がキャベツを
思わせることから、キャベツを意味するフランス語の「シュー」がつきました。
シュークリームは日本独特の呼び方で、フランスでは「シュー・ア・ラ・クレーム」と
いいます。
Q09.シュークリームが失敗する原因になるのはどれでしょう。
⚪️ 焼いている途中でオーブンを開ける
※ 中が空洞なので、ドイツではシュークリームは「ヴィントボイテル」(風の袋)と
呼ばれています。
英語では、生地は「シュー・ペイストリー」ともいいますが、クリームを詰めた
お菓子としては、一般的に「クリームパフ」と呼ばれます。
Q10.カスタードクリームはフランスでどのように呼ばれているでしょう。
⚪️ お菓子屋さんのクリーム
※ 卵黄、牛乳、砂糖を混ぜたものを英語でカスタードといいます。
それに、バニラで香りをつけ、小麦粉でとろみをつけたクリームがカスタードです。
フランスではカスタードクリームのことを「クレーム・パティシエール」(お菓子屋さんの
クリーム)と呼びます。
Q11.イチゴのショートケーキのクリームといえば一般的に何を使うでしょう。
⚪️ ホイップクリーム
Q12.スポンジケーキのつくり方のうち、全卵で泡立てる製法を何というでしょう。
⚪️ 共立て法
Q13.プリンの起源とされるものは、どこの国のものだったでしょう。
⚪️ イギリス
※ 日本では「プリン」という呼び名が定着していますが、これはイギリスの「プディング」を
起源とします。
Q14.カスタードプリンで「すが立つ」とは、どのような状態のことでしょう。
⚪️ 小さな穴ができる
Q15.現在のアイスクリームの原形が誕生したのはいつごろでしょう。
⚪️ 17〜18世紀
※ 日本で販売されているアイスクリームは、乳固形分15%以上、うち乳脂肪分が8%以上。
アイスミルクは乳固形分10%以上、うち乳脂肪分が3%以上。
ラクトアイスは乳固形分3%以上と決められています。
Q16.パンナコッタはどこの国のお菓子でしょう。
⚪️ イタリア
※ イタリア語で「パンナ」は生クリーム、「コッタ」は煮た、という意味で、
材料とつくり方がそのまま名前になっています。
Q17.モンブランのクリームに使われている主な材料はどれでしょう。
⚪️ 栗
※ モンブランは栗のペーストを使ったクリームが主役のお菓子です。
モンブランという言葉は直訳するとフランス語で「白い山」を意味しますが、
アルプス山脈に実際にある名峰の名前に由来しています。
Q18.スフレという言葉にはどのような意味があるでしょう。
⚪️ 膨らんだ
※ スフレとはフランス語で「膨らんだ」状態を表し、型の縁より高く膨らんだ
独特の形に仕上げた、ふわふわした料理やデザートをスフレといいます。
Q19.マロン・グラッセの完成までに必要な時間はどれくらいでしょう。
⚪️ 5日〜1週間
※ マロン・グラッセとは栗を砂糖漬けにしたもの。
フランスの山間部、アルデーシュ地方の名物菓子として、17世紀ごろには
現在の形に近いものがつくられていたようです。
Q20.フィナンシエという名前は、このお菓子があるものに似ていることに由来しています。
それは何でしょう。
⚪️ 金塊
※ フィナンシエという言葉には「資本家、お金持ち」などの意味があります。
これは、フィナンシエの焼き型が金塊(金の延べ棒)の形に似ていることにちなんだもので、
いかにもフランスらしい遊び心が感じられます。
Q21.ザッハートルテで有名な「ホテル・ザッハー」がある都市はどこでしょう。
⚪️ オーストリアのウィーン
※ チョコレートをふんだんに使ったウィーン名物、ザッハートルテ。
このチョコレート菓子が生まれたのは、1832年。
美食家として知られるオーストリアの政治家、メッテルニヒの料理人だったフランツ・
ザッハーが、弱冠16歳で考案したといわれます。
Q22.マドレーヌの焼き型は何をかたどったものでしょう。
⚪️ 貝
※ 伝統的なフランスのマドレーヌは、ホタテ貝をかたどった型で焼きます。
Q23.ラング・ド・シャとはフランス語で何という意味でしょう。
⚪️ 猫の舌
※ ラング・ド・シャはフランスを代表するクッキーのひとつです。
Q24.薄く平らに焼いたスポンジケーキで、フルーツやクリームを巻いたお菓子を何といいますか。
⚪️ ロールケーキ
Q25.ムースとはフランス語で何という意味でしょう。
⚪️ 泡
※ ムースによく似たお菓子にバヴァロワ(カスタードソースに泡立てた生クリームを加えて
ゼラチンで固めたもの)がありますが、果物のピュレを使ったメレンゲを加えたりしたもの
でもバヴァロワと呼ぶこともあり、ムースとの区別はあいまいになっている。
この続きは、次回に。