お問い合せ

「健康を考える」-メンタルヘルスの重要性

この頃、「メンタルヘルス」という言葉をよく耳に致します。

私が社会人時代-若い時は、あまり聞かない言葉でしたが、55歳頃に大阪商工会議所が行った

「メンタルヘルスマネジメント検定試験」のII種(ラインケアコース)を受験、取得致しました。

 

対象:管理監督者(管理職)

目的:部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進

到達目標:部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合

には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。

 

興味のある方は、大阪商工会議所のホームページをご覧下さい。

さて、「メンタルヘルス」について、インターネットで検索してみました。


 

□ メンタルヘルス

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メンタルヘルス: mental health)は、精神面における健康のことである。精神的健康

(せいしんてきけんこう)、心の健康(こころのけんこう)、精神保健(せいしんほけん)、

精神衛生(せいしんえいせい)などと称され、主に精神的な疲労、ストレス、悩みなどの軽減や

緩和とそれへのサポート、メンタルヘルス対策、あるいは精神保健医療のように精神障害の予防

と回復を目的とした場面で使われる。

 

□ メンタルヘルスの意味とは? 代表的な5つの精神疾患について解説

 【ストレスチェック徹底活用コラム】

 

メンタルヘルス | 2018.03.22 | 2022.01.27 更新

近年は、世界の国々でメンタルヘルス不調者が増えています。さらに、コロナ禍で拍車がかかり、

世界で不眠症が20%増加、フランスではうつ病者が2倍になったというデータも出ています。

ビジネス社会において健康経営、ウェルビーイングという概念が注目されてきた一方、さまざま

な理由で増え続ける従業員のメンタルヘルス不調。企業人事や現場管理職には、衛生管理という

面からも、生産性向上という側面からも、従業員のメンタルヘルスをサポートすることが求めら

れています。

今やメンタルヘルスの基礎知識は、マネジメント上の必要スキルになっていると言えるでしょう。

メンタルヘルスとは直訳すれば「心の健康」を意味します。世界保健機関(WHO)では「自身の

可能性を認識し、日常のストレスに対処でき、生産的かつ有益な仕事ができ、さらに自分が所属

するコミュニティに貢献できる健康な状態」と定義しています(*)。

心の健康状態は、自分では気づかないことが少なくありません。ストレスなどが原因となって

無意識のうちに自分自身をコントロールできなくなってしまう状態が、いわゆるメンタルヘルス

不調なのです。

また、心の問題は非常にデリケートな領域であり、知識がないために誤った対処方法を取ると

かえってダメージが深くなり、症状を悪化させてしまう恐れがあります。正しいケアの方法を

学び、必要があれば専門医に見てもらうことが重要です。

本記事では、人事担当者が知っておくべきメンタルヘルスの代表的な5つの症例について解説します。

 

メンタルヘルスに起因する代表的な精神疾患

 

厚生労働省は、国民の健康を保持するために広く継続的な医療を提供すべき疾病として、「がん」

「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」の4種類に加え、2011年から新たに「精神疾患」を追加

