お問い合せ

「小さいことにくよくよするな! 」㉜

68. 身近な人こそ教えてくれる

 

いろいろな人たちを観察して私がいちばん悲しく思うことは、もっとも身近な人々—-

両親、夫や妻、子供たち、友人—からなにかを学ぼうとしない人たちが多いことだ。

恥ずかしさ、不安、頑固さ、またはプライドから心を閉ざしてしまう。「この相手から

学べることはすべて学んだ、もうなにも学ぶことはない(その必要はない)」と言ってい

るかのようだ。

もっとも身近な人たちは私たちのことをもっともよく知っているだけに、これは悲しい

ことだ。彼らはこっちが自虐的な行動をとっているのを見抜き、ごく単純な解決策を

出してくれたりする。こっちのプライドが強すぎたり頑固すぎたりすると、人生を向上

させる単純ですばらしい方法を気づくチャンスを失ってしまう。

 

(中略)

 

自分を向上させる簡単な近道なのだが、だれもこれを活用していない。ほんの少しの

勇気と謙虚さがあれば、あとは自分のエゴに目をつぶるだけでいいのだ。

提案を無視したり、それを批判ととったり、家族のだけかをないがしろにする癖がある

人には、とくにおすすめしたい。あなたが誠実にアドバイスを求めたら、彼らがどんな

に驚くか想像してみてほしい。

その場合は、相手が答えられるようなことを聞こう。たとえば、私は父によく仕事の

ことでする。たまには説教されることがあるが、それはそれでいい。父からアドバイス

されることで、もっと厄介な学び方をしないですむのだから。

 

 

69. 幸せはいまいる場所にある

 

悲しいことに、私たちの多くは幸せになるのを延期しようとする—無限に。「いつか

きっと幸せになるはずだ」と自分に言いきかせて。

 

(中略)

 

一方で人生はどんどん進んでいく。幸せになるのはいまこのときをおいてない、と

いうのが真実だ。いまじゃないとしたら、いつ? あなたの人生はつねにチャレンジに

満ちている。そう自覚して、とにかく幸せになろうと決めるのがいちばんだ。

 

私はアルフレッド・D・ソウザの言葉を引用するのが好きだ。彼はこう言った。

「私は長いこと、本物の人生はこれから始まると思って過ごしてきた。だが、いつも

なにかに邪魔されてきた—-先に片づけなければならないこと、やりかけの仕事、借金

の返済。それが終わったら人生が始まるだろう、と。やがてついに私は悟った、こう

いった邪魔ものこそ、私の人生だったのだ」

幸せになる道などないことを私は彼の言葉に教えられた。そう、幸せこそが道なのだ。

 


 

この続きは、次回に。

 

2025年7月18日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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