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Coffee Blake-10月13日(火) 「マイクロマネジメント」

新型コロナウイルス 影響拡大で、「働き方」が変わりました。

「テレワークの弊害」ということで、「マイクロマメジメント」について、

勉強したいと思います。

 

インターネットより、参考に下記の内容を抜粋の上、ご紹介致します。

詳細は、ご自身で「検索」にてお願い致します。

 

2020.10.12

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 


 

マイクロマネジメントとは、

 

職場の人間関係トラブルの要因の一つとして知られるマイクロマネジメント。

企業で働いている方や、人事関係の仕事についている方の中には、マイクロ

マネジメントという言葉に聞き覚えのある方も多いでしょう。

しかし一方で、マイクロマネジメントをしている方の中にも、言葉としては

聞いたことがないという方もいるはずです。

 

そこで今回は、マイクロマネジメントとはどのようなことを指すのかと

いう基本的な知識から、マイクロマネジメントにより引き起こされる弊害に

ついて解説します。

特に、組織内でマネジメントを行う立場にある方はぜひ参考にしてください。

 

 

1.マイクロマネジメントとは?

 

まず最初に、マイクロマネジメントとはどういったことを指すのかについて

簡単に説明します。

 

マイクロマネジメントとは、ごく簡潔にいうと上司から部下への「過干渉」を

指した言葉です。

 

マイクロマネジメントをしてしまう人は、以下のような特徴を持つ傾向が

あります。

 

・こだわりが強い人

 

・部下に仕事を任せておくことを不安に感じる人

 

・完璧主義者

 

また、細かく管理をすることで自らの価値を示したいと考えているような

人もマイクロマネジメントを行いやすいとされています。

しかし、管理職についている方であれば、大なり小なり部下の管理を行う

必要はあります。

そのため、具体的にどのような行動がマイクロマネジメントに当てはまる

のかという点は気になるところでしょう。

 

一般的に、マイクロマネジメントには大きく分けて4つの特徴があります。

以下の特徴に当てはまる行動を取っていた場合は、マイクロマネジメントと

見なされることが多いです。

 

・全体を把握したい

 

・何でも口を出してしまう

 

・逐一報告してほしい

 

・些細なミスでも追求する

 

ここからは、それぞれの特徴についてより詳しく説明します。

 

〇 全体を把握したい

 

第一に、自分の携わっている仕事の全体を把握したがることはマイクロ

マネジメントにつながります。

 

管理者であっても、常に全体を把握している必要はありません。

必要な情報以上に物事を把握しようとすると、上司部下共に余計な手間が

増えてしまい、結果的に仕事も滞ることとなります。

 

〇 何でも口を出してしまう

 

また、全体を把握したがる人の多くは、把握した情報を元に各所に対して

口を出してしまう傾向にあります。これも、本来口を出すべきでない権限の

者が口を挟むことで仕事の流れや組織の上下関係が崩れることにつながるため、

デメリットの大きい行為と言えるでしょう。

 

〇 逐一報告してほしい

 

細かいことであっても、逐一報告を求めることもマイクロマネジメントの

特徴です。

必要以上に報告を要求することで上司も部下も報告の手間が増え、加えて

部下としては常に監視されているようで働きづらい環境となってしまいます。

 

〇 些細なミスでも追及する

 

些細なミスでも細かく追求することも、マイクロマネジメントにつながります。

ミスの追求は必ずしも悪いことではありませんが、些細なミスの内容まで

追求する意味は薄く、加えて部下のモチベーションも低下してしまいます。

 

2.マイクロマネジメントによって引き起こされる弊害

 

マイクロマネジメントは職場に悪影響を及ぼす行為ですが、それを行って

いる本人は自身がマイクロマネジメントをしていることや、それによる

悪影響に気づいていないことも少なくありません。

ここからは、実際にマイクロマネジメントによって引き起こされる弊害を

紹介します。

 

2-1. パフォーマンスの低下

 

マイクロマネジメントによる最大の弊害は、職場のパフォーマンスが

低下することです。上司が細かい部分まで管理を行うことで、部下の

発想や思考は仕事に活かされることがなく、全て上司の指示通りに

行動することとなります。

部下を完全に上司の望み通りに動かすことができるならそれでも良い

ものの、上司の能力にも限度があるため、実際に望みどおりに動く

ことはほぼ不可能だと言えるでしょう。そのため、結果的にマイクロ

マネジメントは部下の長所を消すだけに終わる可能性が高くなって

しまいます。

このような環境では、部下の仕事のパフォーマンスは低下し、結果として

職場全体の生産性も低下するでしょう。

 

2-2. キャリア形成の妨害

 

