お問い合せ

「健康を考える」-「口腔ケア」の大切さ

2023年12月15日日経新聞「Medical,Care&Health 医療・介護・健康」の記事が

掲載されております。

 

私は、現在、4ケ月に1回、歯科医院に通っています。

目的は、歯石等々をクリーニングして、歯周病等々のチェックをする為です。

若気の至りで、虫歯や歯周病で自歯の本数も16本となり、入れ歯やインプラントで

補っております。

 

□ 歯の本数年齢別

 

歯の平均本数を年齢別でみると、40代は27.8本、60代は22.8本、80代は13.0本

なり、40代を過ぎると歯を失う本数は加速します。2021/09/30

 

上記より、私は平均以下となります。

年齢を重ねるごとに歯の本数が減少傾向にあると思い、歯科医院に通ってからは、

歯磨きを1日2回以上するように心がけております。

 

それでは、インターネットより一部記事をご紹介致します。


 

肺炎の重症予防、口腔ケアで誤嚥リスク減 ワクチンも

健康・医療

2023年12月15日 5:00 [会員限定記事]

高齢者の肺炎は命に関わるリスクだ。食べ物などが誤って気道に入って炎症を起こす

誤嚥(ごえん)性肺炎は飲み込む機能をチェックし、口内の衛生管理などをすれば

リスクは低くなる。感染して肺炎を起こす細菌には有効なワクチンもある。

新型コロナウイルスだけでなく、肺炎予防は欠かせない。

横浜市都筑区の介護老人保健施設「ソフィア都筑」では、歯科医が入居者らに対策を

指導する場を月に1回設けている。11月中旬には日本…

 


 

サブタイトルは、「肺炎、口腔ケアで重症予防」「誤嚥リスク減、ワクチンも」

「合計の死亡数は4位」となっております。

 

□ 合計の死亡数は4位に

 

厚生労働省によると、歯科医と連携し摂食嚥下指導などを導入する介護保険の

「経口維持加算」を申請した介護老人保健施設は全体の約半分、特別養護老人

ホームでは約4分の1に上がっている。

日本人の死因順位を示す人口10万人あたり死亡数は肺炎が60.7人、誤嚥性肺炎が

45.9人で5位と6位。だが合わせると、脳血管疾患を上回り、がん、心疾患、老衰に

次ぐ4位の水準になる。

日本歯科医師会も「オーラルフレイル対応マニュアル」で肺炎リスクを抑える対策を

周知する。長崎大学の迎教授は「老衰の中にも最期に肺炎で亡くなる潜在数は多い。

肺炎予防に継続して取り組む必要がある」と強調している。


 

詳細は、日経電信版でご覧ください。

 

高齢者が肺炎や誤嚥で亡くなる記事をよく目に致します。

この記事の内容を簡単に箇条書きで、ご紹介致しましょう。

 

□ 口腔(こうくう)機能を高め、誤嚥性肺炎を予防する対策の例

 

 ・食事で1口に20〜30回かむ。

 ・咀嚼(そしゃく)の訓練。

 ・歯磨きは1日2回以上。

 ・夜、寝る前も歯磨きする。

 ・舌の汚れを清掃する。

 ・家族や友人との会話を増やす。

 ・歯科医で飲み込みの検査を受ける。

 

   (注)日本老年歯科医学会パンフレットを参考に作成

 

□ 肺炎球菌とインフルエンザワクチン

 

● 公的接種の対象者

 

肺炎球菌:65歳からで5年ごと(70歳、75歳—–100歳まで)

インフルエンザ:65歳以上

60〜65歳未満で基礎疾患のある人など

 

● 接種時期

 

肺炎球菌:通年

インフルエンザ:秋冬

 

● 自治体の接種勧奨義務

 

肺炎球菌・インフルエンザともなし。

 

● 費用

 

肺炎球菌・インフルエンザとも有料(自治体ごとに補助額に差)

 

   (出所)厚生労働省のホームページなどから

 

● 肺炎と誤嚥性肺炎の死亡数は多い(人口10万人あたり死亡数)

 

  がん:300人以上※

  心疾患:200人近く※

  老衰:150人近く※

  脳血管疾患:100人近く※

  肺炎:60.7人

  誤嚥性肺炎:45.9人

  不慮の事故:40人近く※

  腎不全:25人近く※

 

   (出所)厚生労働省「人口動態統計」 (2022年)

 

※人数は、概算です。

 

それでは、「高齢者の肺炎」について、インターネットで調べてみました。

 

□ 高齢者が肺炎になると余命はどのくらいですか?

