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今日の気づき-「言葉の意味を知る」

2023年12月15日日経新聞「私のリーダー論 住友電気工業会長 松本正義氏」の

記事が掲載されております。

読んだ感想を述べさせていただき、私自身の糧として参考にしたいと思います。

 

記事の一部をご紹介致します。


 

体力・知力・胆力が3条件

住友電気工業会長 松本正義氏(上)

私のリーダー論

2023年12月14日 14:30 [会員限定記事]

 

電線、光ファイバー、自動車用ワイヤハーネス(組み電線)、産業素材など幅広い事業を

手掛ける住友電気工業。松本正義会長はIT(情報技術)バブル崩壊で戦後初の最終赤字に

陥った直後に社長就任、強いリーダーシップで会社を成長させてきた。

現在は関西経済連合会会長として2025年国際博覧会(大阪・関西万博)実現に旗を振る。

――リーダーに必要な条件は何でしょう。

「体力、知力、胆力の3つです。幼い頃から淡路島…


 

詳細は、日経電子版でご覧ください。

 

記事の中での、サブタイトルと感銘を受けた文章をご紹介致します。

 

○ 体力・知力・胆力が3条件

 

● 知力はどのように養ったのですか

 

・「グローバルに通用する豊かな教養、社会性、市民性をわかっているか。公共性を備え

  指導力、構想力がある専門人になれ」-会社法のゼミの吉永栄助先生の口癖。

 

・「英国の思想家トーマス・カーライフが示した経営者像を学びました。

      営利至上主義を拝し、人間愛が基本です。」

 

・「鉄は熱いうちに打てば本当です。入社して誰につくかはものすごく大きい。

    そこを見ていて、上司の方を異動させたこともあります。

     リーダーにとって部下の育成は最重要課題です。」

 

● 火中の栗を拾う覚悟

 

○  リーダーとしての胆力はどう鍛えましたか。

 

・「問題に直面しても逃げずに火中の栗を拾う覚悟で解決に当たるのがリーダーの基本で、

 それを実践してきました。若い頃から訓練しておかないと胆力はつきません」

 

○ 住友事業精神とは。

 

・「初代の住友政友が江戸時代初期に残した言葉で『萬事入精(ばんじにっせい)』があります。

 何事にも誠心誠意を尽くすことです。何よりも信用を大事にする『信用確実』、目先の利益を

 追わない『不趨浮利(ふすうふり)』もそう。他にも『自利利他、公私一如(他を利することこそ

 が自らの利となる)』、技術の重視、企画の遠大性など、現代の経営でも古びないことばかり

 です」

 

■ 萬事入精(ばんじにっせい)

「文殊院旨意書」の前文、「商事は不及言候へ共、万事情(精)に可被入候」に由来する言葉で、

まず一人の人間として、何事に対しても誠心誠意を尽くす人であれと諭しています

 

■ 信用確実

■ 不趨浮利

 

「信用確実」はその名の通り、「何よりも信用を重んじる、すなわち常に相手の信頼に応える」

という精神で、「不趨浮利」は、「目先の利益や道義にもとる不当な利益にはしらないこと、

確実な事業によって顧客や社会の信頼に応えることを大切にする」という精神です。

2018/04/02

 

■ 自利利他公私一如(じりりたこうしいちにょ)

 

 住友の事業精神を表す言葉の一つで、「住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、

かつ社会を利する事業でなければならない。 企業は私的な存在であると同時に公的な器である」

という意味があります。

 

● 立ち戻る「原点」示す

 

○ 社長に就任した時に、グループが目指す理想像として「グロリアス・エクセレント・カンパ

 ニー」を掲げました。

 

・「もともと家族的な雰囲気があったグループの求心力を取り戻すためです。グロリアスで正しい

 と信じることをやり遂げる姿勢、エクセレントで変化を恐れずより高みを目指す姿勢を示しま

 した。変えてはならないものと変えていかなければならないもの。

 企業として生き残っていく2つの基本です。

 

● 心に残る経営者はいますか

 

・「弊社の社長、会長を努めた亀井正夫さんです。

 (中略)

 『会社は負けたらいかんのや』『困った時こそ本当の知恵が働く』


 

私は、新聞を読んでいて、聞いたことのない言葉等をインターネットで調べ、

意味を理解することが好きです。この年齢で、知らないことが多くあります。

 

これからも、貪欲に吸収していきたいと思います。

 

 

2023年12月16日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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