ブランディングが9割 ⑥
✔ ブランディングは小さい会社の方がうまくいく理由
小さい会社は小さい会社なりの良さを生かせば、ブランディングがうまく
いくのです。
・小さい会社の方が尖りを出せる
まず、大手と比較すると、「小さい会社の方が、ブランドに『尖り』を
出しやすい」ということが、うまくいく理由の一つです。
尖りを出すとは、より特徴を出すということを意味します。
際立った特徴を出すとターゲット層が絞り込まれるので、ターゲット
顧客のイメージがより具体化され、こだわり層など、特定層への訴求が
しやすくなるのです。
ブランドはターゲットを絞り込んだ方が、顧客像がより明確になり、
ブランディングがしやすくなるのです。
・大手は意見を言う人の数だけ、尖りがなくなる
・小さい会社の方が、意思決定が早い
小さい会社は社長の決断がすぐ決まることが多く、大手より迅速に物事を
進めることができるのです。
デジタル時代に突入し、目まぐるしく変化する市場の中でお客さんに
応えていくには、意思決定が早い小さい会社の方が有利と言えるでしょう。
大手が大型戦艦なら、小さい会社は動きの早い駆逐艦といったところで
しょうか。大砲を備える戦艦と、機動力を武器に素早い動きで戦う駆逐
艦では、役割が違ってきます。
その役割を生かし、小さい会社ならではの特徴を出すことで、勝機が
見えてくるのです。
第2章 まずは、「自分たちとの強み」を
見つける
<自社の特徴>
✔︎ ブランディングを行う流れ
■ステップ1
ブランドの現状分析(第2章、第3章、第4章)
■ステップ2
ブランドのコアとなる概念をつくり、戦略を策定する(第5章)
■ステップ3
概念をもとにブランド戦略を実行する(第6章、第7章)
これがブランディング活動の全体の流れとなります。
この続きは、次回に。