お問い合せ

Coffee Blake-令和3年4月15日(木)「ファーストペンギン」

日経新聞で、ある著名人の方が「ファーストペンギンでありたい」との

コメントをしておりました。

私もテレビ等で「ファーストペンギン」の映像を見たことがあります。

参考にと思い、インターネットで調べてみたところ、非常に参考になり

ました。

 

宜しければ、ご参考にして下さい。

 

2021.4.15

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

「ファーストペンギン」

 

ファーストペンギンとは、ベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、

尊敬を込めて呼ぶ言葉です。 

ペンギンは常に集団で行動しますが、群れを統率するリーダーやボスは

いません。最初の1羽は身をもって海中の安全を群れに伝えているよう

にも見えるわけです。しかしこの最初の1羽には、リスクばかりがある

わけではありません。

 

ビジネスにおける

ファーストペンギンとは?

リスクと引き換えに得られる大きな先行者利益

 

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ファーストペンギンという言葉をご存じでしょうか。

ペンギンの習性から生まれた言葉で、ビジネス用語としても使われています。

勇猛果敢に新しいビジネスへと挑戦することは、リスクも伴いますが、

大きな先行者利益を得るチャンスでもあります。

ビジネスにおけるファーストペンギンについて紹介します。

 

目次

 

● ファーストペンギンとは?

● ビジネスにおけるファーストペンギン

● NHK連続テレビ小説「あさが来た」で使われて話題に

● ファーストペンギンで先行者利益を得る

● リスクを恐れていては新しい市場は開拓できない

● おわりに

 

ファーストペンギンとは?

 

ファーストペンギンとは、率先して海へ飛び込む、勇気あるペンギンの

ことをいいます。あるとき、新しく狩場となるような氷穴を見つけたと

しても、多くのペンギンは、じっと中の様子をうかがうだけで、何もしま

せん。

海の中には危険な天敵が潜んでいるかもしれませんし、獲物が全くいない

ことも考えられるからです。

そんななか、危険を顧みず、新しい狩場を得るために飛び込んでいける

一匹のペンギンがいます。これが、ファーストペンギンです。

ファーストペンギンが飛び込んだ後も、大勢のペンギンたちが後に続いて

飛び込むことはありません。

しばらく様子を伺っています。ファーストペンギンが無事に泳ぎ、獲物を

捕らえているのを確認して、初めて群れが飛び込みます。

しかし、多くの群れが飛び込んだ後では、魚たちが驚いて逃げてしまう

などして、餌にありつけないペンギンも出てきます。天敵もライバルも

いない状態で獲物を得たファーストペンギンだけが、たっぷりと分け前を

得ることを保証されるのです。

 

ビジネスにおけるファーストペンギン

 

以上のようなペンギンの習性から、新しい業界や投資へチャレンジして

先行者利益を得ることを、ビジネス業界でファーストペンギンと呼ばれる

ようになりました。ハイリスク、ハイリターンの世界を泳ぎ切ろうとする

度胸や潔さを讃える言葉として使われています。

例えば、楽天の三木谷浩史社長は、自らを「ファーストペンギン」と称した

本を出版しています。

ネット通販の大手としてあっという間に日本を代表する企業となった楽天の

社長も、初めはさまざまな大きな商社が苦戦を強いられていたネット通販の

事業へ、自ら飛び込んでいったのです。

 

NHK連続テレビ小説

「あさが来た」で使われて話題に

 

ファーストペンギンという言葉は、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」で

使われて話題となりました。ヒロインの白岡あさは、炭鉱の経営者です。

舞台となっている明治期の日本では、炭鉱の世界はまだまだ未開発で、

成功する保証は何もありません。そんな場所へ女性実業家として飛び込んで

いくあさを、登場人物が「ファーストペンギン」と称します。

あさのモデルとなった広岡浅子は、炭鉱事業を皮切りに、銀行の設立や

日本で初めての女子大設立などをも行っています。

社会の表舞台に立つのは男性というのが常識だった明治期において、女性

実業家が先進的な事業を次々と成功させた広岡は、現代のビジネスマン、

ビジネスウーマンにとっても、チャレンジ精神をおおいに鼓舞される人物で

しょう。

 

ファーストペンギンで

先行者利益を得る

 

ファーストペンギンは、失敗のリスクこそ大きいですが、成功すれば大きな

先行者利益が約束されています。現代においても、たくさんのベンチャー

企業が新しいことへチャレンジし、成功をおさめた例がたくさん見受け

られます。

なかでもITの世界では、新しいビジネスの枠組みが日々生まれており、

チャンスのタネはまだまだ転がっているといえるでしょう。

 

 

リスクを恐れていては

新しい市場は開拓できない

 

リスク回避だけを考えていては、新しい市場は永遠に開拓できないと考え、

ときには思い切って新たな海に飛び込むことも必要です。ずっと新しい

ことに挑戦できず、よどみの中に埋もれていくことこそリスクが大きいと

考えましょう。

ペンギンと違って、ビジネスの世界では天敵に取って食われることは

ありません。たとえ失敗したとしても、再起は十分に可能です。

 

おわりに

 

海へ飛び込み、天敵の来襲をかわしながらたくさんの獲物を得るには、

運の他に泳ぎ切る体力と俊敏さも必要です。十分に策を練り、必要最低限の

資金を確保しておくことが、ファーストペンギンの条件ともいえます。

「すべては運任せ」と飛び込むのではなく、勝つためのプランを描いて

から、大海に乗り出しましょう!

 

< 言葉 >

「できるかできないかではなく、やるかやらないかである」


 

いかがでしたでしょうか。

 

私は、「No1」になりたいと思いますが、「オンリーワン」ではあります。

どこかで聞いたことのあるフレーズですが、この世で「私」は私一人だけ

です。

 

● ナンバー‐ワン【number one】

  1.第1号。第一番。

  2. 第1位の人や物。「人気ナンバーワン」

● オンリー・ワン【only one】

  ただ一つであること。また、そのもの。

 

よく聞く言葉に「たった一度の人生だから」というのがあります。

また、「仕事と人生には、三つの坂がある」とも聞きます。

人生にはいろいろな選択肢がありますし、どちらかを選択しなければ

いけない時もあります。人それぞれですが、私の場合は「少しでも上を

目指す」ことで、これまでを歩んで来ました。

現在、年齢を重ねて、精神的にも肉体的にも若い時とは違うな、と実感

しております。しかし、ビジネスとしては、「ファーストペンギン」

ありたいし、「できるかできないかではなく、やるかやらないかである」

精神で挑戦していきたいと思います。

 

2021.4.15

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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