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今日の気づき-チャンスロスを防ぐ

小売業等々では、「チャンスロス」と言う言葉があります。

 

□ チャンスロス

 

商品があれば売れていたのに、商品が欠品または不足したために販売する機会を損失し、

本来得られた利益を逃すこと。実際の売買による損失とは異なり、会計上は現れてこない。

十分に在庫を保有すれば機会損失は防げるが、過剰在庫となって売れ残りが発生する可能性が

ある。チャンスロスともいう。2020/07/02

 

□ 機会損失

 

 機会損失とは、本来であれば利益が出せた状況にもかかわらず、判断・行動を誤り営業や

販売の機会を逃すことです。未来的な損失、つまり儲けを逃すことを指し「機会ロス」や

「チャンスロス(Chance Loss)」とも呼ばれます。2023/12/17


 

年末年始のランチメニューについて、一言申し上げたいと思います。

 

年末(12月30日)に年越しそばを妻と「藪蕎麦二子玉川店」「九つ井玉川店」で梯子して

食べました。毎年、「九つ井玉川店」を利用していたのですが、今年は「違うお店で」と

思い、「藪蕎麦二子玉川店」に食べに行きました。

大変、美味しかったです。しかし、いつもの「年越し蕎麦」ではない印象があり、いつもの、

「九つ井玉川店」に食べに行ったのです。

ちょっとした「浮気心」は、いけません。最初から、いつものお店で食べれば、いつもの

「年越しそば」で終わっていたものを、と後悔先に立たずです。

 

□ 後悔先に立たず

 

 何かしてしまった後で悔やんでも、もうすでに取り返しがつかないこと、したがって、後で

悔やまないように、事前に熟考すべきである、ということ。

 

さて、12月29日に妻とひいきにしている「串揚げ」のお店に行ったのですが、定番のランチ

メニューがなく、特別メニューに代わっておりました。いつもは、多くのお客様が待っている

のですが、特別メニューを見て多くのお客様が帰っていくのです。

 

お客様の言葉は、「いつもの値段ではなく、1,000円も高くなっている」

定員の方の言葉、「会社からこの値段でお願いします」と言われており、「大変、申し訳あり

ません」との事。

 

私は、商売として、ビジネスとして考えると、「随分、もったいない商売をしている」と思う

のです。多分、多くのお客様は、「今年、最後のランチはこのお店で」と来店したはずなのに、

お客様をがっかりさせては、今後の来店機会を逃すのでないかと感じました。

 

「本末転倒」という言葉を思い出します。

 

□ 本末転倒

 

本と末、先と後とが逆になること。重要なことと、どうでもよいこととの扱いが逆になっている

こと。大切なこととつまらないことの区別がつかずに取り違えていること。

 

売上高を上げたいという考え方もあれば、従業員に対する年末年始の就業ということもあるので

しょう。しかし、1年間お世話になったお客様に対する感謝の気持ちと来年もご贔屓にお願いしま

すとの気持ちをこめた考え方も大事ではないでしょうか。

また、新年早々-1月4日に、やはり贔屓にしている中華料理店にランチを食べにいきました。

いつもの定番のランチメニューはなく、年始のみの特別メニューが掲示されておりました。

私は、いつものランチセットメニューではなく、大好きな料理を単品にて注文し、妻は、特別メニュー

を注文し、食べてきたのですが、大変、店内は混雑しておりました。

 

「来店客を優先することで、売上に結びつける」というお店側の営業手法の違いがお店の混雑

度合いに結びつくのだと感じました。

とどのつまりは、お客様のニーズに対して、お店側がどのようにして対応するかを考え、来店

頻度、売上高増に繋げるかを再認識すべきだと思います。

 

結局は、わざわざ遠くから来店したお客様に対する期待を裏切ることで、閑古鳥が鳴いている

お店と、特別メニューと定番メニューで対応して、混雑しているお店とでは、今年1年のお客様の

利用頻度には、大きな開きが生まれるのではないでしょうか。

たかが、ランチメニュー、年末年始メニューかも知れませんが、私たちの「串揚げ店」を利用する

機会は、減るでしょう。

 

商売繁盛のためにも、「チャンスロスを防ぎましょう」

 

2024年1月6日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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