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Coffee Blake-令和3年5月12日(水)「Better Half」

昨日(2021.5.11)の読売新聞-四季の記事に興味を持ちました。

インターネットで調べて見ました。

 

皆さんにも、ご紹介したいと思います。

 

201.5.12

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 


 2021.5.11 読売新聞 四季

 

分かれたる半身(ハーフ)と半身(ハーフ)が引きあへる力に世界は動く

伊藤 和彦

 

四季 長谷川 櫂活

 

人は何故愛し合うのか。プラトンはいった。

頭が二つ手足が四本ずつあった人間が二つに引き裂かれた。

その失われた片割れを求め合う、これが愛であると。

東西冷戦後、チェコに捉えられた和合の巨石。

            『MOON DROPS 月の雫』から。

 


私が興味を引いたのは、

「頭が二つ手足が四本ずつあった人間が二つに引き裂かれた。」

いう箇所です。

そこで、「プラトン 頭が二つ手足が四本」で検索したところ、

「Better Half(ベターハーフ)」という内容が適していると思いました。

それでは、「Better Half(ベターハーフ)」をご紹介致します。

 


 「Better Half(ベターハーフ)」

 

「Better Half(ベターハーフ)」、「我が良き半身」とは、自分にとっての

大切な片割れ、相棒の意。

英語圏では、恋人同士、配偶者の意でよく使われるが、何も異性間に限った

ことではない。

英文法的には、最上級のBest ではなく、比較級のBetterが使われている

のが要だ。つまり、2人のうち片方の良い方だからだ。

3人以上の話ではなくて、あくまで2人間の話で、相手を敬い、良い方と

称するから、比較級、Betterである。

「Better Half(ベターハーフ)」の語源は大変興味深い。

 

古代ギリシャの哲学者、「プラトン」による、「饗宴」(きょうえん)と

いう本がある。副題は、「恋(愛)について」である。

プラトンが自分の師匠である、ソクラテスたちをはじめ、数名の男性陣

たちで恋(愛)について対話をしている様子が描かれたユニークな作品だ。

「饗宴」によれば、

古代の最初の人間は、頭が二つに手足が四本づつあって、今の人間二人が

背中合わせにくっついたような形で、丸いからだをしていた。

男と男がくっついたもの、女と女、そして男と女の組み合わせの、三種類の

人間があった。

この男と女が一体となっていた人間は、「アンドロギュノス」という。

もともとは、二人で一つの生き物だった人間、「アンドロギュノス」は、

大神ゼウスによって、2つに切り離された。

このため、人間はそれぞれ昔一体であった相手(自分の片割れ)を求め

るのである。

その相互の求めがエロス(愛)であり、この愛は人間本来の姿に戻ろうと

する衝動なのである。

これが、「Better Half(ベターハーフ)」我が良き半身の語源だ。

 

何とも素敵な神話だ。

さらっと書いたが、紀元前385年ころの話である。

そう思うと恋(愛)には2400年の時を経ても感覚が変わらないもの

なんだなとつくづく思う。

これだけの時を経て変わらない普遍性。

ボクには、神話がノン・フィクションに思える。


「プラトン」

古代ギリシアの哲学者(紀元前427年~紀元前347年)。

ソクラテス弟子で、アリストテレスの師。

アカデメイアという名で学校を開いたため、プラトンとその後継者を

アカデミー派と呼ぶ。

プラトンとアリストテレスの思想は、西欧哲学の大きな源流となった。

「ソクラテスの弁明」・「国家」等の著作で知られる。


以上となります。

 

大変、素敵な神話であると思いました。

この歳で、初めて知った訳ですが、改めていろいろ勉強しなければいけ

ないなあ、と思った次第です。

 

2021.5.12

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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