「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ⑫
今日の天気予報を見ていると、「今日も、残暑が厳しい」との事。
また、今年の冬は、前年度に比べて「暖冬」との事。
年々、季節変動を感じます。
今後-将来は、どのような季節になるのでしょうか。
春夏秋冬、季節の変わり目を感じてきた幼少期、現在とは比べものに
ならないくらいの自然環境でした。
育った環境-秋田県横手市(旧大雄村-横手盆地の中央に位置し、雪深
い農村地)もあると思いますが、今に思えば、懐かしく思います。
良い時代でした。
—-「ともによりよく生きるために— 辛抱する心」より抜粋—
おたがいに辛抱ということが大事である。寛容の精神が大事である。
いい人もいるけれども、よくないと思う人もなかなかなくならない。
それが世の中というものであるならば、辛抱と寛容の心がなかったら、
いたずらに心が暗くなるばかりで、この世の住みにくさを嘆くだけで
あろう。
人と人とが相寄って、毎日の暮らしを営み、毎日の働きをすすめてい
るのである。いい人ばかりではない。いろんな人がいる。
だからおたがいに、いますこし辛抱と寛容の心を養いたいものである。
—-「ともによりよく生きるために— 生かし合う」より抜粋—
ある場合には自己を没却して、まず相手を立てる。自己を去って相手
を生かす。そうした考えにも立ってみなければならない。そこに相手
も生き、自己も生きる力強い繁栄の姿がある。尊い人間の姿がある。
自己を捨てることによって相手が生きる。その相手が生きて、自己も
またおのずから生きるようになる。これはいわば双方の生かし合いで
はなかろうか。そこから繁栄が生まれ、ゆたかな平和と幸福が生まれ
てくる。
—-「ともによりよく生きるために— 責任を知る」より抜粋—
自分に責任あると思うことまでも、他人のせいにすることだけはやめ
にしたい。犬や猫は、自分が悪くても、自分の気に入らなければ、平気
で同類にかみつき、傷つける。
人間と動物とは、天地自然の理によって、ハッキリちがっている。
そのちがっていることの尊さを、みずからけがすことだけはやめに
したいと思うのである。
—-「ともによりよく生きるために— 真剣に叱られる」より抜粋—
私情にかられてのそれはいけないけれども、ものの道理について真剣
に叱る、また真剣に叱られるということは、人情を越えた人間として
の一つの大事なつとめではあるまいか。叱られてこそ人間の真の値打
ちが出てくるのである。叱り、叱られることにも、おたがいに真剣で
ありたい。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年9月20日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美