お問い合せ

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? ①

今回は、「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?」を読んで参考になった部分を

ピックアップしました。是非、参考になればと思います。

 

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?

仕事力を常に120%引き出す自己管理

      小川晋平 Shinpei Ogawa 俣野成敏 Narutoshi Matano

 

「繰り返し行っている事が、われわれ人間の本質である。

ゆえに優秀さとはひとつの行為ではなく、習慣によって決まる」

                      —アリストテレス

 

はじめに

 

第1章  一流と二流を分ける「朝の習慣」

             First-class morning habits

 

①  夜型人間が朝4時起きになれた理由

 

※  私は今、毎朝4時に起きています。

早起きを続ける理由は、端的に言えば、誰にも邪魔されない時間が増え、生産性が上がり、

成果が出せるからです。

 

※  人生に成し遂げたい何かがある。

そこまで行かずとも、1年、1ケ月いないにやりたいことがある。

もしそうなら、明日から、朝4時起きを1週間続ける理由を作ってください。

 

⚪️ 頑張らずに成果を出し続けるのが一流

 

②  やることがなければ早起きできないのは当たり前

 

※  現在では、私の早起きの目的は朝活から自分の社業のためにかわりました。

そして、日々、早起きの成果を実感しています。

成果と書きましたが、自己管理において成果を出すという考え方は非常に大切になります。

 

※  「2WCH」という独自の考え方

          ①   Why=志(なぜそれをやるのか?)

          ②   What=願望(何をしたいのか?)

          ③   Can=可能性(実現可能性があるか?)

          ④   How=手法(どうやったらできるのか?)

 

ビジネスが上手く行くときは、必ず①と②から順に物事を決めたときです。

他方、伸び悩んでいる人の多くは、③や④の可能性や手段・手法から先に考える傾向があります。

 

※  「成果を出すこと」を最優先して物事を決めていけば、少なくとも自分の好き嫌いだけで

物事を判断しないようになれます。

 

⚪️ やりたくないけど、成果が出ることを習慣化する

 

③  朝はテレビもスマホも新聞も見ない

 

※  私が早朝に集中タイムを確保しているのは、絶対に邪魔されない自分だけの時間を確保するためです。

 

※  仕事で成果を出すために人より早く起き、外部情報を遮断して集中できる時間を作る。

ただ、それだけの話です。ここで大切なのは、自分の生活の中でコントロールできることと、

できないことを明確に見極め、コントロールできるところを増やしていくことにあります。

 

⚪️ コントロールできることは、すべてコントロールする

 

④  朝飯前こそ重要なことをする

 

※  習慣を変えることは、当たり前を見直す作業です。

 

※  人の睡眠はスマホの充電と同じで、十分な睡眠を取れていれば起床後のエネルギーは100%。

そこから何かアクションを起こす度にエネルギーが消耗していきます。

何よりビジネスパーソンにとつて最もエネルギーを消耗する作業は頭を使うことでしょう。

世の中の経営者が大事な意思決定を午前中に済ませ、午後は人に会う時間などにあてているのも

うなづけます。一日のスケジュールを考えるときは、今の自分にとって重要なことは何かを考え、

その中でもとくにエネルギーを使うことからこなしていく。

 

⚪️ 残存エネルギーを意識しながら、一日の使い方を考える

 

⑤  成果を出したいなら通勤時間を短く

 

※  参考までに世界中の経営者や経営幹部の平均的な片道通勤時間は32分30秒であるのに対し、

日本は39分6秒(日本リージャス調べ。2014年データ)。

これだけ狭い国土で交通インフラが整っているにも関わらず、世界平均より2割増しだそうです。

 

※  ビジネスマンにとって通勤時間が長いことは相当な損失です。

デメリットを挙げるとするなら以下の3つです。

       ① エネルギーの浪費(→アウトプットの低下)

       ② 時間の浪費(→機会損失)

       ③ 交通費増加(→会社への貢献度低下)

 

※  ちなみに年間出勤日数を245日とした場合、片道1時間半かけていた人が片道30分になったと

したら、1年間で490時間も可処分時間(自由な時間)が増えます。

日数で言えば20.4日。1日8時間の営業日数では61.25日です!

すでに成果を出している世代ならまだしも、これからもっと経験を積んで成果を出していかないと

いけない若いビジネスパーソンが犠牲にする時間にしては、あまりにも大き過ぎます。

 

※  チューリッヒ大学の調査によると、通勤時間が22分増えたときの幸福度の低下を補うためには、

収入が3分の1増えないといけないそうです。

 

※  一番問題なのは、お金を稼ぎたいと思っている人が長時間電車に揺られているケースです。

固定支出の家賃と生活費を下げたい気持ちはわかります。

低位で安定してしまった状況がどうしても嫌なのであれば、どこかで自分の生活パターンを

変えなくてはいけません。一番意味がないのが意識を変えること。

例えば「決心」などです。行動を変えない限り、何も変わりません。

 

※  そもそもコストとは、リターンを上げるために使うものです。

「時間」というコストをかけて、浮いた家賃で「お小遣い」を得ることが正しいのか、それとも

「引っ越し代」や「家賃」といったコストをかけて、時間を得て、結果的に「生涯年収を増やす」ことが

正しいのか、どちらが長期的なゴールとしてふさわしいのかという話です。

少なくとも独身のビジネスマンで成功したいと思っている人がいれば、迷わず職場の近くに

引っ越すことをおすすめします。

 

※  一流の人は自分の意思でどうにもならないことに悩むことはせず、コントロールできることだけに

集中して自分を変えていくチカラを持っています。

自分が変わりたいなら、できるだけ大きなことから変えていきましょう。

 

 ⚪️ 現状を変えたいのなら、大きなことから変えていく

 

⑥  あえて「やり残し」から手をつける

 

※  「エンジンがかかるのに時間がかかる」というのはその人の特性です。

弱みと言ってもいいです。

人の弱みを克服するのは困難ですが、目的は成果を出すことであって完璧な人間になることでは

ありません。

弱みをカバーして目的を達成するにはどうしたらいいのかを考えることが先決です。

 

⚪️ 自分の弱みのメカニズムを知る

 

column 「指定席にお金を払う」は一流の習慣なのか?

 

指定席は不自由席。

自由を得たいなら自由席。

指定席に座るメリットよりデメリットの方が大きい。

 ・決まった時間に乗らなければいけない。

 ・席も決められており、「あの席空いたから席をうつろう」と思ってもできない。

 ・料金が高いことも謎。

 ・実は、3回自由席に座れたとしたら、その後1回グリーン車に乗ってもトータルの支出は変わらない。

 

 

この続きは、次回に。

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