マイクロマネジメントには、長期的なものでは人材のキャリア形成の

妨げになるという弊害もあります。

これは、上司の傀儡として指示通りに仕事をすることだけを続けていると、

部下自身の失敗や成功の機会が失われ、キャリア形成が行われなくなって

しまうためです。

 

2-3. 組織全体のやる気と求心力の低下

 

上司によるマイクロマネジメントは、その組織全体のやる気と求心力の

低下という弊害にもつながります。

上司による細かい管理は、部下が自主的に業務に取り組む姿勢を奪うことに

なり、部下はただ指示に従っていれば良いという思考を持ってしまいます。

このような思考状態では、部下のやる気が起こるはずもありません。

また、部下は表面上は上司に従うものの、それで信頼関係が築かれるわけ

ではなく、上司の求心力自体はどんどんと低下していきます。

 

3. マイクロマネジメントの対処方法3つ

 

最後に、マイクロマネジメントの対処方法を紹介します。

 

マイクロマネジメントは上司から部下に対して行われるものであるため、

基本的に一従業員でしかない部下側からの根本的な解決は難しいとされて

います。しかし、以下3つの「マイクロマネジメントの対処方法」を知って

おくことで、マイクロマネジメントによる弊害を軽減することができる

でしょう。

 

● 要望を満たせるよう努力する

 

● 先を見据えて仕事をする

 

● 定期的に報告する

 

ここからは、上記3つの対処方法をより詳しく説明します。

 

3-1. 要望を満たせるよう努力する

 

マイクロマネジメントをする上司も、社員に悪影響を与えることが目的

ではなく、自分なりの考えを持って管理をしています。

そのため、上司の要望を満たしてさえいれば、上司もそれ以上細かく

管理をしてくることもなくなるでしょう。

 

マイクロマネジメントによる指摘は毎回同じようなものである傾向が高い

ため、その傾向を掴んであらかじめ応えるようにすることで、上司の指摘を

封じることができます。

 

3-2.先を見据えて仕事をする

 

マイクロマネジメントとは、上司が自分の考え方を部下へと押し付け、

その通りに行動させようとすることです。

つまり、上司の考え方を把握し、自分にどう行動させたいのかを予測して

行動すれば、上司も指示をする余地がなくなり、余計な干渉をしてくる

ことはなくなるでしょう。

 

3-3.定期的に報告する

 

マイクロマネジメントの特徴として、頻繁に報告を求めてくるというものが

あります。それを防ぐためには、報告を求められるのを待たず、自分から

定期的に報告を行うという対処法がおすすめです。

 

マイクロマネジメントをする上司は、部下の仕事状況に不安を感じている

ため、しきりに報告を求めてきます。しかし、自分から定期的に報告を

していれば、上司も部下の仕事状況を把握できていることに満足し、頻繁に

報告を要求してくることもなくなるでしょう。

 

まとめ

 

マイクロマネジメントとは、上司が部下に対して過度に干渉を行うことを

指す言葉で、具体例としては細かい作業方法の指示や頻繁な報告の要求

などがあります。

 

マイクロマネジメントをしている上司自身は多くがそのことに気づいて

おらず、むしろ勤勉に仕事をしていると思っている傾向にあります。

しかし実際には、マイクロマネジメントは職場のパフォーマンスの低下や

部下のキャリア形成の妨害など、多くの深刻な弊害を引き起こす要因と

なります。

部下側から上司のマイクロマネジメントを改善することは難しいものの、

適切な対処方法を取ることでその弊害を減らすことはできます。

ここまでの内容を参考に、ぜひマイクロマネジメントの対処方法を試して

みてください。


 

私は、サラリーマン時代、人事・総務も統括しておりましたが、生憎

「マイクロマネジメント」という言葉は、知りませんでした。

しかし、「部下に対し、過干渉」等々は、加害者側として、心当たりが

あります。

過干渉が、「度が過ぎる」ことはいけないと思いますが、それで「無干渉-

放任」が良いのか、といえば———–。

 

私の若い時代と、現在の若い世代とでは、若干ではありますが「働くこと」の

意味合いが違ってきていると思います。

 

教える側も教わる側も、昔と今とでは、違うのです。

「何もない時代」で育った世代と、「何でもある時代」で育った世代では、

「やはり違う」のです。異なることは、当然のことだと思います。

 

これまでの良い事は、「改善・継続」すれば良い事で、悪いと思われる事は、

「修正・見直し」すれば良いと思います。

 

「マイクロマネジメント」を勉強してみて、いろいろと考え、反省すべきは

反省し、今後にプラスになるように励んでいただきたいと思います。

「自分自身のために」

 

 

2020.10.12

 

株式会社シニア イノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

 

 

 

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