「小さいことにくよくよするな! 」⑮
32. 人生はテスト。ただのテストにすぎない
私のお気に入りのポスターにこう書いてある。
「人生はテストだ。ただのテストにすぎない。これが本物の人生だとしたら、どこに
行くべきか、なにをすべきか指示してくれてもいいのではないか」
このユーモラスな言葉を思い出すたびに、私は自分の人生をきまじめにとらえすぎない
ようにつとめている。
人生とさまざまな挑戦を、テストまたはテストの連続とみなせば、直面する問題の
一つひとつが自分を成長させ、パンチにたいして柔軟に身をかわすコツをつかむ
チャンスだと思えるようになる。問題や責任や越えられそうもないハードルの山にぶち
あたっても、それをテストと思えば乗り越えられるチャンスはつねにある。
逆に、一つひとつの問題を生き残るためには是か非でも勝たねばならぬ戦いだとみなすと、
人生の旅はかなり険しいものになるだろう。すべてをきちんとやりとげたときしか幸せを
感じないからだ。そうなることはめったにない。
人生はテストだという考え方を目先の問題に応用してみよう。
たとえば、難しい年ごろの子供か要求のきつい上司がいるとする。これを「問題」視
するかわりにテストだと考えてみる。やっきになって解決しようとせず、そこから
なにか学べるかどうか考えよう。
「なぜこれが私の人生に起きたのだろう? これは私の人生にとってどんな意味があるのか?
これを乗り越えるためにはなにをどうすればいい? これをなんらかのテストとみなせない
ものか?」と自分に問いかけてみる。
この戦略をためしてみれば自分の反応の変化に驚くはずだ。
(中略)
これをテストとみなすことで、私は自分の最大の欲求不満をなだめることができるように
なった。いまでも時間が足りなくてじたばたすることはあるが、以前にくらべてずっと
減った。
あるがままの現実を受け入れるほうが私にとってはるかに簡単だ。
33. ほめるのもけなすのも同じこと
人にけなされることをどう受けとめるか—-これは人生で避けて通れないレッスンの
1つだ。
ほめるのもけなすのも同じこと。そう思えば「万人を喜ばせることはできない」と言う
古い格言があらためて納得できる。選挙戦で候補者が55%の票を獲得して「圧勝」した
としても、投票者の45%はべつの候補者に勝たせたかったわけだ。かなり謙虚な気持ち
にさせられるのではないか?
(中略)
この世の全員に認められるのは不可能だという事実を受け入れる時期が早ければ早い
ほど、生きやすくなる。否定されることもあるという事実と戦わずにそれを受け入れ
れば、人生の旅に役立つ視点を身につけることができる。否定されたときは落ち込まず
に「またか。そんなこともあるさ」と思うようにする。そうすれば人に認められたとき
は快い驚きを覚えて、それに感謝するようにする。
(中略)
いいこと/悪いこと、認められること/拒絶されること—。私たちの人生はその繰り返しだ。
私自身は拒絶されるよりは認められるほうが好きだとはっきり言っておく。そのほうが
気分がいいし楽だから。しかし自分が満足すればするほど、人の評価に頼らなくてすむ
ようになるのは事実だ。
インターネットより、抜粋。
『万人を喜ばせることはできない』
西洋の格言
幸せのヒント 「いろんな人がいる」
いろんな好みの人がいる、人はそれぞれいろんな望みをもっている、
いろんな考えの人がいる、いろんな性格の人がいる、
いろんな状況の人がいる、人はそれぞれいろんな問題を抱えている、
いろんな生き方をしている人がいる、・・・
世の中にはいろんな人がいます。
いろんな好みの人がいる、人はそれぞれいろんな望みをもっている、いろんな考えの
人がいる、いろんな性格の人がいる、いろんな状況の人がいる、人はそれぞれいろん
な問題を抱えている、いろんな生き方をしている人がいる・・・。
「すべての人を喜ばせたい」「すべての人に好かれたい」「すべての人の役に立ちたい」
などと思っても、それはできないのでしょう。
できないことを望むと、思うようにならなくて、自分が苦しむことになるのではないで
しょうか。
「あちらを立てればこちらが立たず(両方立てれば身が立たぬ)」ということもある
でしょう。
八方美人は疎まれたり嫌われたりすることもあるのです。
また、誰でも与えられた時間とエネルギーには限りがあります。
人を喜ばせることをするのにも限りがあるということです。
もう一人、いちばん大切な自分を喜ばせる・幸せにすることも大事です。
「万人を喜ばせることはできない」のです。
自分が喜ばせたい相手(自分も含めて)を選んで、今の自分にできる範囲でその相手を
喜ばす方法を考え・実践する(人を幸せにする)ことが大事なのではないでしょうか。
この続きは、次回に。
2025年5月29日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美