 

平成30年の一般85歳以上の平均余命が4~6年であるのに対して誤嚥性肺炎を

起こした75歳~89歳の生存中央値は254日。90歳以上となると平均余命が

4~6年であるのに対して肺炎起こした群の生存中央値は126日…。2023/06/11

 

□ 高齢者の死因ランキングで肺炎は何位ですか?

 

 肺炎は65~79歳で第4位、80~100歳以上になると第3位に順位が

上がります。2023/01/10

 

□ 高齢者が肺炎になるとどうなるのか?

 

高齢者(65歳以上)の肺炎は発熱、咳といった典型的な症状ではなく、

元気がない、食欲がないといった様子しかあらわれないことがあります

そのため肺炎と気づかないうちに重症化する危険性がありますので、

ご家族が早めに気づき、お医者さんに相談することが大切です。

 

□ 高齢者の肺炎は危ないですか?

 

高齢者の場合、肺炎を放置すると重症化しやすく、回復に時間がかかることが

あります。肺炎は早期に診断され、適切な治療が行われることが重要です。

疑わしい症状がある場合は、医師に相談し、適切な検査や治療を受けることが

必要です。放置すると合併症や重篤な状態に進行する可能性が高めます。2023/06/26

 

次に、誤嚥について、インターネットで調べてみました。

 

□ 誤嚥性肺炎の老人死亡率は?

 

肺炎を原因とした65歳以上の死亡率が96%と非常に高く、90歳以上では

死亡原因第2位に順位があがります。

 

□ 高齢者が誤嚥するとどうなるか?

 

誤嚥の典型的な症状としては、食事中に激しいむせと咳が生じ、呼吸困難に

なります。顔面が紅潮し、時に紫色(チアノーゼ)になります。

重篤な場合、咳も出ず声も出なくなり、手で首をつかむような形になったまま

意識を失うこともあります。急激に口唇や顔面が紫色になってきます。2019/06/21

 

□ 誤嚥窒息で死亡するまでの時間は?

 

呼吸が完全に停止してから3分を過ぎると死亡するおそれがあり、10分たつと

生存率は50%、15分を少し過ぎると死亡率は100%になるとされています

食べ物がのどに詰まって、窒息が疑われる場合は、周囲の人が速やかに対処する

ことが重要です。2018/12/20

 

 

私を含めて、「口腔(こうくう)機能を高め、誤嚥性肺炎を予防する対策の例」

参考に、日々、実行したいと思います。

 

「咀嚼」は、認知症予防にもなります。

 

□ よく噛んで食べることで認知症予防になる?

 

近年の研究で噛むことで脳内に刺激が伝わり、脳が活性化することがわかって

きました。 認知症であればしっかりと噛む食事を摂ることで脳の血流も良くなり、

意識もしっかりしてきます。噛んで食べる食事は、認知症の人にとって多くの

メリットがあります。

 

□ 噛むことで認知機能は改善される?

 

歯の働きは食べ物を噛むだけでなく、認知機能を維持・改善する効果があると

言われています。歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯の根っこの周りにある

歯根膜から脳に伝わり、その刺激が脳の記憶、思考、 意欲、感覚を司っている

部分を活性化します

 

□ 咀嚼と脳の関係は?

 

噛むことと記憶力の関係とは?

咀嚼に使う口周りの筋肉は、神経を通じて脳からの指令で動いています。

またその神経は、咀嚼で得られた感覚情報などを脳へ送り返す働きもして

います。 咀嚼をすることで口での刺激や情報が脳へ伝わり、脳が活性化

されるのです

 

□ 高齢者が噛むことでどんな効果があるのでしょうか?

 

また、よくかむことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりますので、

認知症予防にもつながるなど、想像以上によい影響を及ぼします。

高齢者が一生おいしく、楽しく、安全な食生活を送るために口腔ケアは、介護予防の

第一歩なのです。

 


 

いかがでしたでしょうか。

 

「口腔ケア」を心がけて、咀嚼することで認知症予防にもつながります。

是非、ご参考にしてください。

 

 

2023年12月19日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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