「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ㊱
私のルーティン(日課)の一つは、新聞を読み、興味ある記事を切り
取り、ファイルすることです。
今日の新聞3紙では、あまり興味ある記事がないように感じています。
「楽天 携帯先行投資重く」「ソフトバンクG赤字1.4兆円」「ソニーG
売上高最高」—以上、読売新聞より。
「ソニーG、200億円上振れ」「赤字1.4兆円 質に変化」「楽天、
資金調達綱渡り」—以上、日経新聞より。
「楽天証券に870億円」「ソフトバンクG純損失1.4兆円」—以上、
朝日新聞より。
新聞を購読されている方は、多くいらっしゃると思いますが、新聞
ごとに特徴があります。
あなたは、どこの新聞を購読されているのでしょうか。
—「生きがいある人生のために-心を高める」–
きびしい戒律も、回を重ね、時を経るに従って、それがしだいに
苦痛でなくなってくる。戒律を戒律と思う間は苦痛である。
しかし、その戒律がいつしか身につき、日常座臥に自然のふるまい
となってあらわれるとき、もはやそれは苦痛ではない。そして、この
きびしさを苦痛と感じなくなったとき、そこからきたえぬかれた人間
の美しさがにじみ出てくるのである。
(中略)
おたがいに与えられた人間としての美しさをみがきあげるために、
きびしさを苦痛と感じないまでに心を高めたいものである。
—「生きがいある人生のために-体験の上に」–
ここに非常な水泳の名人があるとする。そしてこの名人から、いか
にすれば水泳が上達するかという講義を聞くとする。
(中略)
いかに成績優秀な生徒でも、それだけですぐさま水に放りこまれた
らどうなるか。たちまちブクブク疑いなし。講義をきくだけでは
泳げないのである。
やはり実際に、この身体を水につけねばならない。そして涙のこぼ
れるような不覚の水も飲まねばならない。ときには、死ぬほどの思い
もしなければならないのであろう。
そうしてこそ水に浮けるし、泳ぎも身につく。体験の尊さはここに
あるわけである。
教えの手引きは、この体験の上に生かされて、はじめてその光を放つ。
単に教えをきくだけで、何事もなしうるような錯覚をつつしみたいと
思う。
—「生きがいある人生のために-わけ入れば」–
わけ入れば思わぬ道があるというのは、何も野や山の道のことだけ
ではない。今まで、これが一番よいと思っていたものが、やがてもっ
とよいものができてきて、だから前のものは古くなって、おたがい
にさらにゆたかな生活を楽しむことができるようになる。
(中略)
長い人類の歴史は、時に曲折はあったとしても、こうしておおむね
進歩発展の一路を辿ってきた。今後もまたかぎりなく発展してゆく
にちがいない。人間は本当は偉大なものなのである。
われわれもまた、この人間の歴史の一コマをになっている。
だからこそ、どんなことにも、もうこれでいいのだ、もうこれで
おしまいだ、などと安易に考えないで、わけ入れば思わぬ道もある
という思いで、日々ひたすらな歩みをすすめてゆきたいと思うので
ある。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年11月10日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美