「生きる LIVING」を考える-齊藤 弘美
「生きる LIVING」を考える
私は、2023年6月9日で、満68歳になりました。
この年齢になれば、誕生日としての嬉しさよりも、人生を振り返る
気持ちの方が強いです。
健康であることを喜び、仕事も継続している現在、満足している自分が
おります。そして、残りの人生をどのように過ごして行くか、を考える
日々も多くなりました。「生きる」ということを考えさせられます。
私の年齢になると、自分の人生を振り返ることが多々あり、後悔しても
しようがないのですが、これまでの人生は満足と一旦、割り切り、これ
からの人生に向かって生きて行くことを大事にしたいと考えています。
生きる LIVING
2023年3月31日(金)公開 / 上映時間:103分 / 製作:2022年(英)
/ 配給:東宝
あらすじ・ストーリー
戦後復興中のロンドンの公務員・ウィリアムズは、ある日医者から余命
宣告を受ける。彼は仕事を放りだし充実した人生を送ろうとするが、
うまくいかずロンドンへ戻る。部下だったマーガレットに再会した
ウィリアムズは、彼女の強さにひかれ、彼も一歩を踏み出す。
生きる—live
生きること—to live
残りの人生を—the rest of my life
残りの人生を豊かに—enrich the rest of your life
悔いを残さない人生とは—What is life wise out regrets
Live—生きる、住む、暮らす、住まう、居る、住み込み
共に生きる—-live together
□ これからの私の生き方
私は、「夢の実現」を残りの人生の目標にしております。
従って、「日日を新たに」を心の糧にしております。
時間は無限ではないと思いますし、人生にもいつかは終わりがあると
思っています。だからこそ、残りの人生を何らかの目標を持って、目標
に向かって突き進むということが大事ではないかと思っています。
若い時に見た映画かドラマで、
「べットに横たわった患者が周りの家族に問いかけられます」
「あなたの人生を振り返って、どう思う」と、
その返答が「幸せな人生だった」と。
私もこのように、「幸せな人生だった」と答えられるようにしたいと
願っています。
私は、1955年の戦後10年生まれです。
現在、いろいろな記事を新聞やテレビ等々で見る機会があります。
私が若い時とは、時代も経済も変わっておりますが、いつまでも「変わ
らぬ事」や「変わってはいけない事」もあります。
今一度、考えてみたいと思います。
いつまでも「変わらぬ事」や「変わってはいけない事」を。
やはり、「道徳」は、大事です。
道徳(どうとく、英: morality)は、中国の古典を由来とする観念で
あり、「道」と「徳」という2つの考えからなる。
道とは、人が従うべきルールのことであり、徳とは、そのルールを
守ることができる状態をいう[1]。
道徳的規範(どうとくてききはん)や道徳性(どうとくせい)とも
いう。あるいは類義語の倫理(りんり、英: ethics、エシクスまたは
エシックス)はいくつかの意味をもち、道徳を表すことが多い。
□ 私の悠々自適は。
今年7月18日から2泊3日で、妻と台湾旅行を行きます。
コロナ禍前は、上海、香港、台湾等々によく旅行に行きましたが、
上海、香港には今後は行かないと決めております。
台湾も今後、どのように変わるかわからない為、最後のチャンスだと
かってに思っています。
定年退職後は、「悠々自適な生活」を過ごしたい、とよく聞きました。
「悠々自適」の意味は、“自分のしたいことをして毎日を過ごすこと”です。
「悠々」は何ものにも拘束や束縛をされることなく、自然体に行動
するという意味があり、「自適」はのびのびとした気持で楽しむこと
という意味があります。
「悠々」、「自適」とも束縛されずに自然体を楽しむという意味を持つ
熟語で、どちらも単独で使うことができます。
インターネットで検索すると、以上のような意味があるようです。
私の考え方は、「毎日が日曜日」であり、「毎日がお休み」であれば、
人間は健康を維持することができるのでしょうか。
「時には、仕事をして社会との繋がりを意識したり、時には、体を