して対策に力を入れています。

ここでは、代表的な5つの精神疾患について解説します。



1.うつ病


【症状】


気分の落ち込みが激しい、好きだったことが楽しめない、イライラすることが多いなどのネガ

ティブな感情が起きる抑うつ状態が続きます。めまいや頭痛、肩こり、動悸、食欲減退、不眠、

集中力の欠如などの身体的症状がうつ病から派生しているケースもあります。

2週間以上このような症状が続く場合は要注意です。

うつ病には、抑うつ状態だけが続く「うつ病(大うつ病性障害)」と、抑うつ状態と躁状態の

両方が起こる「双極性障害」の2種類があり、治療方法はそれぞれ異なります。統計結果による

と、日本では100人に約6人がうつ病を経験しています。「まさか自分がなるとは思わなかった」

という人も多く、誰がいつかかってもおかしくない精神疾患です。

【原因】


特定の原因から発生するというより、複数の要因が積み重なって発症するといわれます。性格の

特性、服用している薬、遺伝、身体的な疲労、過度なストレスなど、さまざまな要因が考えられ

ます。

【主な治療方法】


症状や発症要因によって異なりますが、まず休養をとることが基本です。その上で、薬物療法、

精神療法を組み合わせて治療を進めるのが一般的です。

2.パニック障害・不安障害


【症状】


パニック障害は不安障害の一つで、突然不安な気持ちが強くなり抑えきれなくなります。めまい、

動悸、発汗や呼吸困難を起こしたり、イライラ、興奮、倦怠感を感じたりします。自分でも予期

しないタイミングで発作が起こるため、「いつ発作が起きるかわからない」という不安から精神

的に不安定になり、引きこもりやすくなります。

【原因】


はっきりとは解明されていませんが、脳機能異常が原因という説が現状は有力です。ストレスな

どの心理的要因や環境的な要因も関わっているとされています。

【主な治療方法】


薬物療法、精神療法が並行して行われます。 パニック障害は一見落ちついたように見えても再発

する可能性があるため、症状が改善してからも半年~1年程度は薬を飲むなど様子を見る必要が

あります。

3.適応障害


【症状】


抑うつ気分や不安感、怒り、神経過敏、めまいや発汗のほか、無断欠勤、危険運転、暴言、暴力、

けんかなど行動面にも症状が見られることがあります。 うつ病と似た症状なのですが、適応障害

の場合は、原因から遠ざかれば症状が落ち着きます。

【原因】


生活や環境の大きな変化に適応できなかったり、特定の出来事をストレスに感じることで発症

します。

【主な治療方法】


ストレスの原因となっている状況や出来事、環境から離れることがもっとも有効な治療方法です。


4.
睡眠障害


【症状】


不眠や日中の眠気、睡眠中の病的な行動など睡眠に関わる病気の総称です。寝つきが悪い、十分

な睡眠時間を取っているのに寝足りないと感じる、夜中に何度も目が覚める、いびきをよくかく

などの症状が1ヶ月以上続くときは睡眠障害の可能性があります。睡眠不足が続くので身体的な

健康を損なったり別の精神疾患を引き起こしたりする可能性があるので、早めに医師に相談する

ことが大切です。

【原因】


生活習慣、精神疾患、薬の副作用など原因はさまざまです。複数の要因が絡んでいる場合もあり

ます。

【主な治療方法】


睡眠の専門医による診察や検査によって原因を特定する必要があります。症状によって治療方法

が異なるだけでなく、違う病気の可能性もあるからです。軽度な不眠症は規則正しい生活、運動

や食生活の見直しで改善するケースもあります。

5.依存症

 


【症状】


アルコール、薬物、特定の食物や行為に依存することを止められない疾患です。衝動的な行動、

物事への異常な執着心など、自分の気持ちや行動をコントロールできなくなるので、日常生活に

支障が出ます。 依存している物を過度に摂取することにより身体的・精神的に大きなダメージを

負うだけではなく、依存している対象が手に入れられないと禁断症状が起きイライラ、手の震え、

頭痛、吐き気などの症状が表れます。

【原因】


依存している対象がアルコール、タバコ、食品であれ、万引きなどの違法行為であれ、依存して

いる行為を行うと、快楽をつかさどる神経伝達物質ドーパミンが脳で分泌され快感を得られます。

しかし、繰り返していると快感や喜びの程度が低くなるため、次第により多く求めるようになり

悪循環に陥ります。

【主な治療方法】


本人の意志だけで依存している物を絶つのは難しいため、専門機関による入院治療や自分と同じ

ように依存症と闘っている人たちとの共同生活を営みながら依存心を克服する方法がとられます。

なるべく軽度の段階で依存症だと気づき治療を始めることが肝心です。

メンタルヘルス疾患の治療方法には、まず原因を特定することが大切です。
こちらの記事もあわせてご覧ください。


・関連記事はこちら→メンタルヘルスの不調……。原因はどこにある?

 

職場におけるメンタルヘルスケア

 

メンタルヘルスの不調は、本人が精神疾患の症状に気付いていなくても、表情や行動にサインが

表れているケースがあります。多くの人が一日の大半を過ごす職場では、同僚や上司による気付

きがとても大切です。厚生労働省は職場におけるメンタルヘルスケアとして、「セルフケア」

「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」

という4つのケアを推奨しています。

まずは、従業員全員がストレスチェックを受けることによってストレス状況に気付き、セルフケ

アに取り組むことから始めましょう。ストレスを感じている本人がそのことに気付くことが、

メンタルヘルス不調予防の第一歩です。

「ラインによるケア」の対策として、近年は、大手企業などで管理職全員あるいはリーダー候補

に「メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅱ種【ラインケアコース】」取得を義務づけるケース

も出てきています。一般企業では、通常業務で心理学やメンタルヘルスの基本を学べる機会は

あまりないため、正しい理解を浸透させるために資格取得を奨励したり、研修を実施したりする

ことは有効な方法だと言えるでしょう。

また、社内にカウンセリング窓口を設けたり、職場環境の改善活動を行ったりすることで労働者

のストレスを緩和するように努めることが企業には求められています。 労働者と事業者の双方が

努力することで、メンタルヘルスの改善が望めます。

 

□ メンタルヘルス対策の具体例は?

