創業家物語 第4章・第5章
第4章
「パートナー継承型」の創業家
盛田家-
ソニー□考える井深、行動する盛田
森永・松崎家-
森永製菓□「あなた-森永太一郎は製造に専念し、私-松崎半三郎は
営業に専念すること」
第5章
「途中登板型」の創業家
上原家-
大正製薬□「切するが如く磋が如く 琢するが如く、磨するが如し」切磋琢磨–
一生懸命勉強して、自分という玉を磨きなさい。上原正吉は、兄の言葉を胸に
刻み込んで夜学に通ったという。のちに、「販売の神様」といわれるように
なる正吉の取った作戦は、いまでいう流通革命である。
メーカーから小売店への直販制度、さらに小売店とメーカーが相互繁栄を
もたらす特殊株主制度といったものを考えだし、独自の販売ネットワークを
構築して売りまくった。
根津家—
東武鉄道□甲州財閥-東武鉄道の根津嘉一郎、阪急電鉄の小林一三、
地下鉄銀座線の早川徳次、富士急の堀内良平、相模鉄道の穴水清彦、
京王電鉄の小林甲子郎、京浜急行の佐藤晴男、神戸電鉄の中田大三は、
それぞれが鉄道に君臨した、甲州財閥の後継者たちである。
名経営者を育てた—富国生命の小林中(のちのアラビア石油社長)、日清製粉の
正田貞一郎(のちの日清製粉社長)、大日本麦酒の山本為三郎(のちのアサヒ
ビール社長)など、名経営者と謳われる人物を輩出した。
総括 いかがでしたか。
私は大変参考になりました。
強い信念と強い心、ひたむきな努力とやりぬく力、
皆さんも機会がありましたら、是非購読いただければ幸いです。
次回をお楽しみに。