お問い合せ

「小さいことにくよくよするな! 」㊼

98. 平凡のなかに非凡を見いだす

 

(中略)

 

私たちは人生に見たいものを見る。醜いものを探せば、ふんだんに見つかる。人の欠点

や自分の仕事や社会全般の弱点を探したいなら、数えきれないほど見つかる。だが、その

逆もまた真実だ。平凡のなかに非凡を見いだそうとすれば、訓練しだいで見いだせる。

 

(中略)

 

この世界に存在するとてつもないシンクロニシティ(共時性)、変動している宇宙の完璧さ、

自然の非凡な美しさ、人の生命の信じがたい奇跡が見えるだろうか?

私からすれば、それはすべて意識の問題だ。感謝したいこと、うやうやしく感じること

は身の回りにあふれている。人生は貴重で非凡なものだ。その事実を意識にとめれば、

なんの変哲もないようなことが新しい意味をおびてくる。

 

99. 自分のための時間をつくる

 

財務計画の分野で世界的に認識されている基本理念がある—-自分を債権者とみなして

最初に自分の取り分を確保せよ、というものだ。

みんなへの支払いがすむまで待って蓄えようとすると、なにも残らないからだ。貯金を

引き延ばしている内に手遅れになってなにもできなくなってしまう。だが、いったい

どうしたことか! 先に自分の取り分を確保すれば、みんなに支払えるだけのものは入って

くる。

 

内面の充実計画にも、まったく同じ論理があてはまる。すべての仕事や責任をやりとげ

てから取りかかろうとすると、その時間はけっして取れない。それは保証されている。

自分のために時間を作るには、実際に人と会う約束をするように時間を決めるしかない

ことに私は気づいた。たとえば、早起きの習慣をつけて1時間ほど自分のために読書や

瞑想やヨガや体操をすることもいい。なにをしようと時間の使い方はあなたの自由だ。

大切なのは、その時間を予定に入れること、それを続けることである。

 

(中略)

 

いったん心を決めさえすれば、自分に必要な時間は必ず見つけられる。


 

この続きは、次回に。

 

2025年8月25日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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