Coffee Blake-令和3年7月11日(日) 「年長者の役割」
私がこの頃、若い方達と接して—一緒に働いたり、お話をしたりする際に、
感じることがあります。
それは、「年長者」としての役割とは何か、ということです。
私は、年齢が66歳です。従って、若い方達からいろいろと質問を受けますし、
それに対して返答もしなくてはいけません。
その時に自分自身は、「正解」に近い返答を心がけています。また、少しでも
「見本」になれればいいとも感じています。
私が若い時は、「先輩の後ろ姿見て、仕事を覚えなさい」「目上の方には、
敬愛の念を持って接しなさい」等々、いろいろなことを教えていただき
ました。
若い時の経験は、少しでも現在の若い方々に伝えるべきが「年長者」の
役割ではないかと思っています。しかし、現在の自分の「正解」「見本」に
ついては、疑問符がつくと感じています。
例えば、「言行」という言葉をご存知でしょうか。
● 言行(げん‐こう)
言葉と行い。口で言うことと実際に行うこと。「言行が一致しない」
私の場合、言葉では「正解」を言っているかもしれませんが、「言葉」と
「行い」については一致していないと思います。ついては、「言い訳」を
せずに、「言葉」と「行い」を一致することを目標にこれから、精進
したいと思います。
また、「有言実行」という四字熟語をご存知でしょうか。
● 有言実行
「口にしたことは何が何でも成し遂げる」ということを意味する言葉です。
何か成し遂げたい目標がある場合に、それを口に出して周りに宣言する
ことでモチベーションを上げます。 すると、実現しなければ恰好がつか
ないという良い意味でのプレッシャーを感じて実現への強い意志を持て
るでしょう。2021/04/07
そこで、私自身について、振り返ります。
『過去』
Step1
私が若い時は、「口にしたことは何がなんでも成し遂げる」という志が
ありました。しかし、「言い訳」ですが、歳を経るうちに徐々に、段々に、
その「志」を忘れ、「時の流れに身を任せ」ではないのですが、時間
(とき)に流され、楽を求めて、しまいました。
このような気持ち—当初の「志-夢」貫こうと思って、44歳の時に「起業・
創業」を致しました。
その結果は、会社を閉じて再度、社会人として再出発を致しました。
Step2
定年退職(2015年6月)を控えて、2013年6月に定年後は「起業・創業」で
稼ごうと考え、会社を設立致しました。
私の会社の事業内容は、「起業・創業」を志す方々をトータル的に支援
するサービス業です。
この事業内容は、私が社会人時代に実務者として、おこなってきた業務です。
従って、自分が最も得意とする仕事であり、長い間精通している知識と
なると思います。
残念ながら、日々の日常で、「生活」することに重点を持ちすぎて、会社の
事業を疎かにしてきました。8年間。
『現在』
Step3
62歳から年金をもらっております。
少しは以前の日常100%から、日常-「生活」70%、「事業」30%で
やろうと思い、昨年(2020年10月)からスタート致しました。
Step4
これまでは、「事業30%」の範囲で、会社の事業目的である「プレハブ
ハウスによるコミュニティ提案」「シニア対象のカルチャースクール
開校」をクラウドファンディングREADFORに掲載し、支援者のニーズを
リサーチ致しました。残念ながら、2つのプロジェクトとも「不成立」と
なりました。
これからは、「不成立」に至った原因を時間をかけて、ピックアップして、
見直し、修正の上、再度、今度は、クラウドファンディングCAMPFIREに
掲載すべく、準備を致します。
『これから』
Step5
やはり、「オリジナル商品」を作り出すべきだと感じています。
私がこだわっている小店舗-10坪以内の店舗-業種・業態は、これから
決定したいと思いますが、自分が得意とする業種・業態であることは
もちろん、未経験である場合、アルバイト等で身につけたいと思って
います。アルバイト等で自己資金を補充し、2年以内に店舗オープンを
目指します。
Step6
Step5での成功例に基づき、「プレハブハウスによるコミュニティ提案」
「シニア対象のカルチャースクール開校」を具現化致します。
Step5が起動に乗らない場合は、再度、ビジネスプランを見直し、
「再チャレンジ」を身体が動く限り実行致します。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を求めて続けて!
さて、「不言実行」と言う言葉をご存知でしょぅか。
● 「不言実行」
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。
▽「不言」は何も言わないこと。
これまで、友達や友人は、「不言実行」はかっこいい?と言っておりました。
男らしいと。しかし、若い時の私は、まさに「有言実行」で社会人時代を
走ってきました。結果的には、好きなことをして、それなりの収入と地位を
得て、無事、定年を迎えることが出来たので。
これからは、外見は「不言実行」、内面は「有言実行で。
そして、若い方達には、少しでも「言行が一致している」と思えるように、
「見本」となる「年長者」になれるよう努力したいと思います。
2021.7.11
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美