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「小さいことにくよくよするな! 」㉞

72. ヨガを習う

 

リラックスして穏やかに生きるための手段として、瞑想と同じようにヨガも非常に人気

がある。ヨガは頭をすっきりさせ意識を解放して、落ち着いた穏やかな心をもたらす

手段として、数世紀にわたって活用されている。

 

(中略)

 

ヨガは基本的には体を鍛えるものではあるが、その効果は心身両面におよぶ。体の面で

は筋肉や背筋を伸ばし、柔軟性を高める。心の面ではストレス減らしの立て役者だ。

心身のつながりのバランスをとり、落ち着いた穏やかな心境をもたらしてくれる。

 

ヨガは楽なものときついものを組み合わせた一連のストレッチ体操で始まる。

このストレッチは体を開いて背筋を伸ばすのが目的。首筋、背中、腰、足、背筋といっ

たよくこる部位を重点的にほぐす。ストレッチをしながら、意識をいましていることに

集中させる。

ヨガの効果は、じつに目覚ましいものがある。わずか数分で体がほぐれ、心が穏やかに

解放されるのだ。頭もすっきりする。その日ずっと集中できて楽になる。私は前は忙し

くてヨガをする時間なんかない、と信じていた。今はその反対—ヨガをしない時間な

ど考えられない、のである。これをせずにはいられないほど大切なのだ。

ヨガによって若さと活力がわいてくる。家族と友人と一緒にやる時間は、とても穏やか

で心が休まる。私は娘たちとテレビを見るかわりに、ヨガのビデオをかけて一緒に数分

ほどストレッチをする。

瞑想と同じく、地元のコミュニティ・センターやヘルスクラブでもヨガを教えているから、

のぞいてみることをおすすめする。

 

73. 小さな思いやり頭の回線に組み入れる

 

もっとやさしくて愛情深い人になるには行動が必要だ。

それでいて皮肉なことに、なにをどうすればいいかの明確な処方せんはない。

親切で寛大な行為は、自然に生まれるもの。人のためになにかをするというのが、頭の

回線に組み入れられて初めて自然にできることなのだ。

私が学んだ教師や哲学者たちは、まず「どうしたら人に尽くせるか?」と自問しなさい

と私に提案した。これは、人のためになにかする方法は無数にある、そう自分に思い

出させるために大いに役だっている。実際に自問してみると、答えは無数に浮かび

あがってくる。

人のために役だつことを人生の目標の1つにすれば、もっとも適切な方法を思いつく、

チャンスは無限にある。

 

(中略)

 

肝心なのは、それを1回だけでいいと思わないことだ。人のためになにかやって、

なぜみんなはいいことをしないんだろう、お返しをしてくれないんだろうと思わない

ことだ。人のためになにかをするのは一生続くこと、人生について考える手段、と

みなすことだ。

 

(中略)

 

もっと無心の人になるという自分の目標に近づくのは容易ではないことは分っている。

だが、小さな思いやりを日常に組み入れることで、私は自分が選んだ生き方がもっと

もっと好きになってきた。

「与えること自体が報酬だ」という昔のことわざがある。これは真実だ。

与えることは与えられること。事実、受けるものと与えるものの大きさは同じだ。

いろいろなやり方で自分を与えるにつれ、思いもかけなかった穏やかな感情が与えられる。

だれもが勝つ、とくにあなたが。


 

この続きは、次回に。

 

2025年7月25日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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