人生100年時代 生活習慣病-私自身
新型コロナウイルスの影響で、自宅でずーっと外出自粛をしております。
接角のあまりある時間ですので、書籍を数冊購入致しました。
その内の一冊-ユーキャン の食生活アドバイザー検定2級 第3版
速習テキスト&予想模擬の中から、「1章 栄養と健康 Lesson 7
生活習慣病の予防」をご紹介したいと思います。
現在、私ごとですが健康診断の結果後、内科にて再検診を行い、
薬を飲んでおります。
一つは、イルべサルタン錠100mg–血圧を下げる薬。
一つは、ロスバスタチン錠2.5mg–コレステロールを下げる薬。
一つは、トラゼンタ錠5mg—インスリンの分泌を促し、血糖を下げる薬。
一つは、パルモディア錠0.1mg—血液中の脂質を改善する薬。
以上、4錠を毎日、飲んでおります。
本日-6月7日で約2ケ月になります。
来週には薬がなくなるので、かかりつけ医に行き、薬を1ケ月分貰いに行く予定です。
薬を飲む前のライフスタイルは、余りにもひどいので明記できませんが、
休肝日を週3日-ノンアルコールビールを飲むように心がけております。
また、新型コロナウイルスの影響で外出での飲酒もありません-本当です。
水分補給は、以前からウイルキンソン(炭酸)のみを飲んでおります。
タバコも喫煙-1日5本くらい-しておりますー禁煙はしたことがありません。
私の肥満の判定(今日)ですが、
BMI=体重64.5÷(1.64×1.64)=23.9813
BMI=22のときが最も病気になりにくい健康的な状態とされています。
BMIが25以上になると肥満と判定され、生活習慣病にかかるリスクが高まると
いわれています。
私自身の生活習慣病予防と思い、この本にて勉強しております。
宜しければ、是非、購入していただき、参考にしてみてはいかがでしょうか?
少しでも、お役に立てれば幸いです。
Lesson7 生活習慣病と予防
偏った生活習慣の積み重ねによって発症する「生活習慣病」。
肥満と生活習慣病の関係や、高血圧症・脂質異常症・糖尿病・痛風など、
個々の病気の特徴と食事上の注意点をしっかりと押さえましょう。
1. 生活習慣病と肥満
内臓脂肪型肥満は、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病になりやすい。
(1) 生活習慣病とは
生活習慣病とは、毎日の偏った生活習慣の積み重ねによって発症する病気の総称です。
高血圧症、糖尿病、脂質異常症をはじめ、日本人の主な死因となっている
悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患も生活習慣病に含まれます。
● 脳血管疾患
急激に発症するものを脳卒中という。
脳卒中は脳血管(血管が破れる)と脳梗塞(血管が詰まる)に分けられる。
生活習慣病は30〜40歳代に急増するため、以前は成人病とよばれていましたが、
子どもでも発症するケースが増えたこと、また偏った生活習慣を改めることに
よって発病を防げることから、生活習慣病と呼び名が変わりました。
生活習慣病の大きな原因として、身体活動量の減少(運動不足)と食生活の
欧米化があげられます。
仕事や家事労働が自動化され、交通手段が発達したことにより、現代人の
身体活動量は明らかに減少しています。
また、日本人が欧米人と同じ基準で栄養素を摂取していると、エネルギーの
過剰摂取になってしまい、肥満や生活習慣病を招きます。
(2) 肥満判定
肥満の判定法として、BMI(Body Mass Index)が国際的に用いられています。
BMIが25以上になると肥満と判定され、生活習慣病にかかるリスクが高まると
いわれています。
■ BMIの求め方
BMI=体重(kg)÷「身長(m)×身長(m)」
例) 体重67kg、身長163cm(=1.63m)の場合
BMI=67÷「1.63×1.63」=25.217—-
● BMI=22のときが最も病気になりにくい健康的な状態とされています。
肥満には、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満とがあり、生活習慣病に
なりやすいのは内蔵脂肪型肥満といわれています。
また、内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、脂質異常、高血糖のうちいずれか
2つ以上を併せ持つ状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