 

< 一次予防の具体例 >

 

 ● 解決すべき課題を特定する(ストレスチェック・従業員サーベイ・健康診断等)

 

   ※ 従業員サーベイは従業員が自分が勤務する会社に対して満足しているかを測る

     調査です。具体的には会社内の人間関係や環境などについての質問項目を用意

                して、従業員がどのように満足しているか、あるいは不満を抱いているかを確認

                します。

 

            ※ 従業員サーベイを実施する目的は組織の改善です。それ以外にも従業員が会社に

                 満足している点を伸ばし、不満を抱いている点を改善することで、採用活動にも

                 活かせます。

 

 ● メンタルヘルス対策の目標設定・実施計画を練る

 ● 従業員のセルフケアを強化する

 ● 従業員のヘルスリテラシーを高める

 

        ※ヘルスリテラシーとは「健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用

     する能力」のことです。自分の身体について考え、沢山の健康情報の中から適切な

               情報を見極めて使いこなすこと。 この力を向上させることが、病気の予防や健康

               寿命の延伸につながります。

 

 ● 心理的安全性を高める

 ● 運動習慣を定着させる

 ● 食習慣の改善を後押しする

 ● 休養を見直す

 

□ メンタルヘルス対策の4つのケアとは?

 

○ 4つのメンタルヘルスケアの推進

 

メンタルヘルスケアは、「セルフケア」、「ラインによるケア」、「事業場内産業保健スタッフ

等によるケ ア」及び「事業場外資源によるケア」の「4 つのケア」が継続的かつ計画的に行われ

ることが重要です。

 

□ メンタルヘルスの3つの予防とは?

 

○ 職場におけるメンタルヘルスケア対策「3つの予防」

 

   1. 一次予防:メンタルヘルス不調の未然防止—

   2. 二次予防:メンタルヘルス不調の早期発見と適切な対処—

   3. 三次予防:メンタルヘルス不調者の職場復帰と支援—

 

□ メンタルヘルスケアの3つのケアとは?

 

メンタルヘルスに有効な取り組みとは?メリットと4つのケア …の画像

メンタルヘルスケアの基本的な「3つの段階」

   1. 一次予防【未然に防ぐ】

   2. 二次予防【早期発見】

   3. 三次予防【職場復帰支援】

 


 

毎日、いろいろな出来事(天災や事故、事件等々)が起こっております。

 

能登地震の被災者に対する「心のケア」や「メンタルヘルス」の重要性。

事故や傷害事件、殺人事件等々の加害者の「メンタルヘルス欠如」も一つの要因のように

感じます。

今一度、「心の豊さとは」を考えてみたいと思います。

 

□ 豊かな心とはどういう意味ですか?

 

豊かな心とは、他人を思いやる心、生命や人権を尊重する心、自然や美しいもの に感動する心、

正義感や公正さを重んじる心などです。ここで注目したいのは、他人を思いやる心が 一番はじめ

にきていることです。2019/06/27

 

□ 心を豊かにするにはどうしたらいいですか?

 

○ 自分も周囲も幸せを実感! どんどん「豊かになる」5つの良習慣

 

    1. ニュートラルな自分を保つ

    2. 自分にとって心地よいことを知り実践する

    3. その瞬間、目の前にあるひとつのことに集中して取り組む

    4. 瞑想やヨガなどで感覚を研ぎ澄ませていく時間を作る

    5. 朝と夜に自分のことを思い返す時間をとる

 

□ 精神的な豊かさとはどういうことでしょうか?

 

精神的な豊かさの定義は、人によって尺度や程度が違います。あえて要素を分解すると、

十分な衣食住に加え、心身の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、十分な教育、

充実した余暇、といった観点が挙げられます。2019/08/02

 

□ 本当の豊かさとは?

 

たくさんの人々と関わる機会に恵まれて、物にも恵まれて、そして何よりも心が 豊かで

あること――。


 

この頃、お酒を飲む機会が多く、体調が心配です。

これからは、適度な飲酒を心がけたいと思います。

 

 

2024年1月27日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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