お問い合せ

Coffee Blake-令和3年9月30日(木)「NIKKEIプラス1」①

9月も今日が最後となります。

年々、年月が過ぎるのが早く感じます。

やはり、〝年齢のせい〟でしょうか。

さて、今日から3回に渡り、「NIKKEIプラス1 何でもランキング」を

ご紹介致します。

 

テーマは、「子どもに聞かれて困る金融用語」。

改めて、勉強させていただきます。

 

2021.9.30

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

NIKKEIプラス1  何でもランキング

 

子どもに聞かれて困る金融用語

 

 

「1位 686ポイント FX」

 

 高レバレッジ可能な外貨取引

 

もともとは日本円を米ドルなどに換える外国為替(Foreign Exchange)を指す。

国内では「証拠金」と呼ぶ、預けたお金の何倍もの売買ができるレバレッジ

(leverage、「てこ」)という仕組みを使った「外国為替証拠金」取引の意味で

主に使われる。

取引は円とドルなど2つの通貨を交換する相場を予測して売買する。

元本以上の金額を取引できるため、大きなもうけが期待できる一方、預けた

証拠金以上の損失が生じるおそれがあり、元本も利益も保証されない。

国内では1998年の法改正を受け始まった。

当初は電話注文が基本だったが、その後にインターネット取引が広がった。

テレビCMやネット広告が盛んに行われているため、耳にする機会がある

だろう。調査で「わかる」「曖昧」「わからない」の3つの選択肢を示した

ところ「わからない」は126人と少なく「曖昧」が約1000人中686人と最多

だった。

何となくわかるが、細かい解説は難しいと感じる人が多い。

国内FX投資家は海外で「ミセス・ワタナベ」と呼ばれた。

主婦層が多いというイメージからの命名だとされる。

ただ、取引の仕組みやリスクを完全に把握していた人ばかりとは限らない。

取引開始後は投資家と取引業者の間でトラブルも目立ち、様々な規制が

導入されて現在に至っている。

「用語の表面的な意味を解説できるだけでなく、投資というより(短期

的な一攫千金を狙う)『投機』に近い取引だと解説できる基礎知識こそが

大切だ」(龍俊雄氏)との指摘もあった。

 

● レバレッジ

 

レバレッジは「レバー=てこ(梃子)」から来ており、直訳すると

「レバレッジ=梃子作用、てこの原理」となります。

てこの原理自体は小学校の理科などで学習したと思いますが、意味

としては小さな力で大きなものを動かすことができる“仕組み”を指し

ます。

ほぼ同じ意味の言葉に「ギアリング」という言葉もあります。

ギアは歯車という意味ですから、「ギアリング効果」という言葉は

一般的に「小さな力で大きなものを動かす効果」という意味になります。

 

  

「2位 607ポイント 暗号資産(仮想通貨)」

 

   電子取引可能な資産の新名称

 

ビットコインなど、電子的にやりとりされる資産のこと。

1位のFX同様「わからない」人は約1000人中161人と少なく、聞いたことは

あるが、詳細は不明確なままという人が目立った。

一般的には仮想通貨ということばが使われることも多いが、法律上の正式

名称は「暗号資産」だ。

2016年の法改正で、まずビットコインなどを仮想通貨と定義づけた経緯が

あり、法的にも仮想通貨と呼んでいた時期がある。

もっとも、その後、投機制が高く、値動きが激しいうえに、現実の金融

資産などによる価値の裏付けがないものも多いことから、通貨と呼ぶこと

への異論が国際的に高まった。これを受け、19年の法改正で「暗号技術を

用いる資産」という意味の現在の呼称を変更した経緯がある。

一方、世界各国で現在の暗号資産とは別の流れで、各国中央銀行による

デジタル通貨の発行の検討の動きも広がっている。

 

 

「3位 493ポイント 家族信託」

 

 存命中に家族が財産を管理

 

高齢者らが持つ預貯金や自宅不動産などを家族らに託す仕組み。

親子間などで契約を結ぶもので、民事信託とも呼ぶ。

信託銀行や信託会社が扱う商事会社とは基本的に違うものだ。

死後に遺産をどう扱うかを示す遺言をどう扱うかを示す遺言も大切だが、

長寿化の今、80代後半になれば約40%が認知症になるとの研究もある。

家族信託は、存命中に自分では資産管理が難しくなった時の備えとして

注目される。

親が認知症になる前に契約しておき、もし発症したら、子の判断で親の

家を売り、介護施設の費用などに充てることもできる。

金銭的なメリットに加えて、親の家が空き家になるのを防ぐ効果も期待

できる。ただ、家族間の契約といっても通常は報酬を払って司法書士らの

支援を受ける。報酬に見合う効果があるか、契約内容の細部をどう詰め

るかは注意が必要だ。まず制度の存在を知り、親子で時間をかけて検討

することが不安軽減の第一歩といえる。

 

 

 

この続きは、次回に。

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