動かし汗を流すことで、美味しいお酒を飲みながら友と過ごすひと時」。
このような考え方が私の「悠々自適な生活」と思っています。
年金2000万円、終活、少子超高齢問題、老老介護、物価高、賃上げ等々。
いろいろと考えさせられるテーマが次から次へと出てきます。
私は、「働けるうちは働く」事で健康維持、副収入の確保で対処した
いと思っています。いろいろな仕事を経験してみたり、新しいことを
学んでみたり、新しい人と出会う等で。
しかし、ストレスを感じたら「ごめんなさい」と言って一旦、退散
します。この年齢で、ストレスは極力、排除したいと言うのが私の
考え方です。
□ 私の「夢の実現」は
私は、趣味が料理作り。社会人時代は、「一国一城の主」を目指して
転職。結婚、子供誕生等々で、一旦、「会社員」として働き、44歳の
時に「酒菜 和氣あいあい」をオープン、6ケ月後に店舗譲渡。
復職後にて定年退職2年前(満58歳)にシニア対象の起業・創業支援事業の
株式会社シニアイノベーション https://senior-innovation.com を設立。
2023年6月1日より、第11期を迎えます。
これから事業目標は、次の通りです。
「小規模小資本の飲食店」を開業したいと思っています。
夢は、満72歳までに直営で5店舗に拡大したい。
その後は、フランチャイズ事業を展開して、店舗数を増やす仕事に
専念したいと思っています。
事業目的は、シニア向けの飲食業であり、デリカテッセン形式での
惣菜販売です。
コンセプトは、自分で食べてみたい料理を作る、友達や知人に食べて
もらいたい料理を作る、バランスの良い食生活を提案できる料理を提案
する、いろいろな食材をカット状態にして、手作り調味料等もセットの
うえ、1人前、3人前で販売する等々です。
□ 総括
私がこの度、いろいろな形で自分の考え方や目標をまとめたのは、
「時間に流されている」自分が今日この頃、感じているからです。
私の好きな言葉「日日新たに」は、いつかは最終ゴールがあると思って
います。
「日日新たに」
今日の行いは昨日より新しくよくなり、明日の行いは今日より良く
なるように修養に心がけねばならない
常に「日日新たに」を心がけていれば、いつかは「山頂」に辿り着き、
なだらかな山並みが続くように思っています。
「山頂」に辿り着くまでの道のり-道程が重要であると思っています。
また、途中で挫折してもOKということです。また新しい「山頂」を
見つければ良いのです。
私は、「終活アドバイザー」でもあります。
この度の「生きる LIVING」を考えると題したのは、あるテレビ番組で
「終活」についての意見を聞いたのがきっかけです。
多数の方が「縁起が悪い」「考え方こともない」「葬式・お墓」等々の
イメージが強いようでした。
終活とは、人生の終わりを見越して行う活動のことです。
具体的には、財産整理や身のまわりの整理、葬儀やお墓の準備などが
あります。中でも死後の手続きのために必要な情報や家族などにメッ
セージを書き残す「エンディングノート」の作成は、誰でもすぐに取り
かかれる代表的な終活のひとつです。
私の終活の考え方は、「人生の終わりを見越してどのように生きて行く
か」という事です。従って、自分は健康な状態で何歳まで生きたいか-
自分の健康寿命を設定し、今の自分から健康寿命の期間をどのような
目標を立て、どのような戦略で過ごすのか-働き方は、趣味は、収入は
等々を書類形式でまとめることが大事です。
年間2回程度、経過状況を見て、修正事項は修正するなどの検討が必要
と思います。
「生きる LIVING」を考えること=終活の考え方である。
健康寿命と平均寿命の差は、男性の場合は、8.79年です。
男性の平均寿命は 81.47 年、女性の平均寿命は87.57年となり、平均
寿命(2021)と健康寿命(2019)との差は、男性8.79年、女性12.19年と
なりました。
従って、健康寿命と平均寿命の差-私は残りの人生と感じておりますが、
再度、私の「生きる LIVING」の考え方で、書類形式で作成したいと
思っています。
2023年6月12日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美