お問い合せ

危機の時代 ジム・ロジャーズ 私見②

● 第3章 「危機の際にどう行動すべきか」

 

□ 大変参考になりました。

    特に、「すべての常識は15年で劇的に変わる」「危機が起きても絶望する

    必要はない」

  「みんなが失敗した時こそ、チャンスがある」「企業は何をすべきなのか」

    「危機への備えをしておこう」等々。

 

     ヒントとして、

   「特に困難な時期は、自分が知っていることにフォーカスし、自社の

     借金を減らし、多くの借金を抱えている企業と取引しないように気を

     つけるべきだ。不必要な資産があるなら売却して、手元資金を増やして

     おこくとも有効な手段になる。流動性を高めて、いざという時に備えて

     おくことが必要だ。不必要なものを売り、借金を減らす、そしてあなたが

      最もよく知っている事業に集中するならば、困難を乗り越えられる

      可能性は高くなる。」

 

 □  私も、「知らないことより、知っていること」「不得意より、得意なもの」

    「興味のないものより、興味のあるもの」等が良いと思います。なぜなら、

    「いろんな意味で勉強する」からです。

      日々、心がけたいと思います。

 

● 気になった文章や言葉をピックアップしてみました。

 

   ・「終わりの始まり」が幕を開けたのだ。

   ・歴史は繰り返す。

   ・危機の本番が迫っている。

   ・1つの情報源だけに耳を傾けてはいけない。

   ・世界には危機の中でお金を稼ぐ人が常にいる。

   ・多くの成功した投資家は、危機のさなかにチャンスを見つけている。

       ほかの人と同じことを考えず、自らの考えに沿って投資することで

       道を切り開き、成功を手にした。

    ・人間は常識にとらわれ、多数の人が言っていることが正しいと思い

        込みがちだ。だから私は自分の子供たちにこう教えている。

       「お前たちは、他人に依存せず、自分の頭で考えなければならない」と。

     ・「それでも他人の言うことを気にするべきではない。世間で常識と

          されていることを疑ってみた方がいい。自分の頭で考えないと、

          見えない真実がある。」

     ・「すべてが変わる」と私は言ったが、歴史から学べることはたくさんある。

          危機の際に、人々がどう考え、どう行動するかについて共通する

          点が多いからだ。

     ・ギリシャの哲学者プラトンはこう言った。

       「何年も経ち、時が流れ、君の意見の多くがその逆になることもあるのだよ」。

         また「自分自身に打ち勝つことは、最高で、最も崇高な勝利である」とも

         語っていた。

       「どれだけ知識を身につけたとしても、全知全能になることはできないが、

         勉強しない人々とは天と地ほどの開きができる」。

 

● 歴史と哲学の重要性を再認識しました。

 

   「第4章 孔子の格言に耳を傾けよう」より、

 

   ・永遠に続くものには、おそらく何らかの真理がある。

   ・あなたが他の人よりもよく知っていると思う分野に投資した方がいい。

   ・わかっていることを『知っている』という。分かっていないこと

      『知らない』という。これが「知る」ということだ。

 

    「孔子の言葉を少し紹介しよう」より、

 

     ・我々の一番の栄光は、失敗しないことにあるのではなく、失敗する

         たびに立ち上がる力にある。逆境でも希望を捨てず、辛抱強くあり、

         自殺しようなどと決して考えるべきではない。

     ・人間は逆境において、その真価を試される。人生の達人は逆境を

         楽しみ、順境もまた楽しむ。

     ・成功者は必ず、その人なりの哲学を持っているものだ。その哲学が

         しっかりしているからこそ、成功者の人生は揺るぎない。

      ・考えのない学びは、無駄である。学ばずに考えてばかりいては、

          危険である。

       ・ふるきをたずねて新しきを知る。そうすることで人を教える師と

           なれる。

 

   いずれも、危機に直面した時だけでなく、人生においても道標に

          なる言葉ばかりである。

 

□ 私は、時間を作り、「哲学」「孔子」について勉強します。

 「歴史」については、程々に。

 

 

 

この続きは、次回に。

 

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