お問い合せ

Coffee Blake-令和3年9月14日(火)「あすへの話題」

今日は、久しぶりにのんびり過ごしております。

昨日の日経新聞夕刊「あすへの話題」の記事を読んで、大変、感銘を

受けました。

以前「代表のブログ」でご紹介した「上も見ても下を見てもきりが

ない」にも、相通じる内容かとも感じました。

前回は、私の母から言われた言葉でしたが、「自分の立ち位置」をどこに

置くかで「物事を見る姿勢や立場」は異なります。

最も分かりやすく言いますと、「身長150cmの人と身長180cmの人では、

目線が30cm違うため、目で見る景色が異なる」と言われます。

今の若い方たちには、常に「自分の立ち位置」を上げる工夫をしていただき、

「物事を見る姿勢や立場」の向上に努力していただきたいと思います。

 

それでは、「あすへの話題」をご紹介致しましょう。

 

2021.9.14

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 


 

あすへの話題 2021.9.13

 

岳父の教え 

 

  キリンホールディングス社長

  磯崎 功典

 

「常に視座を高くしなさい」。岳父が私に残してくれた、今でも大切に

している教えだ。

彼は経済学者で無類の読書家だった。妻との結婚を機に、自宅を訪ねては

多くのことを学んだ人生の師でもある。

今いる自分のポストより上の立場で物事を思考すること。

例えば課長なら部長の観点から、部長であれば社長になって考えてみる。

目線を一段から二段高くしてみると景色が全く変わってくる。

それ以来、いつどんな仕事を任されても慌てることのないよう自分に

足りない知識やスキル、経験を身につけることを日ごろから心がけて

きた。

もう一つ印象に残っている教えがある。

私が米国留学から帰ってきた30代後半の頃、岳父を尋ねた時のことだ。

「きょうは食事の前に、君が書いた卒論の要旨を5分以内で説明してくれ

ないか」。

突然のことで私はたじろぎながら、論文のポイントを10分間ほどで説明した。

じっと聞いていた彼から出た言葉は「もう少し要点をコンパクトにした

ほうがいいね」だった。

「君もやがて偉い人と話をする機会があるだろう。しかし、上の人は

とても忙しいので、要は何かを簡潔明瞭に語らないと耳を傾けてくれ

ないよ」と優しくたしなめられた。

プレゼン力は、米国で鍛えてきたつもりだっただけに、大きな衝撃を

受けた。

経営者の仕事は人材育成そのものだ。

特に若い社員には、身の丈以上の仕事をしてもらいたい。

厳しい修羅場を通し、胆力知力を養い、頼りになる人間に成長して

ほしい。

親子ほど年齢の離れた社員を時には諭しながら、ふと今は岳父の教えを

思い出しては深く感謝している。

 


 

● 岳父(がくふ)

 

岳父と義父は、どちらも血のつながりのない父親を指す言葉です。

義父が義理の父親といった意味で広く使用されるのに対して、

岳父は妻の父を限定的に指す呼び名になります。2020/09/28

 

● 視座

 

物事を見る姿勢や立場。「人道主義的な視座で発言する」

 

● 簡潔明瞭

 

簡潔で、かつ明瞭であること。

はっきりとしているさまなどをあらわす表現。

 

● プレゼン力

 

いわゆるプレゼンテーションを上手に行うための能力、という意味で

用いられる表現。 相手に内容を理解してもらい同意・納得に導くために

求められる各種の技量や準備の良さ、要領の良さなどを総称した言い方と

いえる。

 

● 身の丈

 

(多く「身の丈に合った」の形で)無理をせず、力相応に対処すること。

分相応。「―に合った経営」「―に合わせた生活を送る」

「―を超える過大な投資」「―外交」

 

● 修羅場

 

血みどろの激しい戦いや争いの行われる場所。

しゅらじょう。「修羅場をくぐりぬける」

 

● 胆力(たんりょく)

 

事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力。

ものに動じない気力。きもったま。「胆力を練る」

 

● 知力

 

知恵の働き。知的な能力。「―体力ともにすぐれる」

 

※ —-インターネットよく抜粋—

 

    「上も見ても下を見てもきりがない」はどういう意味ですか。

 

お金持ちであるかどうか、生活水準は高いか低いか、社会的地位はどうか、

学業の成績はどうか、など上の者や下の者と比較したところで何にもならない。

大切なのは自分自身の心構えだ、ということでしょう。

 

総 括

 

この頃、ようやく「年齢を感じる」ようになりました。

 

昔(若い時)は、〝覚えが早く、仕事も早い〟方でした。(自慢話)

しかし、今(満66歳)は、〝覚えも遅く、仕事も遅く〟なりました。

決して、年齢のせいにはしたくないのですが、〝仕様がない-やり方や

方法がない、なすすべがないこと、どうしようもないこと〟と思うことが

多くなりました。

〝それではいけない〟という思うのですが——。

 

年齢に見合う〝生き方〟を考えるべきと思っています。

そして、〝若い世代に伝える〟ことが、我々世代の役目かも知れません。

私には、子供が3人(男)、孫が4人(男1、女3)おります。

子供達は、会社経営、個人事業主で生計を立てております。

私で協力できることで〝若い世代に伝える〟ことをこれから、実践したいと

思います。

 

2021.9.14

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

 

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