● 皮下脂肪型肥満
下腹部や太ももなどの皮下に脂肪が蓄積するタイプの肥満。体形は洋ナシ型。
● 内蔵脂肪型肥満
内臓の周りに脂肪が蓄積するタイプの肥満。体形はリンゴ型。
● メタボリックシンドローム
内臓脂肪症候群。代謝異常症候群ともいう。
2. 主な生活習慣病とその予防
高血圧症の人は塩分、脂質異常症の人はコレストロールの多い食品、糖尿病の
人は甘いものを控える。
(1) 高血圧症
動脈に高い圧力がかかるため、血管の内側の細胞が傷つきやすく、そこに
コレストロールなどが染み込んでたまり、動脈硬化を招きます。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などを引き起こします。
血圧は加齢とともに上昇しますが、偏った生活習慣が加わるとことによって
高血圧症を発症しやすくなります。
■ 食事上の注意点
① 食塩の摂取量を1日6g未満に制限する。
② カリウム・カリシウム・食物繊維の摂取を心がける。
(2) 脂質異常症
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が増えすぎた状態をいいます。
運動不足などで血液の流れが悪くなると、この脂質が血管(動脈)の壁に
入り込んで動脈硬化の原因となります。
脂質異常症は痛みもなく、症状が現れにくいため、定期的に健康診断を
受けて早めに発見することが大切です。
■ 食事上の注意点
① 食べすぎない(適正なエネルギー摂取)
② コレステロールの多い食品を控える。
③ 肉類よりも魚類、食物繊維を多く摂るようにする。
(3) 糖尿病
インスリンというホルモンが不足したり、十分に作用しなかったりすると、
血液中のブドウ糖(血糖)がエネルギー源として利用されず、高血糖状態となります。
また尿中にも血糖が排せつされるようになります。
このような状態を糖尿病といいます。
初期段階では自覚症状がありませんが、発症すると完治しにくく、進行すると
網膜症・腎症・神経障害の3大合併症が現れるようになります。
● 糖尿病性の網膜症では失明する危険が高く、また糖尿病性神経障害では
外傷ができても気づかず、感染して壊疽を起こし、切断しなければならない
場合があります。
■ 食事上の注意点
① 食べすぎない(適正なエネルギー摂取)
② 1日3食の食事制限を一定にする。
③ 動物性の脂肪を控え、植物性の油や魚の脂肪にする。
④ 食物繊維を多く摂るようにする。
⑤ 甘味料・アルコール・清涼飲料水は控えめにする。
(4) 痛風
血液中に含まれる尿酸が多くなり(高尿酸血症)、関節に結晶として沈着し、
痛風神経を刺激するようになった状態をいいます。
痛風は中年以降の男性に発症しやすく、足の親指の付け根などに激しい
痛みが生じ、赤く腫れ上がる痛風性関節炎などが見られます。
高尿酸血症には遺伝や肥満のほか、プリン体の多い食事などが関与していると
いわれています。
● 尿酸
肝臓で細胞の代謝物として産生される物質。
プリン体を原料としている。
● プリン体
煮干し、かつお節、あん肝、白子、レバーなどに多く含まれてあり、
プリン環という共通の化学構造を有している。
■ 食事上の注意点
① プリン体を多く含む食品を控える。
② アルコールは、尿酸の合成を高めたり尿酸の排出を低下させたりするので
控える。
③ 水分をたっぷり摂る。
□ キーポイント
● 生活習慣病と肥満
1. 内蔵脂肪型肥満は、皮下脂肪型肥満より生活習慣病になりやすい。
2. BMI25以上で肥満と判定される。22は標準である。
3. 高血圧症は動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる。
4. 脂質異常症は痛みもなく症状が現れにくいため、健康診断を受けて早期に
発見することが大切。
5. 糖尿病の3大合併症は、網膜症、腎症、神経障害である。
6. 痛風予防のため、プリン体を多く含む食品は控える必要がある。
✔︎ 生活習慣病と食事療法
食事療法とは、健康的な食事をきちんと摂ることによって生活習慣病を
改善しようとするものです。
食事の量や特定の栄養素だけを極端に減らしたりや増やしたりはしません。
病気と食事の両方の知識が必要なので、医師や栄養士とよく相談し、無理なく
継続することが大切です。
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美