Next Stage 令和4年1月5日「リスキリング」
新年、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
昨日が仕事始めの会社等も多かったようですが、今日から「代表の
ブログ」を開始致します。宜しく、お願い致します。
日経新聞 2021年(令和3年)12月6日夕刊に「リスキリングなぜ必要?」の
記事が掲載されておりました。
今、話題の「学び直し=リスキリング」です。
「一年の計は元旦にあり」と言うことわざがあります。
「一年の計は元旦にあり」の意味は、
「一年の計画は元旦に立てるべき」です。
元旦は一年の最初の日の朝のことで、「計」には計画という意味が
あります。つまり、ことに当たっては最初にしっかりとした計画を
立ててから臨むことが大切だという意味を持ち、「元旦」の部分を
「元日」や「正月」に言い換えることもあります。
私は、今年、ユーキャン「ボールペン字」を学ぶことに致しました。
理由は、一種のコンプレックス解消が目的です。
昔から癖字でもあり、パソコンばかり使用している為、〝書く〟という
行為が随分、少なくなりました。また、認知症予防にもなるかなとも
思っています。
元旦には、妻と一緒に地元神社-瀧轟山 等々力不動尊に初詣を行きました。
正式名■瀧轟山(りゅうごうざん)明王院(等々力不動)
所在地■世田谷区等々力1-22
宗 派■真言宗智山派
本 尊■不動明王
創 建■平安時代末期、根来寺の興教大師
霊 場■玉川八十八ヶ所霊場33番、関東三十六不動尊霊場第17番
参拝日■2022.1.1
特 記■致航山感応院満願寺別院
初詣は、約2年ぶりになると思います。
「密」を避けるための対策がいろいろとなされておりました。
以前のような活気は感じられませんでしたが、やはり、〝初詣〟は、
今年1年の家内安全、商売繁盛等をお願いするには、気分的に大変、
良いものです。
今年のおみくじは、〝第九十二 吉〟でした。
大切に折りたたみ、財布の中に入れました。
さて、記事の内容は昨年の12月6日ですが、今年最初の「代表のブログ」
でご紹介したいと思います。
2022.1.5
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
ニュースぷらす
リスキリングなぜ必要?
技量で選別、消える仕事も
「学び直しとかリスキリングという言葉を最近よく聞くけど、何やら
重要らしいよ」「会社員になってからも勉強なんてたいへんね。
それだけ厳しい社会になっているのかしら」
● 「リスキリングはなぜ必要なのですか」
企業側と働き手の双方で、学び直しの重要性が高まっています。
企業がデジタルトランスフオーメーション(DX)を進めるためには多くの
デジタル人材が必要になります。
日本企業の多くはこれまで情報システムの開発をIT(情報技術)企業に任せ、
社内に専門人材を育ててきませんでした。
中途採用では人員確保に限界があり、既存の社員を再教育することが
急務になっています。
技術革新のスピードは速く、個人が持つスキルは短期間で陳腐化して
しまいます。人口知能(AI)やロボットの進化で、なくなる仕事も増えて
いきます。
成果経済フォーラム(WEF)は2025年までに事務職や工場労働者など
8500万人分の雇用が失われ、一方でデータアナリストなど9700万人分の
仕事が新たに生まれると予測しています。
内閣府の調査では学び直しをした人の方が、収入が高くなるという傾向が
出ています。よりよい処遇を得るためにも、学び直しは重要だと言える
でしょう。
● 「具体的にはどんなことを学ぶのですか」
日本経済新聞社が9月に実施した「社長100人アンケート」では、67.6%の
企業がリスキリングを実施していると回答しています。
具体的には、プログラミングや統計・データ解析、マーケティングなどが
上位に並びました。
例えばキャノンはAIやセキュリティー、クラウドなど約190の講座を設け、
年間で延べ5千人超の技術者が参加しています。
職種転換のために5カ月職場を離れて学ぶコースがあり、製造現場など
からソフト開発者に転身した社員が多く出ています。
製造業も小売業も、現場で集まる大量のデータを分析する人材が今後ます
ます必要になっていくと考えられます。
●「リカレント教育という言葉も聞きます」
仕事を離れて大学などで長期間学び直すことをリカレント教育と呼びます。
北欧では就業と学びの期間を交互に繰り返し、より収入の高い職に転職
していくという考え方が根付いています。
日本でも失業中の人が学べる講座を開く大学が徐々に増え、国も費用を
支援する制度を拡充しています。
大学院などで半年や1年間学べる「サバティカル休暇制度」を設ける日本
企業もありますが、ごく一部にすぎません。
●「学び直しの課題は他にもありそうですね」
日本の働き手は自分のスキルの水準を明確に把握できていないという
問題があります。情報処理推進機構(IPA)がIT技術者向けに実施した
調査によると、人材市場における自分のスキルレベルが分からない人が
34.3%もいました。米国(2.7%)やドイツ(6.1%)に比べて極めて多くなって
います。自分のスキルの競争力について自信のない人は、半数にのぼり
ます。
日本企業が社員の持つスキルを正確に把握し、見える化する仕組みが
できていないことが一因です。明確な評価基準をつくるとともに、デジ
タルスキルの認証制度の整備なども必要になるでしょう。
厚生労働省の能力開発基本調査によると、Off-JT(職場外訓練)の受講率は
年齢が高くなるにつれて減少しています。
デジタル化はすべての人の仕事を一変させる可能性があります。
新しい仕事に備えるために働き手の意識改革も重要になりそうです。
●●ちょっとウンチク●●
流動性高める契機に
日本の労働生産性は主要7カ国で最も低い水準にとどまり、賃金が伸び
悩む原因となってきた。リスキリングは生産性を高めるうえで有効だ。
働き手は労働市場での価値が高まるため、よりよい処遇を求めて転職も
しやすくなるだろう。成長分野へ人材が移動し、雇用の流動性を高める
契機になる。
人材への投資姿勢は、企業を評価する重要な要素になってきている。
デジタル化に対応して研修・教育制度を抜本的に見直すことが重要だ。
資金や人員の余裕がない中小企業に対しては、政府の後押しが必要に
なるだろう。(編集委員 半沢 二喜)
□ スキルは短期間で陳腐化する
□ 自分のITスキルの市場競争力は?
日本 十分な競争力がある 22%
競争力は高くない 52%
わからない 26%
米国 十分な競争力がある 70%
競争力は高くない 25%
わからない 5%
ドイツ 十分な競争力がある 68%
競争力は高くない 20%
わからない 12%
※ %の数字は、私が作成致しました。
(出所)情報処理推進機構(IPA)
□ 企業が実施するリスキリングの対象世代
20代 20.7%
30代 36.2%
40代 24.1%
50代 19.0%
(出所)日本経済新聞社「社長100人アンケート」
□ Off-JTを受講した人
20歳未満 23%
20〜29歳 35%
30〜39歳 33%
40〜49歳 30%
50〜59歳 28%
60歳以上 15%
(出所)厚生労働省「能力開発基本調査(2020年度)」
いかがでしたか。
もし宜しければ、今年一年の〝やりたいこと〟〝やってみたいこと〟等の
目標を、是非、立ててみてはいかがでしょうか。
2022.1.5
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美