「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ③
昨日から9月となり、年々、時の立つのは早いものと感じます。
「のんびり」「気ままに」過ごして参りたいと思う今日この頃です。
—「運命を切りひらくために-素直に生きる」より抜粋—
逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、
その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬ
ことである。
(中略)
おたがい に、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯
に生きてゆきたいものである。
定年退職後の人生は、自分自身が思うまま=素直に生きたいものです。
当社のテーマ「小さいときのあなたの夢は、何ですか」は、誰しもが
夢見たことが、歳を経ていくうえでいろいろと夢が変わってきます。
私は、警察官からプロ野球選手、サラリーマンから社長等々と変わって
きました。
そして、現在は、「シニア対象の起業・創業を支援するサービス業」
を目的とした会社を経営しております。
定年を「小さいときの夢」を実現し、迎えられた方は是非、「これから
の夢」を新たに描いて欲しいと思います。
「夢」は描くものであり、「目標」は実現させることことではないで
しょうか。
—「運命を切りひらくために-志を立てよう」より抜粋—
志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも
若きも必ず開けるのである。
(中略)
過ぎ去ったことは、もはや言うまい。かえらぬ月日にグチはもらすまい。
そして、今まで他に頼り、他をアテにする心があったとしたならば、
いさぎよくこれを払拭しよう。大事なことは、みずからの志である。
自らの態度である。千万人といえども我ゆかんの烈々たる勇気である。
実行力である。
志を立てよう。自分のためにも、他人のためにも、そしておたがいの
国、日本のためにも。
「道程」という言葉が、出てきます。
以前から気になっており、改めて調べてみました。
□ 高村光太郎の「道程」の意味は?
詩の書き出しで光太郎は, 「僕の前に道はない」「僕の後ろに道は
できる」と言っています。 初めから自分の生き方や人生は決定して
いるものではなく,自分から一歩を踏み出すこと によって,生き方や
進路という道が自然と開けていくというメッセージなのです。
私が小学生か中学生の時に、「道程」の文章が掲示されていました。
その当時は、意味を理解することはなかったのですが。
また、高村光太郎は、知恵子抄で知っており、故郷-秋田県横手市(旧
大雄村)生まれの私は、田沢湖に遊びに行った際は、たつこ像(高村光
太郎の弟子舟越保武作)の近くで記念写真をよく撮ったものです。
この「道程」と「道」は相通じるものがあります。
これまで自分が歩んできた人生を「道程」とするならば、振り返って
みた人生が「道」ではないでしょうか。
「志を立てよう=新たな道」に「老いも若きもない。そして志あると
ころ、老いも若きも道は必ずひらけるのである。」
何と心強い言葉でしょうか。これからの人生の「道」を進むうえで。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年9月2日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美