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創業者精神‐①

独力で優良企業を築いた経営者列伝

創業家精神  日経ベンチャー編

※  1993年12月20日初版第1刷発行

私見 この書籍は、 10年前の本となります。

    時代の移り変わりもあると思いますが、参考になれば幸いです。

 

まえがき

一つの会社を興し、それを成長させるには大変な苦労が伴う。

そして多くの経営者が成功し、創業経営者の苦労の跡をたどり、

それから貴重な教訓を得ながら、自らの道を切り開いてきた。

 

目次

第一部   わたしの創業時代

永谷 嘉男 永谷園会長

創業以来、私は商品開発の先頭に立ってきたが、私のアイデアは

ほとんど机の上で生まれたものではない。あらゆるところで、

インプットしたものが仕事を離れた場所で、例えば飲み屋で、

アトリエで、旅行先でヒラメキとなって現れる。

 

高原 慶一朗 ユニ・チャーム社長

「事業を通じて世の中の役に立つこと」

「やる以上は、その業界のナンバーワンになること」

 

中村 雅哉 ナムコ会長・社長

夢があり、人に喜ばれる仕事をしたい。

商売には理詰めの計画性も必要だが、何よりも人と人との出会いが

重要だと、改めて思った。

 

佐々木 秀一 佐々木硝子会長

経営の決断には、普段の勉強の中で身に付けた「カンと自分の仕事に

対する情熱」しかない。それが、その場主義の頑張りではなく、自分なりの

「これからの時代をどう生きて行くか」という理想、ビジョンを持ったもので

あれば、おのずと道は開けるものだと考える。

 

堀場 雅夫 堀場製作所会長

大沢商会大沢善夫社長からの助言「規模はどんなに小さくてもいいから、

国際性のある企業になれ」

 

岡本一八 丸八真綿会長

訪販の場合、何よりも重要なことは顧客との信頼関係を築くことだという

ことを改めて思い知らされたのだ。

 

鈴木誠一 エステー化学会長

たとえメーカーであっても、作ることより売ることが大切。

しっかりしたマーケティングのできない企業は伸びないというのか、

私の創業時代からの一貫した信念になっている。

 

大社 義規 日本ハム会長・社長

私を信用してくれたので、買い付け資金には困らなかった。

手持ちの金がわずかだった当時、これほどありがたい話はなく、

人とのつながりや信用がいかに大事かを改めて思い知らされた。

 

巽 悟朗 光世証券社長

大学卒業の頃、

「一業を起こせない者がモノを言う時代は、過ぎた。

ひとつのものに打ち込んで、それを成し遂げ、初めて天下国家を論じる

資格ができるのでは。」と思うようになった。

「誰がなんと言おうと、自分は自分の道を切り開き、坂の上の雲を見つめ

ながら、歩き続ける」

 

この続きは、次回に。

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